時代小説のタグまとめ (15件)

時代小説のタグがついている新着記事と人気記事をまとめました。エキサイトブログには時代小説に関連するブログ(日記、記録、写真、レビュー、噂、まとめ)がたくさん投稿されています。

 歴史チップスの来月の味付け候補収集中。 「森友味」「学園味」「学校味」「教育味」「勅語味」「戦前味」「幼稚味」「塚本味」「小学味」「瑞穂味」「認可味」「大阪味」「昭恵味」「校長味」「百万味」「寄付味」「忖度味」「口利味」「陳情味」「札束味」「蒟蒻味」「煉瓦味」「羊羹味」「外郎味」「賄賂味」「鴻池味」「神風味」「逆風味」「圧力味」「権力味」「認可味」「財務味」「払下味」「値引味」「格安味」「...

by ― Metamorphose ―

古の人の情けに涙して 粋を知らぬは脳なしか   第五巻 羅刹丸 ② ある夜、夜盗の羅刹丸は村の長者の屋敷に盗みに入った。たいそう立派な屋敷である。 ここなら忍び込んでも広過ぎて、簡単には見つかりはしないと踏んだ。屋敷の主は留守のようで屋敷の中はしんと静まり返っていた。金目の品を物色しながら羅刹丸は屋敷の中をあっちこっち彷徨って、一番奥の部屋の戸を開けると……。 ――まだ若い女が眠っていた。 ...

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古の人の情けに涙して 粋を知らぬは脳なしか   第五巻 羅刹丸 ① 人を殺すことなんか、何とも思っちゃいない。大人も子どもも殺す。年寄りは、大っ嫌いだ殺す! 若い女は……いたぶってからゆっくり殺す。 ――俺の中には『憎悪』しかない。 男は羅刹丸(らせつまる)と呼ばれる東山の麓の鹿の谷(ししのたに)あたりを根城に悪さを働く一匹狼の夜盗だった。金のためなら、人殺しなんか何んとも思っちゃいない。村...

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古の人の情けに涙して 粋を知らぬは脳なしか   第四巻 五百年の楓 ④ 山梨県にある身延山地(みのぶさんち)で宿坊と呼ばれる、寺が経営する宿に逗留することになった。 宿坊とは基本的にお寺であり、ご修行やお参りのための宿なので、ホテルのようなサービスはないし、トイレも共同だった。料理はいわゆる精進料理で、地元で採れた新鮮な山菜や野菜の天ぷらや煮物など、ゆばやごま豆腐も味わい深い、何よりも米が美...

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古の人の情けに涙して 粋を知らぬは脳なしか   第四巻 五百年の楓 ③ ― 2013年 京都 ― 東京の理科系大学の研究室に勤務していた僕は、亡き祖父の住んでいた古い寺を処分するために京都へ帰ってきた。 僕の両親は現在海外転勤中で日本にはいない。元々、母の実家にあたる寺なのだが、京都でも辺鄙な場所にあって、観光の目玉になるような国宝や文化財クラスの仏像や庭園もない、檀家だけで細々とやってきた...

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古の人の情けに涙して 粋を知らぬは脳なしか   第四巻 五百年の楓 ② ――それが、ある日、こんな山奥にまで追手がやってきたのです。 わたくしが裏山で山菜を採っていると、小屋の方へ役人と思われる武士たちがやってきたのが見えたのです。 慌てて草むらに身を潜めて、小屋の様子を窺っておりました。 戸口に立っている喜助は、役人に何を訊かれても、首を横に振って知らないと答えているようでした。 利口な喜...

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古の人の情けに涙して 粋を知らぬは脳なしか   第四巻 五百年の楓 ① ああ、わたくしはどれほど長く待っていたことだろうか? 百年、二百年、三百年……いえいえ、そんなものじゃない。――もう五百年にもなるであろう。この楓の木にわたくしの魂が宿ったのは、世の中が戦国時代と呼ばれた室町幕府の頃であった。 わたくしは宮中で女房と呼ばれる女官でございました。 姫君に歌や書を教えるのが仕事でしたが、京の...

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古の人の情けに涙して 粋を知らぬは脳なしか    第三巻 隴を得て蜀を望む ③  果して、その夜――。 斎姫は敗戦国の姫として、敵の君主に蹂躙されるという恥辱を味わうが……命が助かっただけでも善しと思い、どうせ女の身ゆえ、男の言いなりに生きるしか術がないのだと諦めて……父の仇に、その身を任せた。 まだ若く穢れを知らない斎姫をことのほか劉操は気に入り、自分の後宮へ連れて帰った。 その折り、側仕...

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古の人の情けに涙して 粋を知らぬは脳なしか   第三巻 隴を得て蜀を望む ② 隣国の君主、呂晃(ろこう)は、才気溢れる若い男だった。 幽閉中の軍師劉操を助け、是非、我が配下に付けたいと思っていた。『良禽は木を択ぶ』という言葉がある。良禽(かしこい鳥)は木を択んで、賢臣は主を択んで仕えるという意味であるが、正しく、劉操にとって、君主呂晃との関係はそうであった。 初めて劉操が、呂晃に謁見した時、...

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古の人の情けに涙して 粋を知らぬは脳なしか   第三巻 隴を得て蜀を望む ① 劉操(りゅうそう)は貧しい村で生まれた。 兄弟たちはたくさんいたが貧しさゆえに皆、幼くして死んで逝った。こんな貧しい村で、一生を終えたくないと思っていた劉操は、十三歳の時に、長安の都を目指して旅に出ることにした。 劉操は大変利発な子どもで、青雲の志を抱いて故郷を捨てたのだ。 途中、いろんな仕事につきながら、ようやく...

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古の人の情けに涙して 粋を知らぬは脳なしか   第二巻 花橘 ② その時、牛の鳴き声が聴こえた。「乳母や、牛車(ぎっしゃ)が訪れたようじゃ」「姫君、そのようでございます」 先駆けの知らせもなく、この混乱の中で訪問者とは……花橘の君は戸惑った。乳母が外の様子を見ようと立ち上がって、御簾を出ようとした処で男の声がした。「なんとも酷い有様じゃ! 花橘! 花橘の君はいずこに居られる?」 あ! あのお...

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古の人の情けに涙して 粋を知らぬは脳なしか   第二巻 花橘 ①   いにしへを花橘にまかすれば軒のしのぶに風かよふなり                       ― 式子内親王 ― 夜半に吹き荒れた野分(のわき)のせいで、花橘(はなたちばな)の君の屋敷では庭の草木も倒れ、屋根や塀なども吹き飛ばされてしまった。昨夜は塗籠(ぬりごめ)中で、風の音が怖ろしく震えながら一睡もできなかった花橘であ...

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古の人の情けに涙して 粋を知らぬは脳なしか   第一巻 観音様と女房 ③ 爺様の長い話を、沼津の宿から来た男は聞いていた。 それは悲しい夫婦の話だったが、最後に幽霊になった嫁が死ぬのを止めるあたりは、爺様の作り話かもしれないと思いながらも聞き入ってしまった。在所に帰ったら、江戸でこんな話を聴いたと酒の肴くらいになると思ったからだ――。「三十年の歳月が流れた。長く飾り職人として働いていた、あっ...

by rodolfoの決戦=血栓な日々

いつも疲れると、時代小説を読みたくなります。どうも現代小説というものは肩が凝ります。いじめの話であるとか、親子関係のもめごとであるとか、苦しい生活のことであるとか。正直うんざりする小説がまことに多い。葉室先生の本は何冊か読みましたが、あまりに堅苦しくて、その後遠ざかっておりました。この小説もずいぶん前に刊行されたのですが、紹介された粗筋は大変良かったのですが、どなたもレビューされないのでため...

by 折々の記

久し振りに葉室作品を読む。「小説推理」に連載されたいた作品で、単行本としてつい最近、双葉社から刊行された時代小説、「あおなり道場始末」である。 豊後の国、坪内藩四万八千石(実在しない、架空の藩)の城下町にある剣術の青鳴道場が舞台である。神妙活殺流を編み出した先代。青鳴一兵の死から間もなく1周忌を迎える。道場を継いだのは長男、権平、まだ二十歳と若く、武術に優れた容貌には程遠く、いわゆる昼行燈の...

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