翻訳書のタグまとめ (21件)

翻訳書のタグがついている新着記事と人気記事をまとめました。エキサイトブログには翻訳書に関連するブログ(日記、記録、写真、レビュー、噂、まとめ)がたくさん投稿されています。
by Works of Akiko Tominaga

2015年3月、翻訳版の編集担当しました。『バレエの世界へようこそ:あこがれのバレエ・ガイド』著:リサ・マイルズ、監修:英国ロイヤル・バレエ、翻訳:斎藤静代/河出書房新社バレエの世界へようこそ:あこがれのバレエ・ガイドリサ・マイルズ/河出書房新社undefined

by 晴読雨読ときどき韓国語

『식물들의 사생활』(이승우、1999)/『Private life of plants』(lee Seung-U)語り手のキヒョンが車で移動しながら街の女を物色する場面から物語は始まる。母が兄のウヒョンを背負って娼婦のところに連れて行くのを見かねて、語り手が自分でやることにしたのだった。というのも語り手には、兄が足を失い、生きがいであった写真を失い、恋人のスンミまで失う、というすべての不幸...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『Per Isabel Un Mandala』(Antonio Tabucchi, 2014)物語は語り手が時間つぶしのためにカフェに立ち寄ったところから始まる。ビリヤードに興じていた老人が、居合わせたみんなから有り金を巻き上げたあと、語り手に話しかけてくる。ゲームをやるか? 妙ななまりがあるがどこの生まれだ? 名前は? こんな所で何をしている?と。語り手は答える。おおいぬ座のシリウスから来...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『ST. PETRI-SCHNEE』(Leo Perutz, 1933)物語の語り手の名はアムベルク。1932年1月25日にヴェストファーレンの小さな村モルヴェーデに村医として赴任した。語り手を出迎えた元ロシア侯爵で今は領地管理人のアルカジイ・プラクサティンは、語り手をまず林務官の家に案内する。そこには語り手を村医として採用したフォン・マルヒン男爵の娘エルジーが預けられていて、少し前から病に...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『MÉMOIRES D’UNE JEUNE FILLE DÉRANGÉE』(Bianca Lamblin,1993)訳=阪田由美子、出版社=草思社☆画像はサルトルとボーヴォワールゆかりのカフェ・ドウ・マゴ著者は1921年にポーランドでユダヤ人医師の長女として生まれている。翌年一家は反ユダヤ主義が高まるポーランドを離れてパリで暮らし始めたため、著者は自分をポーランド人ではなくフランス人だと思...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『Se una notte d’inverno un viaggiatore』(Italo Calvino, 1979)(画像はちくま文庫)第1章は――あなたはイタロ・カルヴィーノの新しい小説『冬の夜ひとりの旅人が』を読み始めようとしている――という文で始まる。ここでは「あなた」は単に読者への呼びかけのように見えるが、やがて「あなた」がこの章の、そして全編を通じての主人公であることがわかって...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『The Cat Who Went up the Creek』(Lilian Braun、2002)もと新聞記者で今は地方新聞のコラムニストであるクィラランが、持ち前の推理力で事件を解決するシリーズの24冊目。クィラランが飼っている雄のシャム猫のココは、あたかもクィラランの推理を助けるような行動を示すので「助手」ということになっている。一方、雌猫のヤムヤムはふつうに猫らしいふるまいをみせるだ...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『L’horizon』(Patrick Modiano, 2010)この著者の多くの作品と同様に、本作でもやはり主人公はパリのあちこちをさまよい歩く。主人公のボスマンスは、ふっと思い出の一つが脳裏に過ぎる度、一日のどんなときでもメモできるように、黒いモールスキンの手帳を上着の内ポケットに入れて持ち歩いている。手帳いっぱいに書き込んである記憶の断片をつなぎ合わせて、人生の岐路に立っていた年月の...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『Untimely Death』(Cyril Hare、1958)著者はこの作品を書いた1958年に57歳で他界したという。すなわち本作品は著者の遺作ということになる。舞台はイングランド・サマーセット州のエクスムーア。北にブリストル海峡を望む景勝地で、主人公ペディグルーの故郷という設定。このエクスムーアにペティグルーはまだ若い妻エリナーと休暇のためにやってくる。エリナーが言い出したこの旅行に...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『Kashtanka and Other Stories』(Anton Chekhov)「犬好きの犬好きによる犬好きのための物語」と謳った本書には、11人の作家による11匹の犬の物語が収録されている。もちろん、犬好きでなくても充分楽しめる短編集である。内容と作者を簡単に記しておく。「仲裁犬マック」――スコティッシュ・テリアのマックが、すれ違い始めた飼い主夫婦の仲をとりもとうとかけまわる。作者...

by 本を読みたいブログ

カフカ(1952年)「変身」(高橋義孝訳)新潮文庫 いまさらながら名作を読んでみる。 予想以上に、気持ち悪い。 脚の多い昆虫は気持ち悪いが、虫の詳細な描写がなくても気持ち悪い。どういう気持ち悪さかというと、身動きできない満員列車に乗っているときにふと、自分も周囲の人間も醜く感じる、その感じ。周囲の扱いが、そのものの価値を貶めてしまうことがある。虫として扱われる主人公が、卑しい虫に思えてくる。...

by 晴読雨読ときどき韓国語

☆この1年に読んだ本の中から特に気に入った本を選んで、「私の10冊」としてまとめてみました。また、「私の10冊」の選から漏れた本を「お勧めの10冊」として挙げてみました。☆画像は「The Book of Tea」です。私の10冊灰と土(アティーク・ラヒーミー、訳=関口涼子、インスクリプト)名もなき人たちのテーブル(マイケル・オンダーチェ、訳=田栗美奈子、作品社)タイガーズ・ワイフ(テア・オブ...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『Im Krebsgang』(Günter Grass, 2002)副題に「ヴィルヘルム・グストロフ号事件」とある。グストロフ号はナチスドイツの誇った豪華船。1937年5月に労働者のための休暇用客船として進水し、戦時には軍隊の輸送船、病院船、避難民の輸送船として使われた。そして1945年1月30日、東プロイセンの避難民や傷病兵を乗せてゴーテンハーフェン(現ポーランドのグディニア)港を出た後、...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『In Altre Parole』(Jhumpa Lahiri、2015)アメリカの作家として『停電の夜に』『その名にちなんで』などで知られる著者が、初めてイタリア語で書いた作品集。21編のエッセイと2編の短編小説で構成されている。冒頭のエッセイ『横断』で著者は、自身のイタリア語との関係を湖での泳ぎの練習にたとえて語っている。すなわち、20年の間、湖の岸辺に沿って泳ぐような感じでイタリア語を...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『Carl Tohrbergs Weihnachten』(Ferdinand von Schirach, 2012)本書には下記の三つの短編が収録されている。『パン屋の主人』――語り手は肥満体の男で、「昔はまともなパン屋だった」が、事件を起こして店も妻も失った。彼は今、音楽大学に通う日本女性に恋をしている。彼女のために一日がかりで「黒い森のサクランボケーキ」を作り、翌朝アパートの3階に住む彼...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『Dernier Amour』(Christian Gailly,2004)『ある夜、クラブで』の作家による、これまた音楽家の物語。ただし今度はクラシック音楽、それも前衛音楽の作曲家の話である。主人公はフランスの作曲家ポール・セドラ(もちろん架空の人物です。念のため)。1987年の夏、チューリッヒの夏のフェスティヴァルに集う大観衆を前に若い男女で構成されるアレクサンデル・カルテットの演奏が始...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『Un Soir au Club』(Christian Gailly,2001)物語は次のように始まる。ピアノはシモン・ナルディスにとって、画家アングルのヴァイオリンのような道楽ではなかった。アングルのヴァイオリンよりはるかに大事なものだった。彼にとってピアノは、アングルにとっての絵画だったのだ。その彼がピアノを弾くのをやめてしまった。アングルだって絵を描くのをやめたかもしれない。もしアング...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『Tales of Hoffmann』(Hoffmann, 1815)原書はロンドンのGeorge G. Harrap & Co.Ltdから「Books Beautiful」の一冊として1932年に発行されたもの。マリオ・ラボチェッタ(Mario Laboccetta)による幻想的なイラストレーションが展開する美本だという。本書もイラストレーションがメインで物語は添え物といった感じの「絵本」...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『Je suis le gardien du plare 』(Éric Faye, 1997)表題作は世間から切り離された場所で生きる灯台守を「愚かな世間と戦い、その世間が狡猾にも提示してくる順応主義という名の甘言や誘惑をややもすると受け入れてしまいがちな自分と戦う」人間として描き出している。著者はこの灯台守のような人々を「象牙の塔の間借り人」と名付け、表題作を含めて九つの短編で彼らの「たっ...

by 晴読雨読ときどき韓国語

『The Memory of Running』(Ron McLarty, 2004)「両親のフォード・ワゴンが、メイン州ビッドフォード郊外で、US95号線の中央分離帯のコンクリートに激突したのは、1990年8月のことだった」という文で物語は始まる。主人公のスミシー・アイドは43歳。ヴェトナムの戦場で危うく死にかけたがなんとか無事に帰還。今の仕事はゴダード・トーイズ社の製品検査係。アクション・...

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