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「ひこばえ」タグの記事(252)

  1. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十一章息子の息子252 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十一章息子の息子252

    252話作重松清画川上和生【羊の要約】【羊のひとこと】

  2. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十一章息子の息子251 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十一章息子の息子251

    251話作重松清画川上和生【羊の要約】 たぶん小学校へ上がる前だ。私は父と風呂に入っていた。がっしりとたくましい体の父が、タオルに空気を閉じ込めて湯に沈め、いいものを見せてやる、と言った。父は、わくわくする私の目の前で、「ぶんが出るぞ」と言いながら、タオルの泡をはじけさせ、おならのような音をさせたのだ。びっくりする私を見て、父は機嫌よく笑いながら、「ぶんが~出た出た~」と炭坑節を替え歌にし...

  3. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十一章息子の息子250 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十一章息子の息子250

    250話作重松清画川上和生【羊の要約】『たまなし農園』は、いまはマンションになっていることがわかったが、航太が行ってみようか、という。しかし夏子が行ってもしょうがない、と反対した。懐かしさ、とは目の前にある、ない、に関係がない感慨だと思うが、夏子や美菜の言いそうなことは予測がつく。「オトコって、思い出にひたる自分が大好きなんだよね」くらい言うだろう。車を発進させると、航太が、あの下ネタギャク...

  4. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十一章息子の息子 249 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十一章息子の息子 249

    249話作重松清画川上和生【羊の要約】航太は、私たち夫婦が忘れていた農園の名前、『たまなし農園』を、私の下ネタと共に覚えていたという。どこの農園に行くか迷っていた際に「股間が落ち着かなくて、スースーしちゃうような名前」だと私が言ったというのだ。それは、むずかしい年頃の子どもたちにふてくされられた、あの時の気分を確かにまぎらわした、と夏子も懐かしそうにいう。確かに私はそう言った。そう思うと頬が...

  5. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十一章息子の息子 248 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十一章息子の息子 248

    248話作重松清画川上和生【羊の要約】車は多摩が丘市に入り、このままでは法要の1時間も前に着いてしまうことになる。30分前に来てほしい、と言われて準備したのだが、さすがにこれは早い。夏子になじられ、航太からは「心配症」だと言われるが「せっかち」と言われなかったことにほっとする。「せっかち」は父に重なる言葉だ。昔、ここの観光農園で梨狩りした時の話になった。夏子が態度が悪かった中三当時の航太のこ...

  6. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十一章息子の息子 247 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十一章息子の息子 247

    247話作重松清画川上和生【羊の要約】 夕べ、事務室から後藤将也さんに電話をしたが、秘書の幼い対応ぶりにあきれて、細かい伝言はせずに、名前と役職と携帯番号を告げて、遅い時間でもいいから電話をくれ、と伝言した。すぐにかかってきた電話は社長室の室長からで、後藤さんの案件については社長室が対応する、という。そこをねばってとにかく一度電話をほしい、と伝言してから、一夜明けた、というわけだ。【羊のひ...

  7. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 246 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 246

    246話作重松清画川上和生【羊の要約】 梅雨の晴れ間の行楽日和なのに、私と夏子と航太は、航太の運転で照雲寺の法要に向かっていた。私は昨日の煙探知機の騒ぎに至るまでの顛末を二人に話した。夏子は午後、美菜のところへ行こうと言ってきたが、私は約束できない。遺骨の行き先をめぐって長い話し合いになるかもしれないし、後藤さんの息子から電話がかかってくるかもしれないのだ。【羊のひとこと】まずは遺骨の行き先...

  8. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 245 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 245

    245話作重松清画川上和生【羊の要約】警報機を鳴らした後藤さんはさすがにしょげていたが、ほんとに鳴るかどうか気になって感知器の真下で手を伸ばして吸ってみたら鳴らない。そこでお座卓の上に立ってさらに近づけたら、鳴ってしまったという。鳴ったことにうれしそうに声を弾ませ、私と目が合うと神妙になる。情なくて脱力して話を聞いていた私は、やはり息子さんに電話をかけるしかない、と覚悟を決めた。【羊のひとこ...

  9. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 244 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 244

    244話作重松清画川上和生【羊の要約】私と本多くんの相談に加わった柘植さんが言う。後藤さんのような、はっきりした規則違反のないタイプが一番面倒。みんなが迷惑しているのに、被害が見えない。文字通り迷って惑うものだ、と。そして、。70歳の後藤さんのプライドを考えると、息子への電話には賛成できない、とも言った。そのとき、警報機が鳴り響いた。煙が感知されたのだ。【羊のひとこと】まあ、柘植さんに言われ...

  10. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 243 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 243

    243話作重松清画川上和生【羊の要約】 後藤さんの第一連絡先は息子の将也さんだが、社長室の秘書、第二連絡先が総務課、第三には記入もない。これは大手町案件の特別扱いだ。本多くんがほんとに電話するのか?と不安そうに聞いてきた。実は私な昔、こういう大手町案件の事例で痛い目にあったことがある。クレームのあった女性に生活態度を諭したところ、いじめだと身元保証人に訴えられ、親会社を巻き込んでの大騒ぎに...

  11. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 242 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 242

    242話作重松清画川上和生【羊の要約】ベンチに座っていると、心配した本多くんが様子をきいてきた。悪い人じゃないと思う、という本多くんの言葉に、力んで相槌を打つ。後藤さんを根っからの困り者だとは思いたくないのだ。奥さんのことは個人情報なのでわからないが、本多くんは後藤さんが奥さんの話を少しもしない、と言ってきた。【羊のひとこと】「悪い人じゃない」というのはあらゆる人に対して使える言葉。逆に言う...

  12. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 241 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 241

    241話作重松清画川上和生【羊の要約】 ご機嫌で自室に戻る後藤さんの後ろ姿を見ていた、私は酔いが回って来た気がして、事務室に戻る前に、スポーツドリンクを飲んで間を取った。その背中が、記憶もない父の背中に重なったためだ。奥さんの位牌まで取り上げられてしまった後藤さんと、別れた妻子に会えずじまいで逝った父は、どこかがどうしようもなく似ている気がするのだ。【羊のひとこと】後藤さんと石井さんが似て...

  13. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 240 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 240

    240話作重松清画川上和生【羊の要約】 まだ飲みたそうな後藤さんだったが、私は勘定をすませた。後藤さんがチューハイを飲むたびに喫煙コーナーに向かっていたことが気になったので、私は頑張って火事の怖さを説いたのだが、仏壇の線香やロウソクについてはチェックしているのか、と逆に聞かれた。そこらへんのチェックは後藤さんだって嫌でしょう、というと、位牌は息子が持っているので、女房に手を合わせることができ...

  14. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 239 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 239

    239話作重松清画川上和生【羊の要約】チューハイ3本が空になると後藤さんはさらに2本を注文した。「よーく冷えたのを持ってきてよ、頼むよ…施設長さんにぬるいチューハイを飲ませたら大変だよ、お兄さん、冷蔵庫の奥から出してよ、わかってるね」余計な一言を聞きながら、さっき私が気を使って話した、住民同士の距離感のコツについての話、どこまで届いたのだろうか、と気がもめる。と、後藤さんは、喫煙のために、外...

  15. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 238 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 238

    238話作重松清画川上和生【羊の要約】私が注文したピザは一切れも食べず、チューハイをもう一本追加した後藤さんはゴミ屋敷の話を続ける。片付き好きな奥さんが5年前に63歳で亡くなり、ポカンとしている間にゴミが溜まってしまった。家の中に溜めるのはよくない、と庭に出していたら、どんどん溜まったそれが、近所の問題になったのだという。家の敷地であり、迷惑をかけてないのに、テレビが出てくる理由がわからない...

  16. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 237 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 237

    237話作重松清画川上和生【羊の要約】 後藤さんは、私に他言することを口止めしながら告白を始めた。「私ね、ウチをゴミ屋敷にしそうになった」テレビのニュースで、近所のネットワークで未然に防いだゴミ屋敷、と紹介されたのだという。それで息子に怒られて、『ハーベスト多摩』に来るなることになった…【羊のひとこと】まあ、いろいろと現在の問題、というかトレンドというか散りばめてくれますねえ。ゴミ屋敷ねえ…...

  17. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 236 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 236

    236話作重松清画川上和生【羊の要約】酒が「あり」だとわかった後藤さんが、選んだのはストロング系のチューハイのあるイタリアンのファミレスだった。私も腹をくくってつきあうことにした。グビグビとチューハイを飲み始めた後藤さんに、私は「息子さんのことが、ほんとうにご自慢なんですね」と話しだした。すると後藤さんは、そうだ、と認めたあと、意外なことに顔を曇らせ、自分は息子の足手まとい、さっさと死んでく...

  18. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 235 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 235

    235話作重松清画川上和生【羊の要約】私に気づいた後藤さんは、レジ袋を後ろにかくした。後ろめたさを感じているのなら、まだ引き返せるだろうと思いながら、話ができますか、と聞く。警戒する様子を見て、リクエストを伺いたいので、お茶でもどうですか?と誘う。途端にほっとする後藤さん。そのビクビクが気の毒になって、ファミレスでも軽くお酒ぐらいは飲めますよ、と私は言ってしまった。後藤さんの顔が輝いた。【羊...

  19. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 234 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 234

    234話作重松清画川上和生【羊の要約】後藤さんの外出は散歩がてらチューハイを買っているのではないか、と過去のデータから本多くんは推察した。館内で話したら、施設長として後藤さんと話さなくてはならない。だが、外でなら、友情とまではいかなくても、プライベートな付き合いとして話ができるだろう。私はエントランスの車寄せで後藤さんを待った。本多くんの推察どおりの時間に後藤さんは、ストロング系のチューハイ...

  20. 新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 233 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第十章迷って、惑って 233

    233話作重松清画川上和生【羊の要約】 『ハーヴェスト多摩』は、入退館にICタグの認証システムを取っている。居室の玄関ドアの開閉もすべて記録され、スタッフは常に入居者の所在を把握できる。これは、認知症で帰れなくなる場合の防止になるし、孤独死も防げる。本多くんが後藤さんは今は外出中だという。気の重い面談が先延ばしされて安堵した私だが、本多くんは、そろそろ鍵にGPS機能を付ける時期だと言う。こ...

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