ヴェネトのタグまとめ
「ヴェネト」タグの記事(95)
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谷間に秋が
9月に入ると谷間に吹く風が変わる。日が暮れるのも目に見えて早くなってきた。そろそろローマに帰る時が来た。今年の夏の締めくくりは、ソラーニャ村にあるDa Doro(ダ・ドーロ)で小さなコンサートが開かれるというので、音楽を聴きながら美味しいご飯を食べることにした。若い男の子が、ブルースや、カントリーを秋らしくメローにアレンジして歌ってくれる。美味しい自家製ジェノベーゼペストのスパゲッティはこの...
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トマトとキャベツ
キャベツとアンチョビのパスタ。トマトのサラダ。このメニューが出てきたら、そろそろ夏休みも終わり。キャベツとアンチョビのソースには、この時期、必ず残っているバターを加えると、美味しい。冷蔵庫のお掃除メニュー。
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アルボスのわくわくマスク
ソラーニャにあるArbos(アルボス)は、環境に配慮しながら使うのがワクワクする文房具を作っている。夏の家からほど近いので、1年に1度、日記帳やメモ帳を買いに行く。今回は、ご時世で、なんと紙製のマスクも登場していた。使い捨てマスクがフィルター用紙とともに、7枚1袋に入りで、販売されている。マスクは、説明書にしたがって折ってフィルター紙を挟んでゴム紐を通す仕組み。7枚のマスクはどれも柄が違うの...
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夏野菜のオーブン焼き
丸い茄子が1本、ズッキーニが3本、ジャガイモ小さいのが2つ、玉ねぎ1/4玉、プチトマトが10個くらい、赤ピーマンが1つ、残っていた。何を作っていいかわからない。でも、野菜が傷む前に料理したい。と考えていたら、以前、知り合いに教えてもらったスペルト麦の具の作り方を思い出した。準備は、かん、かんカンチクリン。手持ちの材料を全部、同じ大きさに切り、オレガノと塩、胡椒、オリーブオイルで和えて、180...
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省くのは少し冒険〜ポルチーニのリゾット
雨が多くなると、そろそろ秋が来る。家人にお使いを頼んだら、立派なトレンティーノ州産のポルチーニを2本買ってきた。きのこ類は、スロヴェニア産もよく出回っていて、そちらは手頃な値段なのだけれど、値段ははっても、より新鮮な方を選んだらしい。ポルチーニとくれば、我が家ではリゾットと決まっている。普段は、お米を煮るのには、野菜でとった出汁か、それがなければ市販の化学調味料の入っていないキャラメルの形を...
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美味しいコーヒー屋さんの見つけ方
清潔で、従業員がテキパキ働いていて、かつ朗らか。こういうバールのコーヒーはいつも美味しい。
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夕暮れのブレガンゼにて
パンのニョッキ(団子)。スモークされたシュペック・ハムのしたに大きなニョッキ。フォークとナイフで二つに切ると、溶けたチーズがタラーと流れ出る。ソースは、あんずもどき茸と溶かしたバター。とっても美味しかった。
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そのままで素敵
今年、ヴェネトの街を歩いていると、白髪を染めない女性が増えたような気がする。今朝、バッサーノ・デル・グラッパで見かけた女性も。ショートヘアと白いスカートにスニーカーが涼しげで軽やかで素敵だった。
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とほほ、バナナ抹茶マーブルケーキ
知り合いの食堂が先日の大雨で浸水してお店が大変なことになったので、お見舞いにバナナケーキを抹茶マーブル仕立てにして持って行った。と、昨日、店によると、ケーキには手をつけてないと言う。「あの、緑はなんだ?ほうれん草か?」と店の親方に尋ねられて、ずっこけた。谷には抹茶ブームは、まだ来てないらしい。
2020/08/11 01:40 - ローマの台所のまわり -
蜂の警鐘
夏の家にいる間に、車で20キロほどの村に住む養蜂家のファッチョさんから一年分の蜂蜜を調達する。ファッチョさんを知り合いから紹介してもらったのは4、5年前か。毎年、訪れるたびに蜂の習性や、害虫の話を訥々と話してくれる。例えば、蜂はとても綺麗好きで、自分たちの家となる箱を先ずは蜜蝋で覆うそう。また、箱にネズミなどの侵入者が入ると、針で刺して殺した後、死体の腐食を防ぐために蜜蝋をかけて密封する。す...
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牧場から
イタリアには、夏の間、牛や羊を山の上の方に連れて行って放牧するところが多い。放牧する場では、山小屋があって、夏の間、レストランやバールを開き、乳製品を直売しているところもある。牛がのんびりと草を食んだり、昼寝をしたりしている近くの小屋で売っているチーズやバターなんていかにも美味しそうじゃないか。先日、山登りをした後、通りかかった牧場でバターを買ってみた。ヴェネトの高原で生産されるバターは脂肪...
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在りし日の
ヴェネツィアのトラットリアにかけてあった写真。焼き栗屋さん。観光客向けのレストランが多い中、メニュー数が少なくて、ちゃんと作る料理屋さんのようで、注文したおつまみの盛り合わせが素朴で良かった。
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初めてのヴェネツィア
ヴェネツィアに行ってきた。ビエンナーレ開催の年や、友人を訪ねて行ったことはあったけれど、ヴェネツィアの島から溢れて海にこぼれ落ちそうな観光客の多さにうんざりして、正直に言ってヴェネツィア自体を見に行きたいと思ったことはなかった。ヴェネトの人に、「ヴェネツィアは美しいよねぇ」と言われても、そうかなぁと心の中で思っていた。テレビのニュースで、コロナ禍のヴェネツィアの観光産業への打撃ぶりが頻繁に目...
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動かない週末
今年のイタリアは、海よりも山が人気のようで、朝、国道を走っていると、山に向かう反対車線には、9時前で長蛇の車の列。こんな日は、遠出しないにかぎる。じっとしていても汗が流れだすほどの暑さなので、この地方でよく食べられるラグーや、バターの入ったソースより、南イタリア料理っぽい、ケイパーやオリーブを使ったものが食べたくなる。ということで、今日のお昼は、燦々と夏っぽいパスタを用意した。ソースは、ニン...
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谷間のトラットリア
海から遠い谷間の村では、魚といえば鱒(マス)。中でも小さい鱒のフライは夏になるとあちこちのレストランで供される。夏の家から近い、トラットリア、ダ・ドーロでもたまに鱒のフライをメニューにあがる。ダ・ドーロが他のレストランと違うのは、鱒の内臓がきれいに掃除され、揚げるのには近所でとれた重くない新しいオリーブオイルが使われているところ。だから、揚げ物でもちっともお腹にもたれない。リンゴ酢を少しかけ...
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暑い日のお昼ごはん
プチトマト、オイル漬けツナ、ケイパーとバジル。リコッタのプリン、蜂蜜レモンがけ
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ローマ食堂〜お米を詰めたトマトのオーブン焼き
ヴェネトでは野菜屋さんでハーブのオマケはもらえない。ローマの市場なら、香草をつけてください、と頼むと、パセリやバジルに加えて、小さな人参、セロリなんかをつけてくれるんだけれど。ところが、今年から通いだした近くの村の農家さんの直売所でパセリはありますか?と尋ねると、元ヒッピー風情のお兄さんが、気持ちよく畑でパセリを摘んでオマケしてくれる。今日もパセリをお願いすると、「これもどうぞ」とブーケのよ...
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帰ってきた山男
山男パオロと知り合ったのは3年前。はじめての岸壁登りをする山の入り口でたまたま声をかけてくれて、それから一緒に山に登るようになった。登山経験30年以上のベテランで、もともと銀行マンだったパオロは、とにかく堅実に歩を進めるタイプで、登山の経験がない私にも登りやすいコースを選びながら、実は、少しづつ難易度を上げていたりする。去年は、大きな病で闘病を余儀なくされたパオロが、今年は嬉しいことに山に復...
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ところ変われば〜ザワークラウト
ザワークラウトは、キャベツに塩をして乳酸発酵させた、言わば、ドイツの漬物。湯がいたフランクフルトやジャガイモと食べる。実はヴェネト州北部やトレンティーノ州でもよく瓶詰めされたものを目にすることが多々ある。ドイツに長らく住んだことのある家人が「食べたい!」とのことで、ヴェネトの夏の家の近所にある農家さんから自家製のものを買ってみた。ザワークラウトには定番の湯がきフランクフルトもイタリアは、ドイ...
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抹茶ブッセ
2020/07/16 07:10 - ローマの台所のまわり