丹波哲郎のタグまとめ
「丹波哲郎」タグの記事(6)
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砂の器・リメイク版
過去の名作ミステリを現代風にアレンジする。現代的ながら、その名作の中枢をうまく生かすと作品の魅力はより倍増する。初めて出会ったワトスンに対して、シャーロックホームズがいきなり名推理を披露した「アフガニスタン帰りですね」の名台詞。それを生かした、その現代版『シャーロック』などはその典型だろう。3月28日放送のフジテレビ開局記念特別番組『砂の器』を録画で見る。社会派の名をほしいままにした松本清張...
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渡辺祐介「桃色の超特急」大空眞弓(真弓)松原緑郎坂本武...
よく出来たラヴコメ快作。お気楽楽しい。渋谷にて。「玉石混淆!? 秘宝発掘!新東宝のまだまだディープな世界」特集。61年、新東宝。イッコ前の感想駄文「契約結婚」と、同じ年、同じ監督、同じヒロイン女優、快作なんだけど、演技もうまい新人男優たちが、その後伸びなかったのは、うまいしイケメンだけど、整いすぎて、いわゆるスタアオーラが足りなかった、というところか。また音大声楽科出身の大空が主題歌を歌う、...
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骨太日本映画
無事専門学校での1年目を終えることができ、春休みに入りましたので、夜の自由時間ができました。なので最近は映画を借りてきて観てます。映画好きと広言し、趣味欄にも「映画鑑賞」と書いたりしているくせにその実は、観る映画ジャンルに偏りがありまして難しそうな映画は避けがち、だから好きなモノだけ見ていればいいじゃないかとも思うのですが、42歳にもなると一度は名作映画というものも観ておいた方がいいんじゃな...
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切腹
私のお気に入り度 ★★★★☆ (82点)【あらすじ】寛永七年十月、彦根藩井伊家の上屋敷に、津雲半四郎(仲代達矢)と名乗る浪人が現れ、「切腹のためお庭拝借」と申し出た。生活に困窮した浪人が「切腹する」と言っては、庭や玄関を汚されたくない人々から金品を巻き上げることが流行っており、家老の斎藤勘解由(さいとうかげゆ、三國錬太郎)は、数ヶ月前にやってきた千々岩求女(ちぢいわもとめ、石浜朗)という若い...
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江崎実生「七人の野獣 血の宣言」丹波哲郎宍戸錠岡田真澄...
驚きの大爆笑快作。いやあ笑った笑った。頭からしっぽまでの爆笑作。今年のシネ初めにして、初笑い。67年、日活。阿佐ヶ谷にて「ピカレスク スクリーンで味わう〈悪〉の愉しみ」特集。無名な初めて聞いた作なれど、なんだかやたらにシリアスなタイトルにかかわらず、なんともおバカコメディ。本日池袋の初笑いコメディ特集では、たまたま鈴木則文「伊賀野カバ丸」石井輝男「直撃地獄拳 大逆転」が上映されているが、充分...
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本日の映画鑑賞(73)-日本沈没-
公開当時(昭和48年)に大きな話題となって大ヒット。高度経済成長を謳歌していたのが一転、オイルショックで社会に不透明感が漂い、オカルトブームやノストラダムスの大予言といった終末論が流行った時代。日本沈没という何とも衝撃的なタイトルが時代背景と相俟って大ヒットした要因なんだろうけれど当時は、パニックもの、SFものを見ているような感覚だった。でも、今回、あらためて鑑賞してみて、やはり東日本大震災...