俳句のタグまとめ
「俳句」タグの記事(328)
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菫
山歩き疲れを癒す花すみれ 藤木洋良
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春の味覚
このごろはスーパーでも、微妙に移り行く季節ごとに、たらの芽や菜の花やコシアブラなど、地元で採れた山菜がいろいろ並んでて、しばし見つめることがある。それらの、灰汁抜きをしてもなお仄かに残る苦味や香りは、なんとも言えずよいものだ。つくづく春は、花粉症さえなければ、いい季節だね。 眺めては口にはこんで土筆んぼ 子瞳 =================...
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春の夜や本の香りのふいに来て
‥帰路に差す灯り書店と告げる香よ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴ブログランキングに参加していますクリックして頂けるとありがたいです♡
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蕾
芳しき蜜柑の花の侘び住いもうすぐ好い香りが漂う明日が来る
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遠足
遠足の園児孫似で皆元気 藤木洋良
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青空の下
てふてふを吾はほうけの如く待つ時が止まったまるで絵の中の樹と花時折風が通りすぎる地べたにしゃがみクリーンな脳でレンズの向こうを見つめる
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「プレバト」フジモンの俳句
我が日本には、はるか千年以上も前に長編小説やエッセイを書いた女性がいたり(当時、世界中を見回しても、文盲国家ばっかりで、仮に字があったとしても女性はほぼ文盲だったというのに)、昔から俳句や和歌などの文芸が盛んであった。さすがにあのK国も「源氏物語は韓国起源」とは言わないニダ。誰もが気軽に5-7-5(-7-7)で短い詩をものする国家なんて、考えてみたらぞっとするほどすごいことなのに、我々にとっ...
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鶯
うぐいすやお国訛りが抜けないよ 藤木洋良
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雪柳
今日は曇っていて、薄ら寒く、まるで本当に雪が降ったみたいだ。先月、恒例のお江戸の花見に行った時、見事な桜の陰で、雪柳が控え目に咲いていた。私は、この雪柳が少しだけ高い石垣などの上に、狂ったように乱れ咲いているのを見るのが、蠱惑的でとても好きだ。その雪柳が当地では今が盛り、それを見ていると、季節を少し遡ったりもして。 小米花まちきれぬとや名残雪 子瞳 裾かく...
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春暁
借景の立ち木しろしろ夏隣我家の庭はもう夏色葉桜の梢が揺れるヒヨ鳥がいるらしい
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まんさく
まんさくや風が微笑む山の里 藤木洋良
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青い実
立止り見上ぐる先に杏の実夕暮れの散歩可愛い実をみつけた
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春の昼
うとうととてれびみているはるのひる 藤木洋良
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海辺の本棚『笑う子規』
正岡子規といえば格調高い言葉の神様のようで、近寄りがたく、その俳句にあまり親しんでまいりませんでした。けれど天野祐吉さんと南伸坊さんが絡んでのご紹介となれば、これは私のツボではないかしらと。『笑う子規』。多いに笑わせていただきました。これまで抱いていた、病苦に耐えて俳句を絞り出しておられる子規先生のイメージが随分と変わりました。辛いからこそ「笑い」が必要になる。それは知性の為せる技。人生を傍...
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八重桜(やえざくら):俳句
八重桜たわわに城は火の海に 久遠(やえざくらたわわにしろはひのうみに) ◇ 季語: 八重桜 【春】 ・植物◇ RNB南海放送ラジオの番組 「夏井いつきの一句一遊」 兼題:八重桜 4月13日(金曜日)に採って頂きました。 年に数回しか投句しないのに採って頂き、組長、ありがとうございます。 ラジオが聴けない私は、聞き書きの皆さまによる「落書俳句ノート」で楽しませて頂いてます。 ...
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桜散る
桜散る自死も一つの生き方か 藤木洋良
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詩客-詩歌梁山泊さんに寄稿
短歌・俳句・自由詩という三つの詩型を横断するサイト「詩客」さんに俳句連作10句を寄稿した。それが4月14日に公開された。同日公開に、西東三鬼賞の松井真吾さんや陰山恵さんの連作もある。俳句連作は貫く一つのテーマがあってもいいし、テーマがばらばらでも構わない。季節が違ってもいい。今回は貫く一つのテーマを設けた。私事だが、まだ公にしてはいない事案をテーマにした。ぜひ、読んでほしい。■右腕は誤植 1...
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さつき
木間くぐる三脚持つ手花曇り午後から雨の予報さっきの日射しを期待しつつ・・
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落花
我を捨て落花の中に我立てり 藤木洋良
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花の昼
初期化して風生き返る花の昼 藤木洋良