怪奇・幻想のタグまとめ

怪奇・幻想」のタグがついている新着記事と人気記事をまとめました。エキサイトブログには怪奇・幻想に関連するブログ(日記、記録、写真、レビュー、噂、まとめ)がたくさん投稿されています。

「怪奇・幻想」タグの記事(30)

  1. The Purcell Papers - TimeTurner

    The Purcell Papers

    アイルランドの作家ジョセフ・シェリダン・レ・ファニュによる奇譚集。パーセル神父が亡くなったあとに遺された、地元に伝わる奇妙な話を師の友人が発表するという体裁になっている。The Purcell Papers Vol. 1Memoir of Joseph Sheridan Le Fanuこれはイントロダクションのようなもので、アイルランドの詩人アルフレッド・パーシヴァル・グレイヴズが、文学者、...

  2. 新カンタベリー物語 - TimeTurner

    新カンタベリー物語

    アッパーテムズ地区内文芸倶楽部の書記であるトビアス・ウィープは、ある晩、会合の後で暗い通りを歩いていて薄汚い居酒屋《陣羽織》亭に足を踏み入れた。店には巨漢フォルスタッフ、牡猫ムルといった小説の登場人物(?)のほか、さまざまな時代、身分の亡霊がひしめき、驚くべき話を次々と披露する・・・。チョーサーの『カンタベリー物語』に登場する《陣羽織》亭が現代のロンドンに甦り、不気味な話、ぞっとする話、奇妙...

  3. The Haunted Library - TimeTurner

    The Haunted Library

    19世紀後半から20世紀初めにかけて発表された幽霊物語で、これまでアンソロジーには未収録だったものから図書館、博物館など蒐集を目的とした場所に関わるもの12編を収録。大英図書館(ブリティッシュ・ライブラリー)は、ミステリーのジャンルでも今の時代では忘れられかけているクラシックな作品・作家を選んで本を出していますね。こういうところ、懐が深いなあと思います。日本の国立国会図書館が、明治・大正の怪...

  4. 猫のまぼろし、猫のまどわし - TimeTurner

    猫のまぼろし、猫のまどわし

    猫にまつわる東西の怪奇幻想譚を読み比べる、猫づくしのアンソロジー。のあやかしを通じて東西の怪奇幻想譚を読み較べる、猫づくしの短編集。古くは日本の「鍋島猫騒動」から、レ・ファニュ、ブラックウッド、泉鏡花、岡本綺堂、萩原朔太郎、江戸川乱歩、つげ義春など、東西の妖猫語り21編を集めたアンソロジー。猫の話のアンソロジーはこれまでいくつか読んだけれど、これは出色。玄人、というか数寄者が編んだ本だ。前半...

  5. 幽霊の書 - TimeTurner

    幽霊の書

    ベルギーの幻想作家が語る恐怖と狂気の物語短編10編。『怪奇小説精華』に収録されていた「闇の路地」が面白かったので、ジャン・レイに興味をもち、読んでみました。でも、考えてみたら前に『ウイスキー奇譚集』を読んでたっけ。『ヴィクトリア朝怪異譚』の対極をなす怪奇譚集と言えるかな。最初の「私の幽霊(赤いスカーフの男)」』は作者自身が経験したこととして書かれているし、「通り」は実録記録という形でいろいろ...

  6. ヴィクトリア朝怪異譚 - TimeTurner

    ヴィクトリア朝怪異譚

    イタリアで客死した叔父の亡骸を捜す青年、予知能力と読心能力を持つ男の生涯、先々代の当主の亡霊に死を予告された男、養女への遺言状を隠したまま落命した老貴婦人の苦悩。ヴィクトリア朝の幽霊物語の中でも、これまで日本の読者にあまりなじみがなかった長めの中編4作品を集めた作品集。「クライトン・アビー」は『ヴィクトリア朝幽霊物語』に「クライトン館の秘密」として収録されていました。マーガレット・オリファン...

  7. 月の案山子 - TimeTurner

    月の案山子

    ブリキのロボットの代わりに藁で作った案山子が存在する世界。人々は受け取りの儀式で決められた職業につくことになっている。念願の「小説家」になれたガーヴェイは家への帰り道に通りかかった公園で案山子のアルーナが血まみれのナイフを手にしているのを目撃する・・・。タイトルからウェストールの『かかし』(怖くて未読)を想像し、かなり怖いんじゃないかとびびってたんですが、怖さよりは切なさ美しさが残る読み心地...

  8. 六花抄 - TimeTurner

    六花抄

    少年ニコウは、山奥の村で一番大きな久賀の屋敷で暮らしていた。不思議な力をもつ「千鶴江様」に仕え、彼女を守るためにガコウとふたり、久賀爺の世話になっている。村人たちは「千鶴江様」を恐れ敬ってはいたが、その一方で憎んでいるようにも見え、常に危険をはらんだ状態だったが、ある時とうとう破綻が訪れた・・・。時代は書かれていないのですが、「年貢」という言葉が使われているので江戸時代あたりを想定しているん...

  9. 怪奇小説精華 - TimeTurner

    怪奇小説精華

    古今の怪奇幻想文学の中から厳選に厳選を重ねて編まれた3巻本アンソロジーのひとつ。世界最古の怪談会小説として知られるルキアノスの作品に始まり、デフォー、メリメ、ゴーゴリ、モーパッサンなど文豪中の文豪たちによるベスト・オブ・ベストな怪奇小説を集めたアンソロジー。 怪奇小説を語るなら、とにかくまずこれを読め!といったラインナップです。先日の東雅夫さんの講演会で話に出て、さっそく読んでみました。まず...

  10. 静かな月夜の不確かなこと - TimeTurner

    静かな月夜の不確かなこと

    待望の《青い月夜シリーズ》三作目が出ていました。作者による作品紹介にはこんなふうに書かれていました。「前二作の補足(あるいは蛇足)的な内容となっておりますので、先にそちらをお読みいただければと思います。リーラという娘が出てきますが、これは第一作のクスティーモル家連続殺人事件で唯一生き残った(?)少女です。第二作の終盤で虫を入手するために遠い町へ出かけた薬剤師のマグザブ、探偵を手伝っていたティ...

  11. 十四番線上のハレルヤ - TimeTurner

    十四番線上のハレルヤ

    寂れた港町に越してきた女と奇妙な住人たちの交流を描く「ラヅカリカヅラの夢」、廃業した旅館の建物に越してきた母娘と長患いで臥していた老女の思いが交錯する「補陀落葵の間」、霊能者の両親を持ちながら自らは人の顏を憶える能力しか持たない女が外国の町を転々とする表題作、百合のような佇まいの花屋がストーカーと化す「鬼百合」、知的な面で発達障害のある女が父、兄と失くして、やがては母も90歳で死んでひとりに...

  12. ホフマンと乱歩 人形と光学器械のエロス - TimeTurner

    ホフマンと乱歩 人形と光学器械のエロス

    ホフマンの「砂男」と江戸川乱歩の「押絵と旅する男」は、どちらも話の中心に人形への恋と望遠鏡という小道具をとりいれたところに共通点がある。また、出来事が主人公の妄想なのか現実なのか判然とせず、読者を不安に陥れる点でもよく似ている。フロイトの精神分析も引きながら、ふたりの作家が試みた狂気とエロスの関係を探る・・・。 「理想の教室」というシリーズの1冊で、内容は3章に分けられ、それぞれが講義1回分...

  13. 翻訳という視点から見た怪奇幻想文学移入史@日本近代文学館 - TimeTurner

    翻訳という視点から見た怪奇幻想文学移入史@日本近代文学館

    台風が来るというので迷ったのですが、天気が荒れ始めるのは夕方からだという予報を信じ、早めに(正午頃)家を出て日本近代文学館へ。おかげで雨が降り出す前に会場に到着しました。講師の東雅夫さんは、お名前はしょっちゅう見かけてはいたものの、実際に拝見するのもお話をうかがうのも初めて。思っていたよりお若い方で、声が大きく滑舌が良いのが印象的でした。広めのホールなのでマイクが用意されてはいましたが、なし...

  14. Nine Ghosts - TimeTurner

    Nine Ghosts

    リチャード・ヘンリー・モールデン(1879~1951)は、イートン、ケンブリッジを出て最終的には Dean of Wellsにまで出世した聖職者で、怪奇小説の執筆は完全な趣味。宗教関係の著作はたくさん出していますが、怪奇小説としてはこの短編集1冊だけが長年の友人であるM・R・ジェイムズへのトリビュートという形で刊行されました。作風もジェイムズに追随しています。(きょう7月26日は幽霊の日です...

  15. 象形文字譚集 - TimeTurner

    象形文字譚集

    ゴシック小説の創始者と言われる『オトラント城』の作者が、ストロベリー・ヒル内の印刷工房で6部だけ発行した幻の奇想掌編集全6編に「鳥の巣」を加えたもの。5月の文学フリマで買いそこなって地団太踏んだ同人出版物ですが、親切にも譲ってくださる方がいて手に入りました。序文では、この本の内容は「世界の創造の少し前に書かれたものであり、それ以来まだ発見されていない無人島クランブクラギッリの山中で、口承によ...

  16. Tales of Men and Ghosts - TimeTurner

    Tales of Men and Ghosts

    『幽霊』のイーディス・ウォートンが描く人間と幽霊の物語10編。1909年刊行の短編集。O・ヘンリーの同時代人だったと思い出させるわかりやすい人情噺も少しありますが、大抵は心理の襞や人間観察は詳細に描きつつ結論は曖昧にぼかしたままというもどかしい読後感。ミステリ仕立ての「The Bolted Door」にはびっくりしました。紹介文ではヘンリー・ジェイムズと比較されていて、ああ、このわかりにくさ...

  17. おとらんと城綺譚/オトラント城綺譚 - TimeTurner

    おとらんと城綺譚/オトラント城綺譚

    前に千葉康樹訳では読んでいるのですが、『ゴシック幻想』に平井呈一が訳していて、しかも二種類の翻訳があると書いてあったので、読みたくなりました。どちらも絶版で、『おとらんと城綺譚』のほうは古書もみつかりませんが(あってもきっと高額)、幸いどちらも図書館にありました。『おとらんと城綺譚』いやあもう恐れ入りました。平安朝ゴシックとでも言いたいような、ひょっとして紫式部がこっそり書いてた?と思ってし...

  18. 飛ぶ孔雀 - TimeTurner

    飛ぶ孔雀

    シブレ山の石切り場で事故があって以来、火が燃えにくくなった世界。庭園の大茶会で火を運ぶ娘たちを孔雀が襲い、大蛇が蠢く地下世界を男は遍歴する・・・。寡作で有名な作家久々の長編連作小説。 うーむ。感想が書けない。理解できてないからなんだけど、どう理解できないかも説明できない。直観的に感じるのは、この世界は確固として山尾さんの中に存在していて、山尾さんはその中を塵のような生命体としてあちらこちらへ...

  19. ゴシック幻想 - TimeTurner

    ゴシック幻想

    現代のホラー、ミステリー、オカルト、恐怖、SFの原点と言われるゴシック・ロマンス。全ての幻想文学の源流である作品・作家を多彩な執筆者が論じる。「出口なき迷宮」(牧神社出版 1975年刊)の改題。ゴシック小説には興味があるのだけれど、いざ本格的なゴシック小説を読もうとすると、現代人には大仰で馬鹿馬鹿しくすら見えてしまう表現や展開に挫折してしまいます。『オトラント城』は短かったのでなんとか読み通...

  20. 明治・妖モダン - TimeTurner

    明治・妖モダン

    江戸が明治に改まって20年。モダン銀座に勤務する巡査の滝と原田は、勤務が終わるとなじみの牛鍋屋で親しい常連たちとあれこれ語り合うのが楽しみだった。だが、二人の身辺には謎の事件が頻発する・・・。巡査ふたりが主人公なので、一種の警察ミステリーかと思いきや、文明開化の世に棲む妖怪たちを描く異色怪談だった。《しゃばけ》シリーズに比べると、若だんながいない分だけ冷酷で容赦のないところがある。ふつうは主...

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