掌の小説のタグまとめ
「掌の小説」タグの記事(98)
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掌の小説「夏の靴」のヨミはこっち?
三島「酸模」についてのコメントを頂いて、そういえば、同テーマの「夏の靴」はどう読んだっけ?思い出せなくて( ◞‸◟ )メモを確認。「夏の靴」=「下の屈」「下の」=おくやま=北山とーんと北山、などと落語でゆうから「腹減った」の意味。で、「屈」は「屈す」の空耳ワザ。「空腹に屈す」(*・ᴗ・*)و!!あーあ、調子こいてました。m(_ _)m「夏の靴」=かのか=「か」の下=ヨダレ意味は一緒ですが「ヨ...
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「ダンス・ダンス・ダンス」どうして鍵がかかってないのか
第37章いきまーす。ユキちゃんと一緒に「片思い」を見る。五反田君演じる先生が浮気している部屋に、恋人がやってくる。〈どうして鍵がかかってないのか〉と主人公は思う。お答えします。それは、戦時中だからでーす。「掌の小説」は「さざん花」町内をパトロールする名目で回って、夫が出征した家に上がり込み「間男」してるでしょ!!妊娠までさせて、ゴラァ!!Google先生によりますと、戦時中は、空襲の時駆け込...
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「貧者の恋人」梶井基次郎はそんなブサイクか
「掌の小説」の「貧者の恋人」なんだけど。レモンが登場する。パック用です。今なら「ビタミンCは肌から吸収されない」から効果なしと言われるでしょう。「品川心中」の代償行為とカブると、前記事で書きました。「私と付き合った男はみんな出世するのよ」こうゆう女性の話。男が出世して、結局彼女は捨てられる。オチは「彼女は不美人」フラれた理由は「そこじゃない」としたいための「イイワケ」というか「自分への慰め」...
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「ダンス・ダンス・ダンス」満州からの郵便料金
第4章です。落語は「弥次郎」。「社会復帰」がキーワード。弥次郎さん、北海道の寒いところって、刑務所だろーっ。詐欺罪?「掌の小説」の方、刑務所ネタを探しました。「一人の幸福」ですね。満州で奴隷のような生活をしている弟からの手紙。マイナス20℃で水仕事とか、可哀想。疑い深い私は、いやいやどうせ「網走刑務所」からの手紙だろ。けど、キメ手が発見できなかった。「ダンス・ダンス・ダンス」で「郵便物」とい...
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「ダンス・ダンス・ダンス」飾り罫の意味は (ーー゛)??
第42章の「飾り罫」皆さん、どう読みました?「飾り罫」=飾り気=虚栄=魚影落語は「天狗さばき」だと思う。「天狗」=転五=二=符牒でブリ ★ ブリさばき夢を見て、儲かる商売を知ろうって話。枕で寿司が出てくる。「さばく」は売るって意味も。小説の方も、透明人間=隠れ蓑、キキの耳=聞き耳頭巾と、天狗関連が出てくる。長い電話のコードは、はえ縄のイメージ。「掌の小説」の方は「喧嘩」に一票。「風雨警戒」...
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「ダンス・ダンス・ダンス」なにくそ ٩(๑`^´๑)۶
第4章が、あーあ、難しかった。ずーっと解らなかった。たぶんコレかなあ。「領空侵犯」から、真っ先にイメージしたのが「品川心中」この噺、私のヨミでは、山本権兵衛さんの逸話が裏サゲ。「代償行為」というワードともぴったし。問題はこっから。テーマは「代償行為」なのか「略奪婚」か。はたまた「幽霊」か。「代償行為」だと「貧者の恋人」がぴったし。「幽霊」なら「手紙」かなあ。「略奪婚」は……不明。意味深なのが...
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「ダンス・ダンス・ダンス」本来無一物
最終第44章ユミヨシさんとラブラブになった主人公。今度は、失うことへの恐れで夜も寝られず。落語ファンなら「あれだー」「水屋の富」でしょ。m9( ^。^ )「掌の小説」は「眉から」に一票。きっちり解読はできていませんが。自分の「体の」美しい部分を意識した女性の話。捜し尽くされてしまったらどうなるのか心配に。で、自分は肉体的には魅力がないと思っていた頃の方が安らかだったなあ。と、しみじみ。「眉か...
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「ダンス・ダンス・ダンス」食べたーい、幾代餅
「ダンス・ダンス・ダンス」第43章。落語は「幾代餅」だと思う。それしかない。主人公がユミヨシさんに「会いたい、会いたい❤︎」寝たかと思えば目覚め……須磨の関守みたいなことに。そうなんです。「幾代」ときたら「淡路島」の歌。78番、源金昌さん。こうゆう解釈をしました。「幾代餅」=194文字=14文字=七七=下の句カルタで考えると「取り札」取り札=とりぶた=酉亥→中に戌=中にワン(餡)落語では、〈...
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掌の小説「愛犬安産」なぜ気づかないんだヽ(`Д´)ノ
「ダンス・ダンス・ダンス」第43章を読み解いていた。落語は「幾代餅」でバッチリ。それは置いておきまして、時間が午前なのか午後なのかややこしい感覚。これが「掌の小説」の「愛犬安産」とピッタンコ。これについてはあまりにも露骨なんで、全集で確認してから書こうと思っていた。でも「ダンス・ダンス・ダンス」で、やっぱり「仕掛け」かと納得。見づらいのですが、証拠として。「午後三時過ぎから」に注目。ここから...
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「ダンス・ダンス・ダンス」反抗期の終わり (*´―`*)
第41章。わかりやすかったー。ユキちゃんの口から「ありがとう」はい、反抗期終了( ^_^)/\(^_^ )子育ての常識。「ありがとう」「ごめんなさい」が言えたら、輝ける反抗期の終わり。「掌の小説」は「夏の靴」、落語は「唐茄子屋政談」どっちも「空腹」によって目覚める。最後の「喪失感」は俗にいう「子育てロス」かと。『ざんげの値打ちもない』 北原ミレイhttps://www.youtube.com...
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「ダンス・ダンス・ダンス」犬から熊の胆すぎる (๑°ㅁ...
第40章。五反田君がマセラティごと海へ。短い章です。楽勝楽勝ルンルンだった。読み終わったら、ウーン。何だこりゃ?水にドボンは、落語では結構ある。「もう半分」なんかめっちゃ怪しい。最大のヒントが冒頭。五反田君の自殺は「予想通り」だった。このあとの文章も「僕」が「筋書き」を書いたみたいな言い回し。「掌の小説」に思い当たるのがある。「家庭」です。これも冒頭に「但し書」がある。脚本みたいな感じ。「家...
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「ダンス・ダンス・ダンス」五反田君、食い逃げ( ;一_一)
第39章です。五反田君、ヤバい過去を告白。サイコパスですか。で、ピザをムシャムシャ、ビールぐびぐび、したあげくにトンズラ!「鰻の幇間」に似ている。この噺、解釈したっけ?チェックしたら、メモにないからまだだろう。物覚え悪すぎる。「うなぎのたいこ」と読むそうです。怪しいよね。鰻が幇間に化けてるみたいなニュアンスじゃん。それはさておき、この噺を聞いたとき、幇間を騙した男はどうゆう人物か。思いません...
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「ダンス・ダンス・ダンス」やだあ、センセーったら (....
飛んで第38章。ユキちゃんの華奢な感じから「掌の小説」は「白い花」「白い花」は誰が書きましたか、上手いなあ。華奢な、抱きしめたら折れそうな乙女。肺が悪い家系で、やっぱり入院するんだけど、無事に退院。担当医や一緒に入院していた小説家に愛される。……けどプラトニック。大事にしてくれるってことだけど、女の子は「キスされたい」「抱かれたい」だからグスグスしている男二人はフラれる。「ダンス・ダンス・ダ...
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「ダンス・ダンス・ダンス」アメさん可哀相 (T_T)つづき
つづきです。第36章「掌の小説」は「小切」というヨミ。前は、「小切」=小片=小便=臭いとんでもない解釈でした。m(_ _)mどこが「臭い」かってゆうと母子の会話。娘「お母さまのお捜しなっている」母「そのお襦袢を」な、なんてお上品な言葉づかいだ!!ところがこれより前の部分。娘が子供の頃の回想シーン。着物の小切を写真帳のようにファイルしたいと言った娘に、父親はこんな態度。「いやなことをする。平民...
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「ダンス・ダンス・ダンス」アメさん可哀相 (T_T)
第36章です。ディック・ノースさん亡き後、アメさんとユキちゃん、二人で生活してるんだけど、ユキちゃんが鬱っぽくなっている。主人公がユキちゃんを心配して、遊びに誘う。家に迎えに行く。と、アメさん、いつになくフェミニンな装い。読んだ皆さま、どうでした?アメさん、自分も一緒に行く気満々でしょ。でも誘われない。仲間はずれです。(;´Д`) うぅっ。。落語はすぐ解った。「宿屋の仇討」でしょ。みんなでワ...
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「ダンス・ダンス・ダンス」メイの死は口封じでしょ
第35章東急ハンズから出たら、メイの事件の取り調べ刑事「文学」とバッタリ。喫茶店に誘われ、10分ほど付き合う。しぶしぶ。メイは高級コールガールで、政治家や警察のトップが絡んでいて、情報ツーツー、捜査が行き詰っている。「文学」さん、私生活と絡めて、犯人を捕まえてやりたい!!と語る。これだけ。短い章。ふーん、コレって、下っ端のグチがテーマ?「らくだ」「岸柳島」「もう半分」……。と、またまた懲りず...
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「ダンス・ダンス・ダンス」式部姐さん、あの世で ( °...
第34章、すごく、宿命的に、難しい。最初、「母の眼」と「干物箱」と読んだ。かなり自信あった。片腕=へんふで=鉛筆「母の眼」は鉛筆がキーワード。それと母娘が登場。前記事に書きましたが、この章は太宰、「事故の顛末」→川端、もう一人、死んでから「ひどいこと」を言ったと後悔を口にした人→志賀の影がチラホラ一番悩んだのが、アメとユキについての、主人公の感覚。一対一なら平気なのに、二人を同時に相手にする...
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「掌の小説」の「日向」誰が守銭奴やねん ヽ(`Д´メ)ノ
「ダンス・ダンス・ダンス」を読み解くために「掌の小説」を解読していまーす。すごいなあ、ゴーストさんたちが一致団結。この恨み、はらさでおくべきか~♪(m ̄- ̄)ノ ~(((怨 いいぞ、もとやれやれーっ。「月下美人」です。ラストシーン。この家の娘がベランダでバイオリンを弾いている。〈海に背を向けて〉⇨西を向いているあれ、これって「日向」のことじゃん 。「掌の小説」って題を「質種小説」と読んでいた...
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「ダンス・ダンス・ダンス」バカに交わればバカになる
第33章。手書きの「組織図」がある章です。悩んだ。いまだに確定できない。ので、暫定で。前の記事、自分の薄情さを再認識。「ざくろ」は、好きな人を戦場に送り出す乙女。ここは「泣かせようよ」です。何で気づかないんだ !啓ちゃん、戦争終わって無事帰ってきても、この娘とは結婚しないよね。あーあ、やれやれ。「組織図」=朱(バカ)に交われば朱(バカ)になる図で、「ざくろ」に一票。落語の方は「親子酒」この章...
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「掌の小説」の「ざくろ」鏡はむき出し NGだった時代
コレ、ちょっと解らない。戦中の話で、出征する若者が挨拶に訪れる。この家の娘と好き合っている。ほのぼのとした恋。男子は啓吉くん。啓ちゃん。お母さんが啓ちゃんにザクロを出す。そうそう、お父さんは亡くなっていない。啓ちゃん、ザクロを食べかけて、落っことしちゃう。コロコロ 、縁側から庭へ。土がついちゃった。啓ちゃんはザクロを食べないで帰る。お母さん、おっこったザクロを洗って娘に差し出す。娘、ばっちい...