掌の小説のタグまとめ

掌の小説」のタグがついている新着記事と人気記事をまとめました。エキサイトブログには掌の小説に関連するブログ(日記、記録、写真、レビュー、噂、まとめ)がたくさん投稿されています。

「掌の小説」タグの記事(103)

  1. 「掌の小説」の「お信地蔵」あいまい宿とは。 - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「お信地蔵」あいまい宿とは。

    「掌の小説」の「お信地蔵」。これも谷崎作だと思う。「童謡」に、病気をして氷をどっさり使ったとあるから。山の温泉宿。裏庭に栗の木があり、その陰に「お信地蔵」がある。「お信」は二十四歳で未亡人となってからは、再婚せず、村の若者の「性の相手」をして一生を送った。青年が女房を貰うまで、全員を平等に受け入れたそうだ。栗の木の向こうに「あいまい宿」がある。そこへ行く時に、みんなが「お信地蔵」の頭をなでる...

  2. 「掌の小説」の「男と女と荷車」は間男 - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「男と女と荷車」は間男

    「掌の小説」の「男と女と荷車」。荷車をシーソーがわりにして遊ぶ子どもたち。全部で10人、その内の年長(十二三歳)の三人がメインの話。百合子、龍雄、春三。場所は百合子の家の前。思春期のはじめで「女は」「男は」と性を意識した会話もある。シーソーをSEE-SAWと表記。「見る」「見た」とも読めますが、ここは「真相」かなと思う。「真相」とは何か。実際にはいない登場人物に注目。百合子の家の前に停めてあ...

  3. 「掌の小説」の「髪」は座布団5枚! - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「髪」は座布団5枚!

    「掌の小説」の「髪」は、文庫本でたった20行の作品です。兵隊が山奥の村にやってきて、民家に分かれて泊まることになった。すると、村の娘たちは若い兵隊たちの手前、みーんな髪を結う。それで髪結いの女性は大忙し。ぐったり疲れた髪結いは、山向こうの恋人の家に行くのだが、そこは、例の兵隊たちの次の宿泊場所で、また、髪を結う娘たちが大勢いて、仕事を手伝うことに。夕方になってやっと、銀山で働く恋人の元へ。最...

  4. 「掌の小説」の「白い花」はトマト - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「白い花」はトマト

    「掌の小説」の「白い花」です。「童謡」に、16歳までが半玉で、17歳で一本。半玉の娘が、今夜「女になる」みたいな場面が出てきます。「白い花」は、病弱で華奢だけれども、見かけによらず、野性的な男性を求めている乙女の話です。見た目が「大事にしてあげたい」雰囲気ですから、寄って来る男が「やれやれ」な奴ばっか。「私を奪って!」という気持ちに応えないから、「何だこいつら」と厭になってしまいます。タイト...

  5. 「掌の小説」の「手紙」は幽霊 - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「手紙」は幽霊

    「掌の小説」の「手紙」。妻を亡くした男性が知り合いに出した手紙です。妻がまだ、そばにいるような内容。普通にストーリー読みしても「幽霊」だとわかる。「童謡」に「幽霊」というワードがあるので、谷崎作だと思う。ウケるのはタイトル。手紙=レター=でたーっ!このノリは、「異端者の悲しみ」の「原田を殺し」=ハーゲンクロイツ「騎士団長殺し」=判官殺し=ハーゲンクロイツと、一緒。こうゆうの、大好き!「騎士団...

  6. 「掌の小説」の「硝子」小説の作者は蓉子 - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「硝子」小説の作者は蓉子

    「掌の小説」の「硝子」。これも谷崎作だと思います。十五歳の蓉子は、許嫁と一緒に、兄妹として大邸宅に暮らしている。硝子工場で働く少年を哀れみ、彼の悲惨な姿を兄に話し、見舞金を出してもらう。十年後、蓉子はその義兄と夫婦になる。ある日、夫が、硝子工場の少年が作家なって、当時の事を小説にしていると、その雑誌を蓉子に見せる。小説によると、花瓶を作る工房へ転職した少年は、自分の考案の最も美しい花瓶をあの...

  7. 「掌の小説」の「鋸と出産」はカルモチン - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「鋸と出産」はカルモチン

    「掌の小説」の「鋸と出産」(大正13年)です。これはね、たぶん、カルモチンからの発想だと思う。カルモチンについてはGoogle先生に聞いてね。小咄や落語のネタは、オチを思いつくか、お題からコジツケで作る場合が多いと思う。「オジャンになる」→「火炎太鼓」みたいに。夢の話です。だから支離滅裂でOK。鋸と出産を出してくればいいだけ。最後のところの一文を引用します。私は寝床の中で頭にまだ残ってる爽か...

  8. 「掌の小説」の「愛犬安産」のウソ - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「愛犬安産」のウソ

    「掌の小説」の「愛犬安産」です。これも代作でしょう。そしてハメられています。知らぬは本人ばかりか。川端康成が、裸の王様に思えて来ました。犬の出産について詳しく描写しています。丹羽文雄の「鮎」を読みながら〜とか、具体的な友だちの名前も登場して、いかにも「事実」のように書かれている。「日向」タイプの小説です。書いたのは谷崎だと思うんだけど「文系の弱点」をついている。まず、自宅の場所は神奈川県の横...

  9. 「掌の小説」の「眠り癖」はラッコ! - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「眠り癖」はラッコ!

    「童謡」に「私、口を開けて眠る?」というシーンがあって、ははん、「眠り癖」も谷崎の代作かと思いました。これは、ちと、ややこしいので、よーく聞いて(読んで)ね。カップルがいて、若い頃の回想。寝るときに、離れないよう、腕枕をしたり、女性が髪の毛を相手の腕や首に巻き付けていたが、眠ると力が抜けて離れている。そんな過去があったけど、今では、意識せずとも、相手の身体に触れて寝るのが「癖」になっている。...

  10. 「掌の小説」の「化粧」笑いの正体 - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「化粧」笑いの正体

    「掌の小説」の「化粧」です。これも谷崎臭、ぷんぷん。主人公の家のトイレは、葬儀場のトイレと向かい合っているため、葬儀に訪れた女性たちが、トイレで毒々しい化粧(直し)をしているのを度々目撃する。それが奇怪な印象として残っていた。ある時、十七八の少女が、トイレで激しく泣いていた。ああ、この子だけはトイレに「泣くために」来たのだ。と、心が洗われた気分になっていると……、以下引用します。全く思いがけ...

  11. 「掌の小説」の「人間の足音」はコツコツ - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「人間の足音」はコツコツ

    これも「童謡」から察するに谷崎作かと思う。だって、とんでもないワザを使っています。片足を切断した主人公が、妻とともに喫茶店のテラスから、初夏の街を眺めている。片足を失った彼は、人間の両足にものすごく興味を持ち、爽やかな足音を聞きたいという。しかし、人間の足音というものは左右が揃っていない。その原因は魂にあるのだ。みたいなことを言う。評論家はしかつめらしい解説をするだろうなあ……と谷崎先生、テ...

  12.  「掌の小説」の「白粉とガソリン」の真相 - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「白粉とガソリン」の真相

    これも「童謡」に「白粉」というワードが出て来たので、谷崎の代作かなと読みました。やっぱり、状況証拠から読み取るスタイル。オチのない小咄、解決編のないミステリーです。戦前の浅草が舞台です。春吉という少年は、タクシイの運転助手。他にも演芸館のメッセンジャー・ボーイ、それから、よその小屋の内情などを探る探偵のようなことをしている。家出してたむろっている不良少女と仲良しになる。二人でドライブ中、ガソ...

  13. 「掌の小説」の「十七歳」イヤデスの意味 - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「十七歳」イヤデスの意味

    「掌の小説」の「十七歳」もトリック小説です。「童謡」に「十七になったら半玉から一本に」と暗示的に登場しています。状況証拠から真相を読み取らせるスタイルです。「散りぬるを」のように、解ったときの感動はありませんが。十七歳の少女が入院している。彼女は子どもの頃、「ここで遊んではいけません」という貼紙に鉛筆で「イヤデス」と書き込んだことがある。それで家族に「イヤデスさん」と呼ばれたりしている。お見...

  14. 「掌の小説」の「指環」のサゲ - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「指環」のサゲ

    「掌の小説」の「指環」です。混浴の温泉で、色気づきはじめた女の子が、オパールの指環を自慢する。それだけ。「色彩を持たない〜」第6章に指輪がでてくるので気になりました。「童謡」では「虹」がオパールのイメージか。ポイントは、オパールにお湯は厳禁ということ。少女は知らないのか、あるいはガラス玉か。うーん、悩みました。題名を解読します。指環=しかん=し間。「いろは歌」で「し」が間にあって前後とくれば...

  15. 「掌の小説」の「火に行く女」の解 - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「火に行く女」の解

    「掌の小説」の「火に行く彼女」も、ワケワカメ〜な作品。超悩みました。ストーリーは説明しにくい。本当にワケワカメですから。夢の世界。彼女が火事に向かって坂をスイスイ降りてゆく。「どうしてお前だけ坂を下りて行くのだ。火で死ぬためにか。」「死にたくはございません。でも、西の方にはあなたのお家がございます。ですから、私は東へ参ります。」最後までこんな感じで、チンプンカンプン。頼りは題名の解読です。火...

  16. 「掌の小説」の「神います」の解 - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「神います」の解

    「掌の小説」の「神います」です。誰の作かは置いておきまして。変な題名ですよね。ストーリーは、主人公の男は、山中の温泉で、鳥屋夫婦と一緒になる。世間話をしているうち、妻が、五六年前に山中でレイプした少女だと気づく。主人公はずっと、罪悪感を抱いていた。少女の方は気づかない。彼女が風呂から出るとき、身体が麻痺していることを知る。夫がすべての面倒を見、着物を着せて背負って帰って行く。ラスト、引用しま...

  17. 「掌の小説」の「雨傘」は見事! - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「雨傘」は見事!

    「童謡」に「雨傘」という言葉が登場します。さらに「髪」についてのこんなフレーズ。「海水浴の後みたいぢやないか。潮でべたべたする」「掌の小説」の「雨傘」に、海水帽を脱いだばかりのように乱れた髪が〜ということで「雨傘」も谷崎の代作だと思う。こんな話。互いに好きなんだけど、はにかみ屋の少年と少女が、写真屋でお別れの写真を撮る。春雨の中、少年の傘に二人で入って行くが、二人とも恥ずかしがりやですから、...

  18. 「掌の小説」の「母」はカラス - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「母」はカラス

    川端の「童謡」が、じつは谷崎の作っぽいと書きました。で、「掌の小説」のうち自分が書いたものをさりげなくバラしている。「時雨の駅」「万歳」などですが、「私垂れ乳なの」という会話にピンときました。「たらちね」とくれば「母」です。冒頭を引用します。今宵われ妻をめとりぬ抱けばをみなのやわらかきことよわが母もをみななりしよと「をみな」とは何だ?と、辞書を引きました。をみな(おみな)とは「女」と書き、意...

  19. 「掌の小説」の「女」の和尚はキツネ - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「女」の和尚はキツネ

    「掌の小説」の「女」。これ、ウケました。ストーリーは説明しにくい。かなりナンセンスだから。冒頭を引用します。城下町の禅坊主は瓢簞のような頭をしていた。山寺に一人の武士がやってくる。坊さんの言葉に翻弄され、摩訶不思議な目に会い、持参の名刀までへし折られる。題名の「女」をどう読むか。くの一=十=獣ヒントは冒頭の一文にある。城=四六(十)。瓢簞=ひさご=一三五=九。城下の瓢簞=十の下の九。数字がら...

  20.  「掌の小説」の「海」は三島脳には読めない - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「海」は三島脳には読めない

    川端「掌の小説」の「海」です。移住して行く朝鮮人の行列。若い娘が腹痛で歩けなくなる。みんながどんどん追い越して行く。「まだ後から誰か来るかい」と娘は聞く。「来るとも」人々が追い越して行く。「おい、どうした」「まだ後から誰か来るかい」「来るとも」で、とうとう最後の男が娘の問いに「来るもんかい」そして「俺と夫婦になれ」娘はしつこく「ほんとにもう一人も来ない?」「そうよ。だから俺の言うことを聞け」...

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