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「朝日新聞」タグの記事(109)

  1. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 69 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 69

    69話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 お墓は、長谷川家の、備後にあるお寺にするのか、と航太から問われた。隆さんの眠る、先祖代々のその墓には、やがて母が入ることになるだろう。スペースたっぷりに造られたその墓が、埋まることがあるのか、途切れてしまうのかは、誰にもわからない。 お父さんもその墓に? と航太から問われて、わたしは即答した。それはない。その隣に新しくつくることもない。 ...

  2. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 68 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 68

    68話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 カツサンドを平らげた航太は、ビタミンを摂るために、ゼリー飲料を口に流し込んだ。そういう合理的なやり方を、いかがかと思う私は、サラダを買うのだが、結局残してしまう。 正反対の親子だと思うのに、私たち父子を夏子は似ている、という。 航太は遺骨を引き取るのか、と聞いた。私が否定すると、家には父母の墓がないこと、自分がそれを守る立場にあることに遅...

  3. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 67 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 67

    67話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】母と隆さんは、私が中学に上がるタイミングで再婚した。私にとっては、今まで使っていたY.YのイニシャルがYHに変わったのが新生活の儀式のような感じだった。姉はもっと複雑な思いがあったかもしれない。ともかく私たちは長谷川姓になり、中二と小六の兄弟までできた。表札に並んだ二人の長男の名前。一雄の下に洋一郎という取り合わせが、妙だった。 【羊のひと...

  4. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 66 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 66

    66話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 義父の隆さんは前妻と死別し、子どもが二人いた。帰郷後、四年半、女手一つで家計を支えてきた母と長兄の仲立ちで見合い。家族ぐるみで交際し再婚に至った。母が隆さんのことをどう思っていたのかわからない。が、最後はおしどり夫婦でいいおじいちゃん、おばあちゃんになったから良かったのではないか、と私と姉は思っている。【羊のひとこと】 過去形で語られる、...

  5. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 65 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 65

    65話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】  アパートに行くのか?と航太に訊かれて、うんと小さく答えた。祖父となる石井のことがピンとこない、と航太は言う。私もそうだった。脳裏にせり上がってきたのは、面と向かっては「おとうさん」と呼び、頭の中では「隆さん」と呼んだ母の再婚相手のことだった。この人に、自分の子どもが生まれて「おじいちゃん」を使えるようになったときに、肩の荷が下りたように...

  6. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 64 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 64

    64話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 父の家財道具の処分に相続人の同意が必要だということで、連絡が来たのだ。すべて任せる、と姉は大家に言ったが、部屋を見てほしいというのは、別の理由からだった。父の暮らしを感じて供養してほしい、というのだ。 【羊のひとこと】「運命の赤い糸ってやつ?」という軽い言葉でしめくくられる今日の回。 またまたお姉ちゃんにまくしたてられ、翻弄されるような気...

  7. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 63 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 63

    63話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 父の親族一同はいっさいかかわらないと決めたが、姉と私のことを思い出し、さっき姉のところに連絡が来たのだという。姉は、面倒なことをこっちに押しつけた、と憤然としていたが、私は素直に感謝した。次いで姉の家に父の大家さんから連絡があり、部屋を見てほしい、と言われた、という。【羊のひとこと】 今朝、一読したのだが、今までの中で一番面白くない回だっ...

  8. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 62 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 62

    62話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 父は賃貸アパートで一人暮らしをしていて死んだ。緊急連絡先に記しておいた本家に大家から連絡が入り、従妹の誠司さんが生き残っている父の兄弟たちに相談すると、放っておけばいい、と口をそろえたという。葬式を出す気もないし、顔を見るために東京に向かうつもりも、遺体や遺骨の引き取りも、お断りだ、と。 結局無縁仏になるんじゃないの?と姉は突き放すように...

  9. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 61 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 61

    61話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 一週間前の4月21日、父は死んでいた。姉の話を聞いても私には実感がない。姉のサバサバした言葉にも、家族の死に対する動揺や困惑はない。 知り合いよりもさらに遠い間柄の人の訃報話のような感じだ。だが、私が同じ電車の隣りに乗ってた可能性もある、という姉の言葉に、なぜかくっきりと準急の車内が浮かび、私の胸はドキドキと高なってきた。【羊のひとこと】...

  10. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 60 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 60

    60話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 母が再婚した長谷川隆は5年前に亡くなるまで瀬戸内海の町を離れることはなかったはずだ。お義父さんは若い頃東京にいたのか? と聞く私に姉は、離婚して逃げた男の方だ、という。さっきその父の兄の息子から電話があって、とんでもないことを言われたのだ、という。【羊のひとこと】 昨日、コメントで、昨日の回の「いたのよ、住んでたの、そこに」という姉の言葉...

  11. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 59 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 59

    59話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 家に帰ると、さっそく姉から着信。「こっちは大変なんだから」と言った姉は、ある住所を読み上げた。それは私が住んでいる所と同じ私鉄の路線で、最寄駅から十五分ほどで行かれるところだ、というと姉はすごい偶然だ、という。 「笑っちゃうんだけどね、あんたの父親が、そこに住んでたの」【羊のひとこと】  今日は、この回を読む前に、うっかりコメント欄の一部...

  12. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 58 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 58

    58話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 姉とは関係が悪くはないがめったに連絡をとらない。だから、スマホに姉の名が表示されたとき、母に何かあったのか、と身がすくんだ。電話の姉の声は動揺していた。焦りや怒りも感じられるた。面倒くさい話をゆっくり話したいので、家に帰る時間を教えろ、と姉はいって電話をきった。 【羊のひとこと】  うへえ! 今日の感想は「早くその面倒くさい話を教えて!...

  13. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 57 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 57

    57話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 残された私と航太の食事は「てんでんこ」にしようと決め、初日にさっそくコンビニに出かけ、できあいの弁当やサラダ、レモンハイを買う。航太には価格の高い栄養ドリンクを一つ。 さり気なく渡そう。レジを出て散歩がてら町内をまわる。新築マンションのバルコニーに小さな鯉のぼりを見つけたとき、姉からの電話が入った。【羊のひとこと】 さあ、お姉ちゃんからの...

  14. 新聞小説を読む  ひこばえ 第三章 「父、帰る」 55 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む  ひこばえ 第三章 「父、帰る」 55

    55話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 出産予定日の一週間前から美菜のマンションに夏子が泊まり込むことになった。便利屋扱いしちゃって、と文句を言いながらも上機嫌な夏子。思えば、子育てを終えてから、スポーツクラブに通ったり、各種検定に挑戦したりしたものの、不完全燃焼な日々。仕事をやめないで自活できていたら、離婚できた、と夏子は嘆いている。「おばあちゃん」という大事な役割に張り切る...

  15. 新聞小説を読む「ひこばえ」第二章 旧友の時計 54 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第二章 旧友の時計 54

    54話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 佐山は、そろそろ帰る、と立ち上がった。『すこやか館』を歩きながら言う。いい所だ、老人ホームは年を取ってからの楽しみにする、芳雄のいない人生にも慣れなきゃ。そして佐山と仁美さんの時計をストップウォッチにたとえた。何時間測っても、リセットボタンで一瞬にしてゼロに戻る時計。 どこかにあるリセットボタンを押すのが怖い… 【羊のひとこと】 なるほど...

  16. 新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 56 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第三章 父、帰る 56

    56話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 美菜と千隼くんが夏子を迎えにきた。緊張感の感じられないアロハシャツにサングラス姿の千隼くんに、自分は実家を訪ねる時、こんな恰好をしただろうか、と思うが気持ちを隠して「サザンみたいだな」と言ってまず通じない。情けない。さらに「しっかり、頑張れよ」と美菜に声をかけると、頑張るのは自分じゃなくて赤ちゃんだ、といなされる。美菜や航太の出産前のこと...

  17. 新聞小説を読む「ひこばえ」第二章 旧友の時計 53 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第二章 旧友の時計 53

    53話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 佐山が、アメリカのサンシティ=老人だけが暮らす街について聞いてきた。そこには原則55歳以上が港区くらいの土地に7200世帯、14000人ほどが住んでいる。病院や買い物、娯楽施設がそろいセキュリティも完備しているが、車がないと生活できない。平均購入価格は日本円で2800万円ほど。佐山はうらやましがるが、私は疑問だった。若者がそっくり消えてし...

  18. 新聞小説を読む「ひこばえ」第二章 旧友の時計 52 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第二章 旧友の時計 52

    52話      作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 私と佐山の沈んだ空気を変えるように、中庭に堂々とこいのぼりがあがった。話題を変えた佐山だが、また話を戻す。失独家族--中国の一人っ子を亡くした家庭が、社会問題になっているというのだが、自分がそれだという。老後を看てくれたり、墓を守る子がいないので最後は施設だと思っていたが、それが早まっただけだ、という。それは仁美さんが若い人の居ないとこ...

  19. 新聞小説を読む「ひこばえ」第二章 旧友の時計 51 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第二章 旧友の時計 51

    51話     作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 佐山夫妻は、芳雄くんの友だちのことを許しているし、幸せにもなってほしい。だが、亡くなった悔しさや怒りがどうしても忘れられないのだという。仁美さんは芳雄くんが生きていたらなっていただろう年の、若い人たちを見ることが嫌いになり、佐山は芳雄くんの思い出のある、子どもをみるのが嫌なのだという。【羊のひとこと】  わあ。そういうことだったのかあ。 ...

  20. 新聞小説を読む「ひこばえ」第二章 旧友の時計 50 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」第二章 旧友の時計 50

    50      作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 仁美さんは、その日から日を追うごとに気持ちが塞いでいった。自分たち夫婦は7年かけて、少しずつ立ち直っていたと思ったが違った、と佐山は言う。教室で意識を失い心室細動を起こした芳雄くんだが、今、7年分大人になったクラスメートたちの、誰か一人でもAEDのことを思い出していたら助かった。見殺しにされた…【羊のひとこと】 昨日も書いた通り、誰が悪い...

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