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「朝日新聞」タグの記事(113)

  1. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔16 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔16

    第16話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】お目当ての太陽の塔は、混んでいたので最後に取っておいて、各パビリオンを回った。夕方になると姉も母もくたびれきって帰ろう、と言い出した。意地になって行こう、と言い張りながら人混みの中を歩いていたら、頭がぼっとした私の前に父の姿が見えた。その人影を追って見失い、人違いだと思いこもうとしたあげくに、あろうことか、姉と母ともはぐれてしまった。【羊のひと...

  2. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔17 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔17

    第17話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】【羊のひとこと】 

  3. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔15 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔15

    第15話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 父がいなくても、母は、お金と時間をやり繰りして、私たちを万博に連れていってくれた。 夜行列車で出かけて夜行列車で帰る行程だったが、四人掛けのボックスシートに空き席には、行きも帰りも、赤の他人のおじさんが座ることになり、行きの列車で母と並んだおじさんは、太っていて、母の座るスペースが狭くなった。吸っていたタバコはハイライトだった。 帰りに私と並...

  4. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔14 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔14

    第14話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 父がいなくなってから坦々と日常が流れたと思ったのは私だけ。今では三人の孫に恵まれ、気の良い夫を持った姉だが、あの頃はいろいろと悲観し心配し布団の中で泣く夜も多かった。母は一家の大黒柱になったものの、仕事はどれも大変なものばかりで、とても勤まらず、二学期が始まる頃に合わせて、生まれ故郷に帰ることに決めたのだった。【羊のひとこと】  一気に激変し...

  5. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔13 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔13

    第13 話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 父は連休が明けて、ほどなく家を出たらしい。いつものように玄関で靴を履きながら「行ってきます」と言う父に「行ってらっしゃーい」と応えたのが最後だった。 何日かのち、母の長兄の賢司伯父さんが上京してきた。これからのことを相談するのと、離婚を私に伝えるためだ。 顔も声も怖い伯父さんから「学校は面白いか」と訊かれて、思わず「ごめんなさい」と応えたわ...

  6. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔12 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔12

    第12話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 父が家を出たのは、こいのぼりを飾った五月二日から、一学期が終わる七月二十日までのどこか。気がつくと、父はいなくて、私はいないことを受け容れていた。 日常はほとんど変わらず、寂しいとも哀しいとも感じなかったが、ときどき、父がいないことに気づいて、しんみりする時もある。 居間のテレビの前で、肘枕で煙草を吸いながらナイターを観ていた父がいなくなると...

  7. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔11 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔11

    第11話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 父は煙草をサンダルで揉み消した後、十円玉を何枚かポケットから出して、姉の分も一緒にお菓子買って来い、と私に握らせた。 先に帰る、といって父は、手首をツイストさせる独特な「バイバイ」をして、駄菓子屋に急ぐ僕の前からいなくなった。 これは僕の父の思い出の最後の場面だった。【羊のひとこと】  要するに洋一郎の父は、家から出て行くことになっていたこの...

  8. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔10 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔10

    第10話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 1970年5月2日午後、父と散歩しながら、万博の話をした。私が太陽の塔の中に入りたいというと、景色が見えないからつまらないだろ、とそっけなく父は答えた。それから煙草屋により、店のおばさんと話をした。万博のことで話がはずみ、おばさんは大阪まで行かれる私をうらやまがり、「お父さんに『ありがとう』って言わないとね」と言うので、私はおどけて「ありがと...

  9. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔9 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔9

    第9話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 その年、両親は離婚の話し合いを進めていたので、こいのぼりを飾るのも遅れ、五月二日になってから飾ったのかもしれない。 離婚の話は、両家を巻き込んで随分もめたらしい。原因はお金にルーズな父が、友達ばかりか身内にまで詐欺同然の借金をしていたことで、母が見切りをつけたらしい。 姉は、離婚の前から母を守る、と決め、いつも母に寄り添って愚痴や弱音を聞いてい...

  10. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔8 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔8

    第8話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】  父が1970年のこいのぼりを飾ったのは何月何日か。私はインターネットで調べてみる。 昼間から父がいたのはおそらく日曜日だが、四月の土日は一日も晴れていない。五月になってから、直前にでも飾ったのだろうか。 姉は言うに違いない。…人間の記憶は、何年分かの記憶が交じって、すり替わってるのだ、と。一番性格がきつかった高校時代の姉なら、もっと冷ややかに...

  11. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔7 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔7

    第7話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 私の中の父の記憶は数も少ないし、事実かどうかもわからない。 姉は昔、私が父の記憶を消したとうらやましがっていた。姉は機嫌がいい時は、父の名前にさん付けで、自分は「信也さんの嫌な思い出をたくさん」持って損したと言っていたものだ。 嫌な思いをするのは、記憶に残らないようなできるだけ小さい頃がいい、と言うのだが、親になった今になると、それも分かる気が...

  12. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔6 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔6

    6話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 太陽の塔は給水塔よりも遥かに大きい。父は「太陽の塔のほうが高いに決まってるだろう」と一笑に付した。 ただし、どんな口調だったのか、どんな声だったのか、実際に笑ったのか本当は記憶のかなただ。 還暦間近になった今、父とは対照的に確かな存在としてしっかりとここにいる姉なっらあきれて言うに決まっている。 「記憶を勝手に作り上げるの、いいかげんにやめれば?...

  13. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔5 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔5

    第5話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 団地の給水塔はチェスのルークの駒をシンプルにしたようななんの飾り気もない灰色の塔だが、子どもの私には人間臭く感じられた。 万博の太陽の塔もそうで、楽しい雰囲気に水を差すかのようなその表情や、塔なのにおどろおどろしさが足りない、と友人や姉の評判は散々だったが、私は好きだった。【羊のひとこと】  前回も感じたのですが、普通の人がまあまあ普通に感じる...

  14. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔4 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔4

    第4話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 1970年3月に開幕した大阪万博の目玉は、アポロの実物と「月の石」の展示だ。こういうパビリオンも魅力だったが、私のような小学二年生にとっては、エキスポランドが一番のお楽しみ。その中のジェットコースターの『ダイダラザウルス』などは二時間待ちの人気だ。 我が家も夏休みに家族で出かけることに決まった。 東京から夜行の急行で大阪まで生き、万博を見たあと...

  15. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔3 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔3

    第3話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 我が家は四階建て団地の三階。 そのベランダに鯉のぼりを立てる作業をする父を手伝って、私は重石の一斗缶に入れる水を運んだ。 作業が終わると父は外の風にあたりながら煙草を吸った。シャツのポケットに入っていたハイライトの青い色が印象深い。 父の肩ごしに、子どもたちから団地タワーと呼ばれていた、給水塔をながめて私は言った。「団地タワーって太陽の塔よりも...

  16. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔 2 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔 2

    第2話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】  父がなにを思ってこいのぼりを買ったのか聞く機会はなかった。母にも訊いたことはないが姉だけは苛立った口調でいろんなでまかせを言う。 誰かのお古を貰ってきて母から金をせびったとまで嘘を言う姉を、しかしおとなたちは叱らない。 父がベランダに鯉のぼりを取り付ける場面の思い出はたくさん浮かぶ。姉は私が勝手に思い出にしているだけだというが、中で、これだけ...

  17. 新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「ひこばえ」序章 こいのぼりと太陽の塔

     第1話  作 重松清 画 川上和生【羊の要約】 私の名前は洋一郎。 洋ちゃんと呼ばれていた。初節句で父親に買ってもらったベランダ用のこいのぼりについて、私が小六の頃、四つ違いの姉の宏子が、どうせパチンコかなんかでお金があって買った、ああいう性格は、男に受け継がれるから、気をつけろという…。姉は微妙に 「お父さん」という主語を避けている…【羊のひとこと】  こいのぼりを買ってくれた洋一郎の父...

  18. 新聞小説を読む「国宝」第二十章「国宝」  25 最終話 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「国宝」第二十章「国宝」  25 最終話

     さて、待っていたような、ついに来てしまったような、「国宝」の最終話。 振り返って思い出してみると、あの(ヤクザか?!)なお話の幕開けの第1話からはやはり長い月日が流れました。 これまで500話、500日余り、共に「国宝」を、牛が草をはむように、ゆっくりとゆっくりと読み合ってきた、読者のみなさまにはまずは、お疲れさまでした!! とやはり言いたいです。 お疲れ~~~~!! でも読み切ったよね~...

  19. 新聞小説を読む「国宝」第二十章「国宝」  24 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「国宝」第二十章「国宝」  24

    499【羊の要約】 静寂の中を「きれいやなあ…」と微笑み歩き出した喜久雄は、そのまま客席におりる。 迷いのない堂々とした歩みに、綾乃は涙をふいて、ひとり立ち上がって拍手をする。やがて大向うがかかりはじめ、観客は総立ちで喜久雄に拍手をする。 春江は、これがあんたのおじいちゃんと競い合った人だ、と美緒の腹をさする。 喜久雄の迫力に、スタッフが押し開けたそ扉を出て、そのまま喜久雄は幸せそうな顔で...

  20. 新聞小説を読む「国宝」第二十章「国宝」  23 - 羊と猫と私

    新聞小説を読む「国宝」第二十章「国宝」  23

    498【羊の要約】  奏する胡弓に、この世の無常を体現してみせる三代目花井半二郎に、拍手が沸き起こる。 阿古屋の喜びと、拍手を浴びる喜久雄自身の喜びが重なった時に、大向こうがかかる。 そのとき喜久雄の顔に浮かんだ微笑みに、綾乃は何かを感じてハッとする。喜久雄は他の誰にも見えてないものを見ている…。 芝居が最終盤にさしかかったときには、喜久雄の動きは素人目にも不自然になっている。 そして、まさ...

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