梶井基次郎のタグまとめ
「梶井基次郎」タグの記事(15)
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櫻の木の下には何が埋まっているって?
春のような陽気が続いている。いつもの散歩道を河原町通りの丸善書店に向ってあるく。京都御苑の松林の中には、気の早い桜がひっそりと咲いている。薩摩寒桜というようだ。こんな場所に桜の木があったとは気がつかなかった。まだ若々しい木なので、近年植栽されたのだろう。寺町通りは随分と様変わりしてしまった。歩くたびにどこか違っている。骨董店やCAFEが増えてきたような気がする。いきつけの喫茶店は昨年店じまい...
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「伊豆の踊子」→「踊り子」でしょ\(^_^ )
川端の代表作「伊豆の踊子」なんだけど、「小説の盗人」と読むことは解った。👻 さんのワナがアチコチに。👻 は誰か。梶井基次郎が最有力。だって校正してるし。著者校正でしょ。で、題名に署名が入っている気がしたのです。前から気になってたのは「踊子」→「踊り子」じゃね?どーですか、全国の国語の先生。漢文に送り仮名をつけたのが日本語だから、ややこしい。「絵...
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「伊豆の踊子」のゴーストは梶井基次郎?
ミステリー好きな皆さんへ。・梶井基次郎は「伊豆の踊子」の校正をした。・梶井基次郎は「源氏」その他古典文学に精通。・梶井基次郎は、理科系のセンスを持っている。・「伊豆の踊子」のラストで、船と島の方角、時刻が変。・校正時、方角と時刻が変なことに気づかないワケがない。★ このことは何を意味しているのだろう。
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梶井基次郎「桜の樹の下には」脇の下ってどこ ?
最後の一編「桜の樹の下には」よく聞く話「死体が埋まっている」というネタ。読んでみてください。ピンときたのは「桜」だけで「桜の木」を表す。だから「桜の樹」の「樹」はいらない。ヒントが「腋の下」ってワード。クロスワードを作っていると、こうゆうのに時々出会う。体温計を挟むのは「腋」でいいよね。何で「下」が付くようになったんだろう。「桜」はあまりにも「花」がメインだからかなあ。「杉の樹」「松の木」も...
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梶井基次郎「冬の日」クサいダサい…素晴らしい\(゜o゜;)/
「冬の日」も「城のある町にて」同様、読みたくねー系。我慢して読了しました。苦痛の荒野の地平線の彼方から水母の触手のように伸びてきて、私の琴線に触れるともなく触れたのは……あの、懐かしき母の膝枕のようでもあった「三島調」の調べであったのであったのだった。φ(`д´)そうゆうことです。1928年の作品。三島の「中の人たち」は、コレをマネた ?モトっちは、一人で「着ぐるみ」と「スーツアクター」をや...
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梶井基次郎「Kの昇天」感動した (;´Д`) うぅっ
三番目の「Kの昇天」今読んだ。これ、すごーい。ド薄情でヒネクレ者の私が、うるうる~。構成がニクい。モトっち、こんなスゴい小説家だったんだ。全然文学少女じゃなかったから、無知でした。(_")溺死したKの親しい人から、主人公「私」に手紙がくる。手紙の主は、Kの死は事故だったのか自殺だったのか思い悩んでいる。「私」は療養所でKと知り合っただけの仲で、溺死のことも手紙で知った。小説のメイン...
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梶井基次郎「城のある町にて」ペッペッ、不味 (;´д`)
せっかくなので「城のある町にて」も読んでみた。いや、正確には、読み始めたけどすぐにポイ!昨夜布団に入って読み始めたんだけど、5行くらいで、無理!文章って、リズムとゆうか旋律というか、そうゆうのあるよね。それが無い。狂っているとゆうか、一口味見したらペッ。朝起きて、昨夜は疲れていたのかもと、また読み始めた。やっぱ無理。三島の「夜の車」まではいかないけど、ダメ。どーゆうこっちゃ。もしかしてワザと...
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梶井基次郎「檸檬」感想文
では、いきまーす。モトっちは、顔にコンプレックスがあった。場所は「丸善」。洋書がいっぱい。西洋の方で「ブサイク」がテーマといえば「シラノ・ド・ベルジュラック」早口言葉にピッタシ。作者知ってる?エドモン・ロスタンって人だって。ピンときました?エドモン=穢土門穢土というのは良くない。醜い世界!男は顔じゃないのだ。何だよ、こいつは、エドモンの野郎。と、モトっちは考えた。俺は心の美しさじゃ、誰にも負...
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「貧者の恋人」梶井基次郎はそんなブサイクか
「掌の小説」の「貧者の恋人」なんだけど。レモンが登場する。パック用です。今なら「ビタミンCは肌から吸収されない」から効果なしと言われるでしょう。「品川心中」の代償行為とカブると、前記事で書きました。「私と付き合った男はみんな出世するのよ」こうゆう女性の話。男が出世して、結局彼女は捨てられる。オチは「彼女は不美人」フラれた理由は「そこじゃない」としたいための「イイワケ」というか「自分への慰め」...
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檸檬
1月7日(火)朝の早起きもこの所暖かく助かっている。でも2月に向かってもっと寒くなるのか?自転車でNHKへ走る。薄手のダウンとコートの重ね着、首にはシッカリマフラーを閉めるとホカホカ暖かい。着く頃には汗ばんでいる。今日のにほんごは檸檬をテーマにした収録。子供達は高村光太郎と梶井基次郎に扮する。昔の風情をセットに作って新鮮に見える。言葉は時代を超えていく。
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ドラ鉢その後
本日の予想最高気温18℃、明日も暖かくなりそうです。制作と読書で一日があっという間に過ぎていきます。花粉症で体調はあまり良くないけど、なんか「私は幸せだなぁ~」と思う事があります。庭先の咲いてる花の前に佇んで何も考えない一瞬に感じます。宇野千代さんのエッセイを前に読んだのですが、宇野さんはいつもいつも「幸せだなぁ~」と思う事が多々あるようでしたしそれをエッセイに吐露されてました。これは彼女の...
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Ça, c'est le printemps !
Presque tous les Japonais adorent les fleurs de cerisier : elles sontvraimenttrès spécialespour nous.Dans la météo, on annonce mêmela prévision de la floraison des cerisiers;alors nouslesattendons ...
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余裕のよっちゃん
職場でいただきました 『おひなたレモンタルトクッキー』最近、夜空を見上げる余裕もなく…“魔法使いサリー”のよっちゃんの顔を思い浮かべながら、思ってることの2割でさえ口にしてない今日この頃…一般的に言って、こういうSNSのたぐいは罵詈雑言では飾られず、フォトジェニックな画像とともに美辞麗句で埋め尽くされる普通に「受領しました(^v^)ありがとうございます」…そうつぶやいても届かない…Blog...
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文体もイケメン
前回出した山崎ハコさんの「織江の唄」は、映画「青春の門」のテーマ曲だったのですね。常々思っていることなのですが「小説は作家の顔に左右される」。五木寛之さんはハンサムですからね。「うちはあんたが好きやった〜」「抱いてくれんね」臆面もなく(失礼)こんな歌詞が書ける。梶井基次郎じゃあムリ。逆に、才能もお金もない、容姿は土蜘蛛か蟹みたい。惚れた女に冷たくされて、それでも好きで好きで、もう、心ボロボロ...
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梶井基次郎全集の背表紙
調べものをしに図書館へ行って、時間があまったのでぼんやりと個人文学全集の棚で背表紙をながめていた。その棚の前がいちばん閑散としていたからである。嗚呼日本文学よどこへゆく。花田清輝全集の背表紙の題字がすばらしかった。これは一冊持っておきたいものだ。さて、私はふだん精興社明朝がどうのこうのとわめき散らしていながら、そのじつ書体やフォントにはさほど詳しくなくて、ひらがなを見て精興社か否かがわかる、...