物語のタグまとめ

物語」のタグがついている新着記事と人気記事をまとめました。エキサイトブログには物語に関連するブログ(日記、記録、写真、レビュー、噂、まとめ)がたくさん投稿されています。

「物語」タグの記事(135)

  1. 鷹(2) - 童話の時間

    鷹(2)

    ところがある日、いつものように伸びやかに空を飛んでいた鷹は、ズドンという大きな音と共に硬く鋭いものが自分の体を貫くのを覚えました。そしてそのまま、つぶてが落ちるように、迷いなく真っ逆さまに地上へと落ちていきました。黒い地面に叩きつけられて力なく横たわった鷹のくちばしの奥から、赤い血がたらりと垂れました。一体、何が起こったのか、自分がどうなっているのか、鷹にはまるっきりわかりませんでした。しか...

  2. 文化の汽水域 * ハーバードのネイティブ・アメリカン - cozy little nook vol.2

    文化の汽水域 * ハーバードのネイティブ・アメリカン

    「CALEB'S CROSSING : ジェラルディン・ブルックス/柴田ひさ子」を読み終わりました。邦題は「ケイレブ ハーバードのネイティブ・アメリカン」といいますが、原題の方が内容にしっくりと合っているかな、という気がしています。多様な人々や、価値観、文化が混在する場所には、常に大小のせめぎあいがあり、それは小さなところでは家庭の中から、大きなところでは対国家、ということになる...

  3. 鷹(1) - 童話の時間

    鷹(1)

    その若い鷹は空を飛ぶことが何より好きでした。毎朝、まだ暗いうちに目覚めると、もうその胸は今日も高く舞い上がる歓びに高鳴るのでした。一羽きりで暮らしている鷹でした。巣立って幾年かが経っておりましたが、つれあいをめとってはおりませんでした。鷹は日々を生きぬくことに夢中で、昔のことを思い出すこともありませんでした。ただもう今を生きることだけに懸命で、その一瞬一瞬のつながりで一日がなりたっておりまし...

  4. 重なり合い、符合するものごと|観音崎にて - 横須賀から発信 | プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

    重なり合い、符合するものごと|観音崎にて

    重なり合い、符合するものごとの不思議。観音崎にて。先月のこと、ボードウォークと呼ばれる海沿いの散歩道を越谷から来てもらった客人と一緒に歩いた。防衛大学校の学生たちが沖合で大声を張り上げながらカッターの訓練をしている。その向こうを巨大なコンテナ船がゆっくりとゆく。客人は博学で、いろいろ興味深いことを話してくれる。ベンチでかばんに入れてきたドーナッツとミルクティーをあけて、とんびに持っていかれな...

  5. 針ねずみと笛吹き(あとがき) - 童話の時間

    針ねずみと笛吹き(あとがき)

    「針ねずみと笛吹き」を読んでくださり、ありがとうございました。このお話も、塑田久子さまのブログ「どこまでもまよいみち」の三題噺クリックからお題を頂いて作ったものです。頂いたお題は、「笛、針ねずみ、怒る」でした。まず、インドの蛇使いのイメージから、針ねずみが笛の音にあわせて芸をする、というアイディアが浮かびました。となると、当然、笛を吹く人=笛吹きが必要になります。その笛吹きの許からさらわれて...

  6. 素敵なロールモデル * 無意識の鍛錬 - cozy little nook vol.2

    素敵なロールモデル * 無意識の鍛錬

    ヘンドリック・フルーンの「83 1/4 歳の素晴らしき日々」を読み終わりました。これを書いた人は匿名だそうだけど、一体どんな人なのか。非常に興味がある。匿名にしたのはなぜなのか。ケアホーム関係の人か、政治家か。あるいは家族をケアホームに見舞う人たちか。はたまた、そういう人たちがかわるがわる書いているのか。何だかウォーターゲートのようではないか。***これから自分がどんどん歳を取って行くにあた...

  7. 針ねずみと笛吹き(17) - 童話の時間

    針ねずみと笛吹き(17)

    針ねずみはなんだか嬉しくなって、飛んだり跳ねたりしたくなりました。笛吹きの笛にあわせて、踊り出したくなりました。今までできなかった新しいことも、もっともっと難しいことも、何でもできそうに思われました。それで、ぴょんっと跳びあがると、くるっと宙返りをして見せました。それを見た笛吹きの目は、ぱっと輝きました。「おまえ、よかったなあ…!」笛吹きは静かにうなずくと、笛を取り出して懐かしい曲を吹き始め...

  8. 建築そのものになった何者かたち|impossible architecture? - 横須賀から発信 | プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

    建築そのものになった何者かたち|impossible ...

    impossible architecture?建築そのものになった何者かたちの饗宴。少し前のこと。埼玉県立美術館で3月24日まで開催されていた「インポッシブル・アーキテクチャーもうひとつの建築史」をみてきた。ジョン・ヘイダック初期の研究プロジェクト、ダイヤモンド・ハウスのオリジナルドローイング、そのエッジは古い雑誌でみていたときよりも深く鋭い。同じくヘイダック後期の仕事、犠牲者たちと題され...

  9. 針ねずみと笛吹き(16) - 童話の時間

    針ねずみと笛吹き(16)

    そのとき針ねずみは気がついたのです。自分は今まで笛吹きのことを主人と思っていたけれど、笛吹きはずっと自分を「友達」と思っていてくれたということに。針ねずみの心に、温かく幸せな思いが生まれました。それはゆっくりと広がっていき、やがて心と体をいっぱいに満たしました。それと同時に針ねずみの中に強くこびりついていた恐怖がどんどんなりをひそめていき、あの、何かが芽生えそうな気配が、今度こそ新しい形とな...

  10. 相反するものが同時にそこにある|若きSSW、Snail Mail - 横須賀から発信 | プラス プロスペクトコッテージ 一級建築士事務所

    相反するものが同時にそこにある|若きSSW、Snail...

    相反するものが同時にそこにあることを受け入れること。日曜日にインディーズ系の音楽のレビューサイトを流していたら、ふと気になった名前、Snail Mail 。かたつむり郵便?なんだか素敵なネーミングです。アメリカはボルチモアの現在19歳とのこと。例えばこんな曲Snail Mail - "Pristine" ストレートさと屈折したやり場のなさ、明るさと後ろめたさ、柔らかさとヒ...

  11. iBooks でリフレッシュ。 - cozy little nook vol.2

    iBooks でリフレッシュ。

    ここ数日、花冷えというのか、肌寒い日が幾日か続きました。今日はようやく春らしい日差しが戻ってきて、ホッとしています。春・夏よりは、どちらかというと秋・冬の方が好きなのだけれど、やはり季節、季節の良さが現れないのは寂しいものですね。新しい年度への準備で、3月は思いのほか早く過ぎてしまいました。3月最後の土曜日は、紙ファイルの改廃などで、休日を返上して仕事をしてきました。来月からはまた現場仕事を...

  12. 針ねずみと笛吹き(14) - 童話の時間

    針ねずみと笛吹き(14)

    また別の日、月と星の穏やかな光に照らされるような笛の音になだめられて、針ねずみの心は安らぎました。月と星が雲に隠れると、闇までが味方でした。漆黒の闇はビロードのように柔らかく針ねずみを包み込んで、「もう何も怖がらなくていいのだよ」と何度も言ってくれました。それを聴くうちに、針ねずみはようやく安心することができました。笛の音が遠くに幽かに鳴るのを聞きながら、針ねずみは毛布のような夜に背中の針ご...

  13. 針ねずみと笛吹き(10) - 童話の時間

    針ねずみと笛吹き(10)

    長い道のりを歩いてやっと家に着くと、笛吹きは明かりを灯し、ストーブをつけました。そして針ねずみを火のそばに置いて、温めてやりました。けれど、いくら撫でてやっても、針ねずみは丸まったまま、決して体を伸ばそうとはしません。その小さな頭の中には、まだぐるぐると恐怖が渦巻いていて、とてもそこから逃れることができなかったからです。いきなり乱暴に掴み去られた驚き、突つきまわされた戸惑い、何度も空高く放り...

  14. 針ねずみと笛吹き(9) - 童話の時間

    針ねずみと笛吹き(9)

    曲はどんどん速くなり、終いには笛の音なのか風の音なのか耳鳴りなのかわからないほどになりました。風が吹き荒れて、辺りの草木は嵐のように打ち鳴らされました。川の波も渦を巻いて逆立っては、ざんざんと水面を叩きました。少年たちの悲鳴は泣き声に代わり、だんだん細く高くなり、その声もやがて聞こえなくなりました。踊るのを止めたくても止められない三人の少年たち。独楽のようにくるくると回り、足を高く蹴り上げた...

  15. 針ねずみと笛吹き(8) - 童話の時間

    針ねずみと笛吹き(8)

    聞いたこともないような不気味な調べが辺りに響き渡りました。それは全く、ぞっとするような異様な旋律でした。すると、走っていたはずの少年たちの足が、どうしたことか、ちっとも進まなくなりました。まるでその場に釘付けされでもしたかのように。そうして、その手と足は勝手にひらひらと動き始め、三人は奇妙な踊りを踊り出したではありませんか。「なんなんだーっ」「どうしたんだっ。手足がひとりでに動くーっ」「俺じ...

  16. 安達ヶ原の鬼婆伝説 - 魔女の見習い よもやま歳時記

    安達ヶ原の鬼婆伝説

    物語はあの世の世界の住人が活躍する話しが多い。<能>の舞台にも鬼や魔物を扱う演目がたくさんあります。中でも<葵上><道成寺><黒塚>この3つは<三大鬼演目>として人気があるそうです。<三大鬼演目>はどれも皆、女が鬼になっちゃう話しです。鬼女・鬼婆・女狐・夜叉・妖女・あばずれ・魔女・ウィッチ・・・呼び名は色々ですが皆んな同じ系統に属します。要するに女性が持つ内面のダークサイドを意味してるのです...

  17. 針ねずみと笛吹き(7) - 童話の時間

    針ねずみと笛吹き(7)

    「おーい、相棒ーっ、どこにいるんだーっ!」笛吹きが大声で叫びながら、土手を走ってきたではありませんか!少年たちは慌てて身を隠そうとしましたが、遮るもののない冬枯れた川の端です。すぐに見つかってしまいました。「お前らっ!俺の大事な相棒をどこへやった!?」笛吹き葉凄まじい剣幕で怒鳴りました。少年のひとりが虚勢を張ってせせら笑って答えました。「針ねずみなら、そこで泳いでるぜ。冬の川が気に入ったって...

  18. 針ねずみと笛吹き(6) - 童話の時間

    針ねずみと笛吹き(6)

    「……死んじまったのかな?」「案外、あっけなかったな」「ちぇっ、もう、おしまいかよ」少年のひとりが、破れた靴の爪先で針ねずみを蹴りました。そのとき、息を吹き返した針ねずみが、その足先にかみつきました。「なんだ、こいつ、これで俺達に逆らっているつもりかよ?」少年たちはせせら笑いました。針ねずみはかむ力が弱いので、思いっきりかんでも、ちっとも痛くないのです。針ねずみは今度は体を丸めると、自分をつ...

  19. 針ねずみと笛吹き(5) - 童話の時間

    針ねずみと笛吹き(5)

    小銭を盗んだ少年は、暫くして川べりの丈の高い草むらに座って仲間を待っていました。そこは三人の隠れ場所だったのです。少しして、箱を蹴り倒した少年が、もう少しして針ねずみをさらった少年が、草むらに戻って来ました。「おい、うまくやったな」「ああ、久し振りに面白い思いをしたよ」「あいつ、今頃、泣いているかもしれないぜ」三人はくつくつ笑って、小銭をばら撒いて山分けし、針ねずみをつまみあげました。「おい...

  20. 針ねずみと笛吹き(4) - 童話の時間

    針ねずみと笛吹き(4)

    一人がいきなり、皿の上の小銭をつかんで駆け出しました。「おいっ、こらっ!」笛吹きが慌てて追いかけようと立ち上がり、人々が逃げた少年の後を目で追った隙を、もう一人が針ねずみを素早くつかんで反対の方向へ走り出しました。「あ……」それに気づいた数人が声を上げるか上げないかのうちに、最後の一人が木箱を勢いよく蹴り上げて、また別の方向へ逃げ出しました。人々が右往左往する中を、三人は何人もの人を突き飛ば...

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