翻訳書のタグまとめ

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「翻訳書」タグの記事(156)

  1. 『新車のなかの女』(セバスチアン・ジャプリゾ、訳=平岡敦、創元推理文庫) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『新車のなかの女』(セバスチアン・ジャプリゾ、訳=平岡...

    『La Dame dans L’auto avec des Lunettes et un Fusil』(Sébastien Japrisot, 1966)タイトルの後半は「眼鏡をかけ、銃を所持した」の意。本書は『長い日曜日』の作者が『シンデレラの罠』の次に出したミステリー。1970年には『殺意の週末』(英仏合作、監督アナトール・リトバク)、2015年には『アナザー』(仏制作、監督ジョアン・ス...

  2. 『私の名前はルーシー・バートン』(エリザベス・ストラウト、訳=小川高義、早川書房) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『私の名前はルーシー・バートン』(エリザベス・ストラウ...

    『My Name Is Lucy Barton』(Elizabeth Strout, 2016)本作は『バージェス家の出来事』の著者による最新作で5冊目の小説で、すでに次の作品の出版も決まっているという。物語は「今となっては昔の話なのだが、私が入院をして、ほぼ九週間に及んだということがある。これはニューヨーク市内での話で、夜にはクライスラー・ビルが光の点を並べた幾何学模様の夜景としてベッドか...

  3. 『十二月の十日』(ジョージ・ソーンダース、訳=岸本佐知子、河出書房新社) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『十二月の十日』(ジョージ・ソーンダース、訳=岸本佐知...

    『Tenth of December』(George Saunders, 2013)10編の作品が納められた短編集。翻訳者の名前を見て、「これは間違いない」と思って読み始めたところが、すぐに気が付いた。これは「ちょっとちがう」と。何がちがうかというと、まず状況がよくわからない。次に俗語や卑語が頻出する。さらにカタカナ語やアルファベット語が何の注釈もなく飛び出す――つまりタイトルと翻訳者の名前...

  4. 『フィンバーズ・ホテル』(編=ダーモット・ボルジャー、訳―茂木健、東京創元社) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『フィンバーズ・ホテル』(編=ダーモット・ボルジャー、...

    『Finbar’s Hotel』(Dermot Bolger, 2000)著者:ダーモット・ボルジャー、ロディ・ドイル、アン・エンライト、ヒューゴー・ハミルトン、ジェニファー・ジョンストン、ジョセフ・オコーナー、コルム・トビーン7人の作家による7つの短編が一冊にまとめられている本書は、作家・詩人であり出版人であるボルジャーの手で絡み合わされて、単なるオムニバス作品ではなく有機的にまとまったひ...

  5. 『アンダルシアの肩掛け』(エルサ・モランテ、訳=北代美和子、河出書房新社) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『アンダルシアの肩掛け』(エルサ・モランテ、訳=北代美...

    『Lo scialle andaluso』(Elsa Morante)巻末にある「著者ノート」と「訳者あとがき」によると――『灯火を盗んだ男』は1935年の作、『眼鏡の男』は1936年の作で、デビューが1937年であるからデビュー前の作品ということになる。両作品は原始的な恐怖に満ちており、『眼鏡の男』のゴチック趣味にはカフカの影響が感じられるという。『眼鏡の男』『祖母』『天使の通り』『秘密の...

  6. 『眠る狼』(グレン・エリック・ハミルトン、訳=山中朝晶、早川書房) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『眠る狼』(グレン・エリック・ハミルトン、訳=山中朝晶...

    『Past Crimes』(Glen Erik Hamilton,2015)物語は「俺は負傷を免れた片手に私物をすべて抱え、アメリカン航空九六〇一便でシアトル・タコマ国際空港、通称シータック空港に降り立った」という文で始まる。8年以上前に受けた顔の傷が見る者をぎょっとさせるこの語り手は、折りたたんだ黄色いメモ用紙を手にしている。そこにはアイリッシュ・ゲール語で「家に帰ってきてほしい、できるこ...

  7. 『バージェス家の出来事』(エリザベス・ストラウト、訳=小川高義、早川書房) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『バージェス家の出来事』(エリザベス・ストラウト、訳=...

    『The Burgess Boys』(Elizabeth Strout,2013)著者の最新作である本書は、原題からわかるようにバージェス家の兄と弟の物語であるが、鬱屈した弟の視点に重心があるようで、「アメリカ版次郎物語」といえなくもない。弟のボブが4歳、兄のジムが9歳近かったある日、父親が子どもたちを車に残したまま、車の様子を見るために車の後ろに回ったとき、車が動き出して父親にのしかかった...

  8. 『すべての、白いものたちの』(ハン・ガン、訳=斎藤真理子、河出書房新社) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『すべての、白いものたちの』(ハン・ガン、訳=斎藤真理...

    『흰(The White book)』(한강,2018)本書の冒頭で著者は次のように言っている。「白いものについて書こうと決めた。春。そのとき私が最初にやったのは、目録を作ることだった。おくるみ/うぶぎ/しお/ゆき/こおりつき/こめ/なみ/はくもくれん/しろいとり/しろくわらう/はくし/しろいいぬ/はくはつ/壽衣」そして巻末の「作家の言葉」には次のような文がある。「私の母国語で白い色をあらわ...

  9. 『すべて内なるものは』(エドウィージ・ダンティカ、訳=佐川愛子、作品社) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『すべて内なるものは』(エドウィージ・ダンティカ、訳=...

    『Everything Inside』(Edwidge Danticat、2019)本書はハイチ出身のアメリカ作家ダンティカによる短編集である。作家のいとうせいこうは「いくつ作品を書いてもダンティカの筆は人間の悲哀、残酷さ、そして小さな希望に行き着いてやまない」と書いている(朝日新聞)。『骨狩りのとき』、『愛するものたちへ、別れのとき』などの「悲哀と残酷さ」に圧倒された経験から、覚悟して読み...

  10. 私の10冊(2020年に読んだ本の中から) - 晴読雨読ときどき韓国語

    私の10冊(2020年に読んだ本の中から)

    ☆この1年に読んだ本の中から特に気に入った本を選んで、「私の10冊」としてまとめてみました。また、「私の10冊」の選から漏れた本を「お勧めの10冊」として挙げてみました。☆画像は「The Victory Garden」です。 私の10冊한국이 싫어서( 장강명、민음사)英語で読む百人一首(ピーター・マクミラン、文芸春秋社)조선을 떠나며(이연식,역사비평사)熱源(川越宗一、文芸春秋社)ニール...

  11. 『ユークリッジの商売道』(ウッドハウス、訳=岩永正勝・小山太一、文芸春秋) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『ユークリッジの商売道』(ウッドハウス、訳=岩永正勝・...

    『The Enterprises of Ukridge』(Wodehouse,1923~1948)本書はユークリッジという破天荒な若者を主人公にした14の作品を収めた短編集である。これらかなり大部の14作品に加えて、ウッドハウスの伝記の著者ロバート・マクラムによる「序文」、「特別収録作品」としてユークリッジとは無関係の1914年の作品、N.T.P.マーフィーによる「ユークリッジと三人のモデル...

  12. 『侍女の物語』(マーガレット・アトウッド、訳=斎藤英治、早川書房) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『侍女の物語』(マーガレット・アトウッド、訳=斎藤英治...

    『The Handmaid’s Tale』(Margaret Atwood,1985)物語の舞台は21世紀のはじめと想定される時期にアメリカ合衆国北部(以前はメイン州だったところ)に出現したギレアデ政権支配下の社会。キリスト教の原理主義者一派が政権を握っているギレアデは厳格な階級制社会であり、人々は様々な規制にがんじがらめにされているが、とりわけ女性は、支配階級の男性のために存在するもの、そ...

  13. 『母を訪ねて三千里』(アミーチス、訳=日本童話研究会、青空文庫) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『母を訪ねて三千里』(アミーチス、訳=日本童話研究会、...

    『DAGLI APPENNINN ALLE ANDE』(Edmondo De Amicis)原題の意味は「アペニーノの山脈からアンデス山脈まで」本書は『クオレ』(1886年出版。博愛と愛国を描いてベストセラーとなった作品)の中の挿話の一つ。主人公のマルコが11歳の時、母がアルゼンチンへ働きに行ったが、1年後に行方不明になってしまう。そこでマルコは母を探すために一人でアルゼンチンへと旅立つ。4...

  14. 『ムツェンスク郡のマクベス夫人』(レスコーフ、訳=神西清、青空文庫) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『ムツェンスク郡のマクベス夫人』(レスコーフ、訳=神西...

    『LEDI MAKBET MCENSKOVO UEZD』(Leskov Nikolai Semyonovich)これは商人のもとに嫁いだ貧しい育ちの女性が、身近にいた若者に溺れて次々に殺人を犯してシベリア送りになる話。大胆に人殺しをする点は「マクベス夫人」と似ているが、相手の男にはマクベスがそれなりに持っている風格や精神性が欠けている。画像はヴォルガ川。登場人物(とその行状)は以下の通り。*...

  15. 『反日種族主義』(李栄薫=編、2019、文芸春秋) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『反日種族主義』(李栄薫=編、2019、文芸春秋)

    「はじめに」によると本書は、李承晩学堂が「危機韓国の根源:反日種族主義」と「日本軍慰安婦問題の真実」というタイトルで行った連続講義の過程で積み重なった講義ノートを整理したものだという。(因みに李承晩学堂とは、大韓民国の初代大統領・李承晩の一生を再評価し、彼の理念と業績を広く知らしめるために設立された機構である。)これらの講義によって論者たちが試みたのは、20世紀前半に日本が韓国を支配した歴史...

  16. 『オルガ』(ベルンハルト・シュリンク、訳=松永美穂、新潮クレスト文庫) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『オルガ』(ベルンハルト・シュリンク、訳=松永美穂、新...

    『Olga』(Bernhard Schlink, 2018)本作は『朗読者』『週末』『夏の嘘』『階段を降りる女』の著者シュリンクが2018年に発表した最新の長編作品。シュリンクの外れのない作品群のなかに、さらにもう一つ忘れがたい作品が加わったことになる。物語は19世紀末のブレスラウ(現ポーランド)に始まり、ドイツ帝国の拡大、第1次大戦、ナチスの台頭、第2次大戦へと続く激動の時代を生きたひとり...

  17. 『ニールスの不思議な旅』(ラーゲリレーヴ、訳=矢崎源九郎、青空文庫) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『ニールスの不思議な旅』(ラーゲリレーヴ、訳=矢崎源九...

    『Nils Holgerssons underbara resa genom sverige』(Selma Lagerlöf)原作は小学校の地理読本として1907年に発表されたもの。著者は1909年にスウェーデン初のノーベル文学賞受賞者となっている。訳者は北欧やイタリアの作品の翻訳で知られる言語学者。ラーゲルレーヴの原作は2巻本であるが、青空文庫収録の本作は原作の第1巻を上・下に分け、第2巻...

  18. 『ひとり旅立つ少年よ』(ボストン・テラン、訳=田口俊樹、文芸春秋) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『ひとり旅立つ少年よ』(ボストン・テラン、訳=田口俊樹...

    『A Child Went Force』(Boston Teran, 2017)舞台は南北戦争前夜、奴隷制度をめぐって社会が真っ二つに割れていた1850年代後半のアメリカ。すなわちこの作品は、当時のアメリカのすさまじい混乱を描いた社会小説であると同時に、その混乱と戦いながら成長していく少年を描いた「ビルドゥングス・ロマン」でもある。主人公は12歳の少年で、父親が大金を縫い込んだ上着を身に着け...

  19. 『秋』(アリ・スミス、訳=木原善彦、新潮クレスト文庫) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『秋』(アリ・スミス、訳=木原善彦、新潮クレスト文庫)

    『Autumn』(Ali Smith)本書の帯に「EU離脱を決めた国民投票の直後に書かれた、最初の[ポスト・ブレグジット]小説とある。すなわち本作の主要舞台は、イギリスがEUから離脱するかどうかを決める国民投票が6月23日に行われ、イギリスが決定的に分断された2016年のイギリスである。冒頭の場面はダニエル・グルックの夢の中の世界。夢の中で、砂浜に打ち上げられた老人のグルックは死の世界を眺め...

  20. 『ローマの物語』(アルベルト・モラヴィア、訳=米川良夫、白水社) - 晴読雨読ときどき韓国語

    『ローマの物語』(アルベルト・モラヴィア、訳=米川良夫...

    『Raconti Romani』(Alberto Moravia)(コロナ禍によるホームステイ中に、書棚から引っ張り出して再読。)2009年12月18日にブログにもアップしており(こちら)、次のように紹介している。「白水社「新しい世界の短編」シリーズの2(1967年11月20日発行)。全部で19編の短編が収録されている。いずれも「ぼく」あるいは「わたし」と自称する男たちが、ありふれた、あるい...

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