藤澤清造のタグまとめ

藤澤清造」のタグがついている新着記事と人気記事をまとめました。エキサイトブログには藤澤清造に関連するブログ(日記、記録、写真、レビュー、噂、まとめ)がたくさん投稿されています。

「藤澤清造」タグの記事(21)

  1. 「掌の小説」の「バッタと鈴虫」と藤澤清造 - 憂き世忘れ

    「掌の小説」の「バッタと鈴虫」と藤澤清造

    「バッタと鈴虫」は、大変に意味深な作品です。夜の草むらで、子どもたちが虫採りをしている。各自が手作りの提灯を持っていて、その提灯というのが、自分の名前を切り抜いてあって、着ている浴衣等に文字が映るのです。そんな様子を眺めている男の視点で描かれている。「互いの着物に、名前が映っていることを、本人たちは知らない」と語る。これを私は、「代筆」している谷崎が、たとえば川端と三島の作品に「同じ名前」を...

  2. 藤澤清造「根津権現裏」51章からラストまでの虫たち。 - 憂き世忘れ

    藤澤清造「根津権現裏」51章からラストまでの虫たち。

    最後です。51カンタン52オンブバッタ53ムシヒキアブ54ゾウムシ55ワラジムシ56アメンボ57ヨトウガ58キクイムシ59ゴカイ52章の「オンブバッタ」が面白い。オンブバッタは大きな雌に小さな雄が乗っています。https://ja.wikipedia.org/wiki/オンブバッタつまり、二匹はツガイ。引用します。はな耳を通して入ってきた岡田の兄の言葉が、もう暫くすると、私の頭の中へ集まって...

  3. 藤澤清造「根津権現裏」42章〜50章の虫たち - 憂き世忘れ

    藤澤清造「根津権現裏」42章〜50章の虫たち

    ここまで来ますと、こりゃあコメディだろ!前に読んだ時、何で気づかなかったのか。友人の岡田が毎日やって来て、布団の中に入って来て「泣く」。なんちゅう、だらくさいこっちゃいね!フザケテルでしょ。誰がって、作者、清造どんでーす。と、ゆうわけで、42〜50。42コメツキ(バッタ)これ、どっちか解りません43腹の虫(回虫)44ナメクジ45ハサミムシ46ヒメギス47ユスリカ48ツツガムシ49トノサマバッ...

  4. 藤澤清造「根津権現裏」第41章の「覚醒剤」 - 憂き世忘れ

    藤澤清造「根津権現裏」第41章の「覚醒剤」

    第41章で気になった表現があります。この章は「コロギス」という、キリギリスとコオロギを合体したような昆虫を表しています。この虫、初めて知りました。じつは、パズル誌は女性の読者が多く、とにかく虫はキモい!という人が多いので、ネタにしないようにといわれてきました。だから調べる機会がなかったのだと思います。岡田が「僕は、死ぬんだ。僕は死ぬんだ」とグズグスと泣く。これがキリギリス状態。キリギリス=二...

  5. 藤澤清造「根津権現裏」32章から40章の虫たち - 憂き世忘れ

    藤澤清造「根津権現裏」32章から40章の虫たち

    藤澤清造「根津権現裏」各章が昆虫ということで。32章から40章、解読しました。32ナナフシ33南京虫34クビキリギス35ダニ36ウシアブ37ヘビトンボ38ノミ39カブトムシ40カツオブシムシなじみのない虫もいます。すべてはGoogle先生のおかげ。西村さんが解読した頃はネットあったのでしょうか。虫の知識だけじゃなく入っていますから。そんなことをいうなら「源氏」はどうなるんだってことですが。紫...

  6. 藤澤清造「根津権現裏」岡田の死因は? - 憂き世忘れ

    藤澤清造「根津権現裏」岡田の死因は?

    第31章です。「えーっ!!」となりました。岡田という友人が、精神病院のトイレで首吊り自殺します。兵児帯を窓の横木に掛けてやったらしいけど、謎が残る。前記事に書きましたが、兵児帯はのびるので縊死に不適。31章で、死顔が穏やかだったことや、帯でしめられていたのは首の横であり、喉仏が破壊されていない。一般的な縊死とは違う。と、医師も首をひねる。すぐに下ろして人工呼吸をしたが助からなかった。まるでミ...

  7. 藤澤清造「根津権現裏」21〜30章の虫 - 憂き世忘れ

    藤澤清造「根津権現裏」21〜30章の虫

    つづきです。これもざっと行きます。鵜呑みにしないでください。あくまでも推理です。だって虫の数はすごい。成虫と幼虫の名前が違ったりしますし。21ツクツクボウシ22クツワムシ23カイガラムシ24ゲシケジ/ムカデ25ミイデラゴミムシ(へっぴり虫)26クモ27カ(蚊)28ハチ29スズムシ30カミキリムシいろいろと深い意味が込められていることが解りました。私自身「何の虫か」の視点で読んでいるので、「何...

  8.  藤澤清造「根津権現裏」20章はネキリムシ - 憂き世忘れ

    藤澤清造「根津権現裏」20章はネキリムシ

    今、第20章を読みました。これは解りやすいので、ご説明します。岡田の貧苦です。貧乏な上に治療代が掛かる。で、夜間の英語学校へも通えなくなった。親の形見の短刀を骨董屋に持って行くが、とことん値切られる。値切る=ネキリムシネキリムシは「夜蛾」の幼虫です。夜学=夜蛾苦こんな感じ。

  9. 藤澤清造「根津権現裏」で昆虫採集! - 憂き世忘れ

    藤澤清造「根津権現裏」で昆虫採集!

    ということで「根津権現裏」は、59章の各章が、昆虫を表しています。今、19章までいきました。全部解いてから書こうかと思っていましたが、「昆虫」は「暗夜行路」や「細雪」のアイテムとちがい、無限に近い種類がある。昆虫なんて、全然詳しくないし。それで、興味のある人に、ぜひチャレンジして欲しい。なぜ「昆虫」と仮定し、やっぱりそうだ!となったか。題名です。「裏」だけ色違いですが、「転」や「返る」と同様...

  10. 藤澤清造「嘘」おもしろーい! - 憂き世忘れ

    藤澤清造「嘘」おもしろーい!

    短編集の最後、戯曲です。上手いなあ!戯曲としてより小説として面白い。人物谷治三郎(小説家)木村正太郎(洋画家)たか子(正太郎の妻)第一幕治三郎の下宿にやってきた正太郎。寝ている治三郎を、しつこく家に誘う。さらに、遊郭で治三郎の女を自分の物にしたとか自慢してくる。あんまり五月蝿いので、治三郎が「お前の妻が、遣いで俺の下宿に度々くるよな」と、思わせぶりのことを言う。正太郎は、治三郎と妻がデキてい...

  11. 藤澤清造「恥」毒を盛った? - 憂き世忘れ

    藤澤清造「恥」毒を盛った?

    戯曲です。メインの登場人物は、佐吉(人夫頭)おくに(佐吉の妻)民次(佐吉の弟、大工)栄作(佐吉の弟、時計職人)年代は、関東大震災があった大正12年11月初旬。午後八時前後の出来事。場所は、佐吉の家。おくにと、知り合いの「おはる」が世間話。おはるが時計を見て「八時を回った」からと帰る。すぐに佐吉が帰って来る。おはるが、四時頃、栄作が酒を持って訪ねて来たことを告げる。佐吉はその酒で晩酌。民次が、...

  12. 藤澤清造「刈入れ時」オチはグラビア - 憂き世忘れ

    藤澤清造「刈入れ時」オチはグラビア

    「藤澤清造短編集」中、一番長い作品です。主人公の庄吉くんは印刷所に勤めています。叔父さんから100円(今の10万くらい?)預かって、叔母さんに送金するために郵便局に行ったら時間外だった。そのお金で遊んじゃうのです。庄吉くん、ビールを飲むとダメみたい。気が大きくなるのか、後先考えない。誘惑に負けちゃうのです。後悔、先に立たず。埋め合わせのために「お金を落とした」とかでっちあげて、知り合いを回っ...

  13.  藤澤清造「敵の取れるまで」は「源氏」の真相? - 憂き世忘れ

    藤澤清造「敵の取れるまで」は「源氏」の真相?

    ということで「敵の取れるまで」。仕切り直して考えてみました。「何時の日か復讐ならん」=本懐とげん=音階と弦何度も書いていますが「源氏物語」は死因の物語。「源氏物語」は元々は「紫の物語」らしい。「紫」=此糸=五の糸(琴の)五の糸は四の下=死の元また「源氏」も源死と読める。マネて書いたものとして「和解」「暗夜行路」「細雪」と出会っています。「裏源氏」を知っている人は結構いて、芭蕉、其角、北斎(写...

  14. 藤澤清造「敵の取れるまで」解りませーん! - 憂き世忘れ

    藤澤清造「敵の取れるまで」解りませーん!

    「敵の取れるまで」は、生原稿であるだけだそうです。何時頃の作品かも不明だそうです。もとのタイトルが「何時の日か復讐ならん」兄から妹への手紙です。妹(秋子)が姑との仲が悪く、婚家を出た。戻るように頼んでいる手紙です。主人公はやっぱり「金」に困っていて、妹の婚家から三千円融通してもらっている。この金が、じつは、姑の金を妹が勝手に銀行から出して送ったものだとわかる。主人公と妹の父親は、二人が幼い頃...

  15. 藤澤清造「槍とピストル」貧乏の原因は酒だろ! - 憂き世忘れ

    藤澤清造「槍とピストル」貧乏の原因は酒だろ!

    掲載誌が「世界の動き」という左翼芸術の雑誌だそうです。主人公の小森。「貧苦」のグチを友人の寺田と語り合う。金持ちの友人が金を貸してくれない。その為に子どもが死んでしまったとか。いっそのこと「泥棒」になろうかとか。言いながら、酒を飲んでいる。電車賃の五円を寺田に借りて小森は家に帰る。貧苦に喘ぐ妻子のもとに、酔っては帰りにくいので、酔い覚ましに、電車に乗らず少し歩くことにする。時代背景は、前の「...

  16. 藤澤清造「豚の悲鳴」ダジャレでしょ - 憂き世忘れ

    藤澤清造「豚の悲鳴」ダジャレでしょ

    これで理解できました。藤澤清造さんは、正真正銘の戯作者なんですね。「豚の悲鳴」というのは、ラストの一文によると、それは、泣くよりも悲しく、痛ましかった。例えば、縛り首にあわされる豚の悲鳴それにそっくりだった。戦前、失業者が溢れ返り、一家心中のニュースが毎日のように新聞記事になるような時代です。またまた、主人公の家に友人がやってきて、不景気な世の中についての会話がある。幻覚ではなく本物です。表...

  17. 藤澤清造「ペンキ塗立」まるで貫多くん - 憂き世忘れ

    藤澤清造「ペンキ塗立」まるで貫多くん

    これはもう、何なんですか。主人公の田口くんは、お約束通りビンボー青年。夜の十時。すでに布団に入っている。そこへ、裕福な友人の井上が訪ねて来て、遊びに誘う。井上の妻は、もとカフェーの女給。じつは田口もホの字だったけど、ビンボーすぎて女性にコンプレックスがあるのか、思いを隠して井上に譲った。でもでも、今でも好き!なのでした。「遊びに行こうよ。付き合えよ」と結構しつこく誘われるが、田口くん、どうも...

  18. 藤澤清造「殖える癌腫」は阿片中毒? - 憂き世忘れ

    藤澤清造「殖える癌腫」は阿片中毒?

    主人公の高田には五人の子どもがいて、さらに六人目が生まれそうな状況。でね、コイツ、今度の出産で、母子ともに死んでくれればいいのにって思うのです。ヒドい奴!!家に帰り着くと、五人の子どもが出迎える。そんときは、ちょっとはカワイイとも思うが、やがて、みんな死んでくれたらいいのにと考える。勿論、表面的には普通のパパです。硬い会社のサラリーマンです。子だくさんで生活が苦しいといっても、昔はこんなもの...

  19. 藤澤清造「犬の出産」は間男 - 憂き世忘れ

    藤澤清造「犬の出産」は間男

    主人公の山口は、二軒長屋に住んでいる。隣に万年筆屋の細君が引っ越して来る。これが、大変無礼で挨拶もろくにしない。引越しの挨拶も本人がこないで、蕎麦屋が切手を持って来ただけ。と、山口は逢ったことがないのですが、妻から悪口を散々聴かされる。ある日、隣の犬が山口の家の床下で出産。隣の細君がやってきて、床板を持ち上げて子犬達を連れて行く。この様子を山口は寝床の中で耳にする。その後、隣家の住人は、挨拶...

  20. 藤澤清造「母を殺す」いいじゃん! - 憂き世忘れ

    藤澤清造「母を殺す」いいじゃん!

    三作目「母を殺す」。これもド貧乏の話。病気の母を抱えて家賃払えず追い出され、何とか間借りできたのが「死人の間」。この部屋の住人はみんな死ぬという、いわく付きの部屋。主人公は母と、この部屋に引っ越す。このへんの事情を友人に告白する、手紙形式の小説なのです。友人に秘密を告白する。それは「じつは母の死を願っていた」ということ。貧乏でどうしようもなく、母が足手まとい。それゆえに「死人の間」という不吉...

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