西村賢太のタグまとめ

西村賢太」のタグがついている新着記事と人気記事をまとめました。エキサイトブログには西村賢太に関連するブログ(日記、記録、写真、レビュー、噂、まとめ)がたくさん投稿されています。

「西村賢太」タグの記事(28)

  1.  本当はグリムより恐い「貫多シリーズ」(6) - 憂き世忘れ

    本当はグリムより恐い「貫多シリーズ」(6)

    「痴者の食卓」の「人工降雨」。「新潮」2014年6月号。最後になりました。これが最も恐ろしい。秋恵とケンカをした貫多は、ふてくされて風俗でも行こうかと思ったが、やっぱり仲直りしようと決め、リビングで秋恵の帰りを待つ。秋恵がパートから帰って来る。貫多、とことん下手に出てご機嫌を取り、食事の手伝いまでしちゃう。差し向かいでの食事中、秋恵の言葉がチクリチクリと貫多を責める。秋恵の実家から貫多が借り...

  2.  本当はグリムより恐い「貫多シリーズ」(5) - 憂き世忘れ

    本当はグリムより恐い「貫多シリーズ」(5)

    「痴者の食卓」に入っている「微笑崩壊」。「小説新潮」2015年3月号。ゴーストさんが書いた作品には、タイトルが「それと解る」仕掛けになっているものがあります。読者への良心を感じます。魂までは売りませんという。この小説は、1989年に某賞をとった女性作家の作品「T」のことだと解りました。「微笑崩壊」のあらすじは、貫多くん、ちょっとしたお金が入ったので「寄席」に行ってから、秋恵さんと一緒に、昔懐...

  3.  本当はグリムより恐い「貫多シリーズ」(4) - 憂き世忘れ

    本当はグリムより恐い「貫多シリーズ」(4)

    「痴者の食卓」です。「小説現代」2015年1月号。初めは、三島由紀夫の「豊饒の海」の「暁の寺」について書いていると思った。「豊饒の海」は「春の海」しか読んでいません。開高健の代筆だと思っていますが、なにしろガチガチのあの文体ですから、超疲れる。「奔馬」も買ってはあるですが、読む気になれない。一応、題名だけ解いてみてはあった。「暁の寺」=「ばか・撞き・下ね・テンプル」バカボン・こめかみ=バカボ...

  4.  本当はグリムより恐い「貫多シリーズ」(3) - 憂き世忘れ

    本当はグリムより恐い「貫多シリーズ」(3)

    「痴者の食卓」に入っている「畜生の反省」。初出が「野生時代」2015年1月号です。非常に「込み入った話」を書きます。貫多くん、戦前の『週刊朝日』を31冊、換金のために馴染みの古書店へ持って行く。どうしても4万五千円以上で売りたい。店の主人は新川さん。とっても穏やかで「善人」です。秋恵さんと金のことでケンカし、暴力をふるったことなど話すと、新川さんは、秋恵さんに同情したのか、自分の所も苦しいの...

  5.  本当はグリムより恐い「貫多シリーズ」(2) - 憂き世忘れ

    本当はグリムより恐い「貫多シリーズ」(2)

    前記事の続きです。「痴者の食卓」の中の「夢魔去りぬ」。初出が「新潮」2014年11月号。西村さんが、母校である江戸川の小学校で「授業」をするという、テレビ番組の撮影時の話です。事実に基づいているから、エッセーみたいなものですね。私小説だから当たり前だ!と言われそうですが……。ベースに、お父さんが起こした事件への「ひけめ」の感情が語られている。懐かしさと辛い思い出とが層をなしているような心理。...

  6. 本当はグリムより恐い「貫多シリーズ」(1) - 憂き世忘れ

    本当はグリムより恐い「貫多シリーズ」(1)

    西村賢太さんの「痴者の食卓」です。西村賢太さんと朝吹真理子さんの対談を読み、興味津々で「流跡」と「きことわ」を読みました。感想はこちら。「きことわ」解読https://tamegoro.exblog.jp/28682401/「流跡」解読https://tamegoro.exblog.jp/28684136/当然、西村さんは、「スカシ」が入っているし、デキがスゴすぎて「創作方法」に突っ込んだの...

  7. 私小説って何? - 憂き世忘れ

    私小説って何?

    ずっとね、私小説といえば太宰くらいしか知らなかった。作家の私生活を日記のように書く。貧乏、病気、失恋、心中、変態……まあ、そんな感じ。不幸自慢です。これがないと面白くない。と、考えていました。でも違うんだって、最近、目からウロコ。「私小説」とは、ジャンルでしかない。たとえばね、悪い奴を最後メッタ斬りにしてスカッ!というテーマで書きたい場合、どういう設定がいいか考えるでしょ。現代だと、思いっき...

  8. 「清水の次郎長」と西村賢太さん - 憂き世忘れ

    「清水の次郎長」と西村賢太さん

    さっき、虎造の「次郎長名古屋の御難」を聞いていたら、♪落ちぶれて袖に涙のかかる時人の心の奥ぞ知られる〜何十回と聞いているのに、気づかないものなんですね。西村賢太さんの「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」コチラに書きました。https://tamegoro.exblog.jp/28514725/で、なぜ「かかる時」を「ふりかかる」にしたのか。気になったのです。小説を読んだときは「語調」が良いからだ...

  9. 西村賢太さん 「墓前生活」参りました!! - 憂き世忘れ

    西村賢太さん 「墓前生活」参りました!!

    2004年頃の作品でしょうか。この頃から完成度の高い作品を書いていたのですね。「一夜」は前に解読しました。「墓前生活」は、目からウロコでしたので、後回し。「どうで死ぬ身の一踊り」から行きまーす。藤澤清造の句です。なんのその どうで 死ぬ身の一踊り「なんのその」がありません。「上の句」がないのです。小説の方では、暴力をふるうので彼女が実家に帰っちゃう。そこへ訪ねて行って、しつこくしつこくヨリを...

  10. 「けがれなき酒のへど」「暗渠の宿」は芥川と志賀 - 憂き世忘れ

    「けがれなき酒のへど」「暗渠の宿」は芥川と志賀

    西村賢太さん「暗渠の宿」です。「けがれなき酒のへど」から。面白い!最高ですね。実際に、風俗の女性にダマされてお金を巻き上げられた人を知っています。落語の「廓噺」でお勉強しましょうよ。金持って来いの恋なり。これぞ「私小説」。西村さんのお姿をイメージして読むから、ますます面白いのでござます。では、解読いきます。けがれなき酒=蒸留酒=焼酎=ちゅうへど=ヘッド=頭=とう芥川「 偸盗 (ちゅうとう)」...

  11. 西村賢太さん 「一夜」の稲垣潤一さん - 憂き世忘れ

    西村賢太さん 「一夜」の稲垣潤一さん

    清造さんネタに割り込ませて、西村さんの方の「一夜」です。当然、清造さんの「一夜」へのオマージュ。つうことは、テーマは「タヌキ」じゃないと、私の清造「一夜」の読みは間違いという事になります。清造「一夜」の解釈。https://tamegoro.exblog.jp/28531030/西村さんは稲垣潤一さんのファンということになっているらしい。この「一夜」に登場するから。と、じつに「やれやれ」な理...

  12. 藤澤清造よ、お前もか。 - 憂き世忘れ

    藤澤清造よ、お前もか。

    西村賢太さん編の「藤澤清造短編集」です。「根津権現裏」は読んだことがある、と言いたいところですが、たぶん、まったく読めていなかったと思う。メタファー小説の存在を知らなかった頃ですから。まずは短編に挑戦です。初めの「一夜」。貧乏な主人公が病気。友だち二人が見舞いに来る。この二人も、経済的に頼りにならない。そんなこんな、グチの話です。貫太くん路線の、戦前版です。メタファー小説のポイントは「違和感...

  13. 川端「禽獣」の作者は太宰か!! - 憂き世忘れ

    川端「禽獣」の作者は太宰か!!

    西村さんの「棺に跨がる」を読んだら、やっぱし?と思った。川端「禽獣」は、冒頭に「太宰春台」の墓が、さりげなく出てくる。代筆者のサインではないかと思ってました。「禽獣」については、まあ、いろいろとある。太宰が「川端康成へ」で、小鳥を飼い、舞踏を見るのがそんなに立派な生活なのか。刺す。そうも思った。大悪党だと思った。ここまで書きますか、何もなくて。川端の方は、自分の作品でありながら「禽獣」は嫌い...

  14. 西村賢太さん 「腐泥の果実」は嶋中事件? - 憂き世忘れ

    西村賢太さん 「腐泥の果実」は嶋中事件?

    「腐泥の果実(ふでいのかじつ)」は単純に「筆の過失」と読める。で、脳内が先入観で溢れ返っている私は、コレってアレじゃね?アレってのは、「風流夢譚」の、あの部分。じつは三島が書き変えたのではってこと。前にも書きました。深沢はあんな表現はしない。人生経験豊富な「常識」ある人だからです。三島が美智子さまのことをあきらめ切れなかったとしたら、あり得ると思いませんか。ちょうど御成婚の年ですから。「春の...

  15. 西村賢太さん 「無銭横町」はauの三太郎? - 憂き世忘れ

    西村賢太さん 「無銭横町」はauの三太郎?

    「無銭横町」です。「菰を被りて夏を待つ」は解読しました。残りを、さーっと全部いきます。あくまでも、私の解釈ですので「鵜呑み」にしないでね。「邪煙の充ちゆく」煙草の話です。秋恵に気を使ってベランダで吸う。が、三日坊主。邪=よこしま=横縞=ボーダー煙=えん=縁の充ちゆく=の道ゆく邪煙の充ちゆく=ボーダーライン路線ゆく「蛇にピアス」のことではと思う。にピアス=ジビアス=カジキ(魚)=下し・き=「い...

  16. 西村賢太さん 「寒灯」は三島「春の雪」の魯山人 - 憂き世忘れ

    西村賢太さん 「寒灯」は三島「春の雪」の魯山人

    やっと解った!!!西村さん、スゴいなあ。「寒灯」は、貫多くん、秋恵と初めての年越し。秋恵は年越しソバを手作り。「つゆ」も本格的でーす。鰹節をふんだんに使う。が、美味しくできない。こだわりの貫多くん、お約束通り、ガミガミとケチをつけケンカに。今回の胆は、どうも「料理」らしい。「料理」に関係した、インチキ暴露ですね。ちょっと思いつかないので題名を解いてみた。「寒」は「まず(しい)」とも読むから、...

  17. 西村賢太さん 「菰を被りて夏を待つ」は「地獄の味噌蔵」か - 憂き世忘れ

    西村賢太さん 「菰を被りて夏を待つ」は「地獄の味噌蔵」か

    2014年の作品ですが、貫多くん十九歳の話に戻ります。読みつづけていたらハマっちゃった。キャラが最高。時代劇みたいなしゃべり方したり、小言幸兵衛みたいになったり。この感じ、誰かに似てるゾみたいになるのです。「菰を被りて夏を待つ」のタイトルが、上手い!!!「菰かぶり」は乞食だけじゃない。樽酒とか……、氷蔵の氷とか……悩みました。いろいろな醗酵食品をイメージしていたらピンときました。昔々ですが椎...

  18. 西村賢太さん 「肩先に花の香りを残す人」は吉本ばななさん? - 憂き世忘れ

    西村賢太さん 「肩先に花の香りを残す人」は吉本ばななさん?

    題名の解読からいきまーす。花の香り=「花の下」彫り=化彫りこれねぇ、吉本ばななさんが腕に「オバケのQちゃん」のタトゥーを入れていて、銭湯かどっかで入場拒否されたという話を読んだ気がします。肩先に花の香りを残す人=肩先にお化けの彫りを残す人秋恵が父親と銭湯に行っていた話が出てくる。で、ここからは書きにくいのですが……、代表作が「キッチン」。キッチン=台所=ダイショって読めるから悩ましい。そのう...

  19. 西村賢太さん 「陰雲晴れぬ」は三島「酸模」 - 憂き世忘れ

    西村賢太さん 「陰雲晴れぬ」は三島「酸模」

    三島「酸模(すかんぽ)」についてはこちら。https://tamegoro.exblog.jp/28315301/「酸模」は「好かん坊」つまり13歳の三島のことでしょう。でなきゃ、何でわざわざこんな地味な花をタイトルに持って来るのか。太宰の「人間失格」のはじめに登場する、「なんて、いやな子供だ。」これも「酸模」の主人公、および13歳当時の三島だと思う。 「陰雲晴れぬ」の方ですが、引越し先のマ...

  20. 西村賢太さん 「苦役列車」は芥川「トロッコ」 - 憂き世忘れ

    西村賢太さん 「苦役列車」は芥川「トロッコ」

    じゃないかって思う。「苦役」は、三島「孔雀」=「ウソ」と読んだので、くやく=クジャク=ウソ列車=てつどう。苦役列車=ウソ手伝うと、読んだけれども、どうもピッタシこなかった。一緒に載っている「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を読んだら、川端賞を待つときは、古書店で川端の作品に出会うと縁起がいいとか書いてある。これが、芥川賞「苦役列車」のヒントに思えた。芥川の作品と関係あるなと。芥川の作品は、ちょ...

総件数:28 件

似ているタグ