診るのタグまとめ
「診る」タグの記事(206)
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生理がきた!
鍼灸はあらゆる問題に対応できることは知られていなくても、婦人科疾患において効果が高いことは認知度が高いように思います。よく雑誌でも、こういうときはどこそこのツボを押すと良い、なんていう記事があったりしますからね。まぁツボ押しの効果はなんとも言えませんが、鍼灸における効果は間違いありません。先日も2ヶ月間生理が来ないという方が初診で見えられました。期間としては長い方ではありません。でもその前に...
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問診において
問診において大事なこと。それは、、、患者の言っていることを真に受けないこと。えっ??て思いますか?別に悪く言っているわけではなくて、共通の認識のもとに同じ単語を使っているとも限らないし、言い間違えたりもするし、思い込みなどもあったりするので、ことばを変えての確認作業が必要になるのです。「寝つきが悪いんです。」こう言われると、寝るときにすぐに眠れないで時間を要するんだなぁ、って思いますよね?で...
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いいから行ってみな
当院は初診時に問診時間を長くとっています。それにより、現在の状況だけでなく、それまでの経緯、体質等細かく把握でき、的確な治療をすることができます。このことをわかって来院される方もいれば、そうでない方もいます。ホームページを見て来られる方は、そこまで細かく記載してないから、わかってない方は少なくないですが、紹介されて来られる方も、あまり説明を受けていないという方も相当数います。「いいから行って...
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意味のないことではないけど、、、
血液型において新型コロナにかかるリスクが違うのではないか。どういう基礎疾患を持っている人がよりリスクが大きいか。どういう年齢の人が重症化しやすいか。研究者は様々なことを想定してデータ化をしようとしています。どうにかして目に見える形、わかりやすい形で示そうとする。意味のないことだとは思いません。でも本質は掴めない。東洋医学ではその人の正気の程度、邪気の程度によりリスクを判断します。もちろん全て...
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100均に行ったときは、、、
コストコに買い物に車で行く途中に100均があり、家の近くの妻が行きたい100均は今閉まっているということで、必要な買い物場所として寄って行きました。部屋の片付けとか上手く収納するうえで結構100均のもは役に立つんですよね。僕はというと、100均に行ったときは、必ずすることがあります。何か診療において「使えるもの」がないか探すのです。「使えるもの」というのは、患者さんが自宅とかで予防のために「...
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食事制限の弊害
一日一食ということを以前行っていましたが、体調的には過ごしやすくても、痩せていってしまうためにやめたことがあります。まぁもともと体調が悪いからはじめたわけではなかったですからね。こもとき一番感じたのは、ふだん必要以上に食べているということ。大抵時間だから食べるということになりますからね。自分の内側を意識せずになんとなく空いたから食べるという感じ。これはよくないですよね。大事なのは三食というこ...
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手のひらが閉じてる
肘くらいから指までの部分を全体の縮図として診る見方があります。「尺膚診」という言い方をします。手のひら側が顔で甲側が後頭部。肘に近い方は前だとお腹、後ろだと腰という具合に、対応させて診ることができ、それによって身体のどこに異常があるのかを知ることができます。スマホの影響もあるでしょう。母指球がやけに内側に入ってしまっている人が多いです。大人でも子どもでも。ここが広がっていると、呼吸も広がりや...
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病院等です
明日から「緊急事態宣言」が発令されるということですが、食料品や医薬品、病院等、生活に必要な場所に行くことを制限するものではないと言っています。当院も変わらず診療します。それは、鍼灸東洋医学という医療をしているからです。投薬などの西洋医学的治療で上手くいかなかった方、疑問を思っている方が当院を受診し、通院しています。ですから、当院が閉めてしまったら、その方たちを見捨てることになるわけです。少し...
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自然観察
靖国神社の桜は開花宣言されましたが、隅田公園はというと、まだもう少しという感じの今日です。咲く花を楽しむのはもちろんなのですが、違う楽しみ方、見方というものがあるようです。それは木の状態を見て、花が咲く頃を判断するというもの。僕ができるわけではありません。。。毎年自宅の家の前に咲く桜を見ていると、咲く前には幹が黒々しくなってくる、ということをおっしゃった患者さんがいます。そう言われるとそのよ...
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春一番!って言われても、、、
今日関東地方で春一番が吹きました。昨年より15日早いとのこと。立春の後春分までの間に吹く南寄りの風速8m/sの風をいうわけですが、なんかここまで温かい日が多いと、春一番という感じがまるでしない。確かに一段階変わったなぁ、という感じは強いですけどね。シャツの上に薄手のカーディガンだけで昼間外に出たし。花粉症もいい感じに猛威を奮っているようです。今日来た一人の方は、食べ過ぎたり胃の問題で悪化する...
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鍼の力
今日一本の電話をいただきました。相手は昨年途中まで通っていた患者さんのお義母さん。訃報でした。ガンで病院ではできることがないと医師に言われ、現代医療に見切りをつけて鍼に可能性をかけていらっしゃっていました。まだ幼子を抱えており、そのことをとても気にされていましたが、前向きにやっていこうと、日々を生きていらっしゃいました。お義母さんからは、ありがたいことに感謝のことばをいただきました。鍼をした...
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初診と向き合う
初診の患者さんは何かの縁があって当院を訪れます。誰かの紹介。インターネット。たまたま通りかかった。など当院のコンセプトをわかっている人もいれば、そうでない人もいるわけで、何のために主訴とは関係ないと思われることを細かく聞いたりするのか、なんで痛いところと関係ないところに鍼をするのか。そういったことをしっかり説明するのは僕の義務であると思ってはいます。そのことによってよりよい治療ができると。で...
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吐き出す
治療をしてるとき、その人の悩みや、ストレスに感じていること、憤っていることを聞くことがよくあります。普段溜め込んでいて、発散もできず、吐き出せずに過ごしている方、結構いるんですよね。その受け皿です(笑)僕に吐き出しておきながら、いろんな方の愚痴を聞いてばかりで、僕が辛くならないか心配される方もおります。まるで問題ありません。結構聞いているようで聞いてない(爆笑)いや、まぁ聞いてはいるんですけ...
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素朴な疑問
今日患者さんからこんな質問をされました。「右と左って何が違うんですか?」何のことかというと、今まで2回右の手のツボに鍼していたのが、今日初めて左の同じツボに鍼をしたのです。そう言われると、ツボの左右差を感じてもらって鍼をすることもあるのですが、人によってそうしない場合もあるし、やるとしてもだいたい初回だけ。この方の場合は自分の感覚に蓋をしているところがあったので、あえて感じてもらうことはしな...
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健康チェックのひとつ
風邪ひきが増えてきました。風邪をひくときはもちろん、ある日からというはじまりがあって、この時期であれば風寒邪という邪気を受けて発症することが多いわけですが、それまでのその人の状態によって、ひくかひかないかもきまったりします。ある人はひくけど、ある人はひかない、なんてことはよくありますよね。感染るということもあるけど、同じ職場にいて、風邪をひいている人の近くにいても、全く影響を受けない人もいる...
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風邪の一種
風邪というと、悪寒がして、発熱、頭痛、咳、鼻水などが頭に浮かぶと思います。発熱。厄介ですけど、治すためにとっている行動ですからね。発熱できないというのは、陽気が弱っている場合があります。なんとなく寒くて、からだの節々が痛んで怠い。これも風邪です。診ると腎陽が弱っています。「太谿(たいけい)」という足のツボに温補の鍼。からだが温もってきて、少し暑く感じるとのこと。ようやく発熱。抜鍼後少し話して...
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精密検査??
年に一、二度発作的に起きるか起きないか。そういう症状を持っている方。以前病院で調べても特に何も見つからず。直後には来院するが、しばらくすると来なくなる。そして最近また発作。患者「なんともなかったんだけど、、、」治療後患者「なんかからだが楽になった。精密検査とか受けた方がいいんですかね?」精密検査受けるより、日頃のからだをいい状態にしておくことの方が重要です。自分のからだがよくない方向に向いて...
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短絡的に考えず
膝が痛いと言って来院してきた初診の方。山登りを本格的にやる方で、登山中に痛くなったとのこと。ここ数年毎年。本格的にするようになってから。泊まりで行く荷物などが重い時期に痛くなる。明らかにそれが原因と思われますが、それを鵜呑みにせず、裏付けをとり、七情の問題なども聞いていきます。デスクワークをやっていて、もともと運動はしていない方。緊張強いにより、股関節が広がりづらい。肝経の緊張。こういう方に...
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立っていること、座っていること、寝ていること
大概において我々が鍼治療をするとき、患者さんにはベッドに横になってもらっています。なぜかというと、それが患者さんにおいてもリラックスしやすいし、我々も診やすいからです。負担がかからないというのはまず第一にありますからね。でもそれとともに、より治るための状態か、鍼が効きやすい状態か、ということも考慮する必要があると思います。立った方が効くのならばそうした方がいいですよね。またこうも思います。寝...
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ひとつの治療で、、、
何度か触れていると思いますが、東洋医学の考え方に、「異病同治」「同病異治」というものがあります。異なる病であっても、もととなっている原因が同じであれば、同じ治療。同じ病気であっても、原因が異なれば違う治療をするということです。ですから、ある人が、あれもこれもいろいろ困っている症状があるといっても、ひとつの治療で二つ三つ、四つといろいろ症状がよくなるなんてことはよくあります。右肩が痛いと言って...