詩小説のタグまとめ

詩小説」のタグがついている新着記事と人気記事をまとめました。エキサイトブログには詩小説に関連するブログ(日記、記録、写真、レビュー、噂、まとめ)がたくさん投稿されています。

「詩小説」タグの記事(64)

  1. 「太陽をみかたに」 - 明子の道々日記

    「太陽をみかたに」

    太陽をみかたにすること。と、親方がおっしゃった。茅葺の屋根の「なり」を整える時に、少し離れて遠くから見ること。その時に、太陽が照らす屋根の「なり」の凸凹を太陽が影として教えてくれるということ。自分の感覚だけではなく、太陽をみかたにつけて、屋根の「なり」を見極めるということ。

  2. 咸宜園 - 明子の道々日記

    咸宜園

    咸宜園の補修。定期的なスパンで補修することによって、そのものを保ち続けることができるということは確かなことである。穴が開くとするならば、その穴にさし茅をさすやり方があるということ。アバカで程よく束ねた茅で穴を埋めつつ、その周りにも長めの茅と短い茅を絡めるようにさしていき、ほめ板で叩いては整え、余分なものをそぎ落としてはハサミで整えていく。歯に穴が空いたら、そこに銀歯を入れるような。かてい。

  3. 「水切り」 - 明子の道々日記

    「水切り」

    道路側の面、水切り三段目。妻側、しゅうぎをつけてもらい、水切り三段目手前。長よしを一番ほこ竹で押さえていく。足場が狭く、水切りの軒下の方に頭を入れることもままならず、足場をずらして軒下に入って作業を行う。からすで引き出して、軒叩きなどで叩いていく途中まで作業が進んだ。水切り三段目を少しだけ整えさせていただき、毎日、新しい何かを教えていただけることに感謝している。怪我から回復して、命もまだ幸い...

  4. 「さっそくのみんのす」 - 明子の道々日記

    「さっそくのみんのす」

    さっそくのみんのすとの遭遇があった。小城羊羹の店舗に、その耳はあった。しかも、12個も。親方は全くもって魔除け的だよね。と仰っていた。馬の耳は、茅をトタンで覆っていた。ピンとはねた、聞き耳。生きている茅葺。「怪獣はささやく」パトリックネス著シヴォーンダウト原案の、木の怪獣を思い出していた。見方によって、立場によって変わる真実の物語を。私の真実は、あなたの真実ではないとしても。それは、誰かにと...

  5. その人の声が聞こえるだけで - 明子の道々日記

    その人の声が聞こえるだけで

    その人の声が聞こえるだけでいいような気持ちにさせてくれるような。闇ではなくて、気恥ずかしくも、朝の光を感じられるように。https://www.youtube.com/watch?v=6Rp4xvOzHUI

  6. 「茅葺の耳は馬の耳」 - 明子の道々日記

    「茅葺の耳は馬の耳」

    「みんのす」は猫耳のようなものが付いている茅葺屋根のことだと上村さんが教えてくださった。本当は、馬の耳をモチーフにしているということで、みんのすの「す」は穴のことだという。王様の耳はロバの耳、茅葺の耳は馬の耳。今の現場が佐賀の鹿島なので、そういう話になったのもあるが、みんのすは、佐賀に多い作りらしく、ぜひとも耳のある茅葺を見てみたいので、みんのすを佐賀で探してみようと思った。この鹿島の現場の...

  7. 「転げ落ちた」 - 明子の道々日記

    「転げ落ちた」

    夢に見たように暗闇と一緒に転げ落ちたビール箱の中身がなかったからあんまりに軽やかにビール箱と一緒に転げた足場はくっしょんになってくれたが踏み台にもなってそのまんま庭に転げ落ちたのだ暗闇の痛みから目が開けられない息ができないのは暗闇のせい左の首から肩にかけて三回転半にねじれながら転げ落ちたのだ水だったら着地失敗庭だから暗闇に着地ご安全に5番と書かれたヘルメットが守ってくれたけれど頭の中の暗闇と...

  8. 人生タクシー - 明子の道々日記

    人生タクシー

    人生タクシーを見た人を乗せて街を走る車車には生きた証拠のような記録が残る我々は生きているような時々乗りこむ乗り合いタクシーに乗っては降りているような記録はそこに存在しているようで姿の見えない証人か精霊か神のようでそのまま野ざらしにされた車の中の時間だけ止まって見える記憶のようで我々は一台のタクシーのようで運転手一人ではやりきれないようで我々は話したのだ花火は夏と笑う幼子のように時々打ち上げら...

  9. 「全身の水」 - 明子の道々日記

    「全身の水」

    全身の水がすべてがいれかわるみたいやもん剣道をしてきたせがれがいうたじいちゃん達と朝練をし後輩たちと昼練をし試験勉強の準備をしなければといいながらよるはかっぱのすしやでばいとしとるやんせいふくのぼうしがみどりやけんちょっとかっぱをとりこんどるんやろうけどそれにしてもかっぱまきっておいしいとかねあんまりたべんけど水分はあるかもしれんけど山笠んときはきゅうりをたべたらいかんていうけど男衆に限った...

  10. 「宇宙をつくろうとしている」 - 明子の道々日記

    「宇宙をつくろうとしている」

    世界をつくろうとするまえに、宇宙をつくろうとしている。つくってみないとわからないものが宇宙であるとするならば、宇宙もまた、人のように、自然のように、そのものを決して分離することはできず、一つの中の細部として、そこにあるということになるのであろう。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜https://wired.jp/2018/07/15/to-understand-the-un...

  11. 「自然的自然」 - 明子の道々日記

    「自然的自然」

    自然的自然と人間的自然は未分離であり、そこが日本浪曼派の限界である的なことをいうものがいた。どこから分離するかは、また、困難を極めるが、一応の境界線として、「制度」的なものを上げていた。人が決めている、例えば「法」だとか、「制度」だとかを指し示しているようであった。ところで、ある程度、人の心の「感情」は推し量れるものであり、それぞれがそれぞれのすきなことをしているという上で、そのものがつくっ...

  12. 「すくらっち」 - 明子の道々日記

    「すくらっち」

    素のくらっちさんのことを「すくらっち」ということにした。くらっちさんとは、詩のボクシング福岡実行委員会でご一緒した倉地久美夫さんのことであるが、この頃ご無沙汰していたが、たまたま歌を聞く機会があり、また、すくらっちさんを拝聴することとあいなった。どこにもない音を、うたを聴かせてくれるような、すくらっちの音の世界に、どっぷりとつかりきった。「スーパー千歳」の完成度もさることながら、あるばむ「い...

  13. 「漆喰の白を」 - 明子の道々日記

    「漆喰の白を」

    漆喰の白い壁を塗った。左官の先輩が講師をしていたお家の壁を塗ったのだ。ボランティアの方々も大勢おられて、その中の山口さんという方が、左官って、左から塗るから左官っていうんだよ。と、教えてくださった。灰色の壁が、一度塗り、二度塗り、三度塗りして白くなっていく。空気が入らないように、丁寧に、丁寧に塗り上げていく。白く塗りつぶされていく壁に、息を吐きながら、一気に塗り上げていく。隅もマンボウコテ?...

  14. 「濁流の夜」 - 明子の道々日記

    「濁流の夜」

    激しい雨の後。濁流が夜を押し流していくように、ポアしたかった人たちがポアされたという。より大きなものが、押し流していく。濁流は、より大きなものに押し流されていく。小さな政府を作り、小さな階級を作り、自分たちの敵を押し流すように亡き者にしようとしても、より大きな政府、より大きな階級を作り得た者に、敵とみなされた途端、亡き者にされていく。生存と死の競争は、より大きなものが、小さな死を喰らいながら...

  15. 黒ねこの黒 - 明子の道々日記

    黒ねこの黒

    黒ねこの黒が見つかった。多分。雨が激しく降った後の暗闇の奥で。そこは、黒が、三匹産んだばかりの時に、一匹だけ毛色の違う灰色と白と黒がグラデーションのように混ざった黒の娘のミーちゃんとそっくりな赤ちゃん猫を隠しにやってきた茅葺屋根の玄関の近くであった。産湯につかれそうなほど湯が溢れてきていた、生暖かい子宮から流れ出てくる羊水の行き着くところのような暗闇の奥で。残された二匹の子猫は黒ねこであった...

  16. 黒い犬 - 明子の道々日記

    黒い犬

    黒い犬ついてきていた逃げもせずそこにきていた亡き人もまた

  17. 「蛍ふたたび」 - 明子の道々日記

    「蛍ふたたび」

    今日もまた蛍を見た。仕事帰り、みんなでラーメンをいただいた後のこと。作業場についた頃、三日月のほの暗い中、蛍が木の上をゆうるりと、とんでいた。作業場で見た蛍は初めてだった。山と川と木の緑がかった魂のようなものが浮かんでは消えていくのを見ていた。亡くなった先輩の魂も、安らかでありますようにと、心のどこかで思う。ふと、今日、古茅の上にちょこんと細くてすっきりとした緑がかった若そうな蛇がいたのを思...

  18. 「蛍」 - 明子の道々日記

    「蛍」

    蛍を毎日のように見ていた。大山の蛍祭りに行ってきた。友人のご家族も一緒に。太鼓の音に間に合って祭りを堪能する。いつも人と会う方が珍しいのに、人で賑わっていた。そこであった元同僚が、運動会にもこんなに人いないですよ。と話していた。蛍は川の方をゆうるりと飛んでいた。前津江にも、山があって、川があって、田んぼがあって、蛍がおった。茅葺屋根の二階建てのお家のそばまで散歩していると蛍がゆるりと飛んでい...

  19. 「梅の実と種と」 - 明子の道々日記

    「梅の実と種と」

    落ちた梅を拾って、ざるそば一人前のザル二つほどの量を干していたら、いつの間にか、全て種になっていた。落ちた時にはついていた虫に食べられたのかもしれないし、その虫もろとも梅の実を小鳥が食べてしまったのかもしれない。乾いた梅の種は梅干よりもなお、干されっ放しで、カラカラに乾いていた。梅雨になったというのに、干からびたまま、そこに転がっていた。私は、干からびた梅の種をまた拾い集めて、山に埋めようと...

  20. 「麦藁と御勢大霊石神社(みせたいれいせきじんじゃ)」 - 明子の道々日記

    「麦藁と御勢大霊石神社(みせたいれいせきじんじゃ)」

    軒に使う麦藁を取りに小郡まで伺う。束ねてあった麦藁を拾いつつ、こぼれ落ちた穂もかき集めていく。トラックに積みながら、機械で刈り取られた裸の麦のようで、物腰が柔らかく、今にも折れそうではあるが、一度集まると、その柔らかさは弾力を持ち、茅を優しく支えてくれるものなのだ。その後、お近くの御勢大霊石神社に伺う。杉皮葺の屋根を拝見する。奥さんが出てこられて、屋根裏も拝見させていただく。江戸時代くらいに...

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