開高健のタグまとめ

開高健」のタグがついている新着記事と人気記事をまとめました。エキサイトブログには開高健に関連するブログ(日記、記録、写真、レビュー、噂、まとめ)がたくさん投稿されています。

「開高健」タグの記事(40)

  1. 開高健「ユーモレスク」題名を何と読むか - 憂き世忘れ

    開高健「ユーモレスク」題名を何と読むか

    開高健「ユーモレスク」1960年。ごく短い作品。柳原という40歳くらいの男。財産家らしいが、借金をして踏み倒すのが趣味。三千円借りるのに、一万円をかけるようなことをする。一応、美術書専門の洋書輸入商。みんなにセンミツ屋と呼ばれているホラ吹き。古今東西の幅広い知識と教養に、作り話を盛りに盛ってしゃべる。彼に捕まったら、ヘビに睨まれたアマガエル。しつこく訪ねて来たり電話してきたりして、掘り出し物...

  2. 開高健「名人」作者の意図は? - 憂き世忘れ

    開高健「名人」作者の意図は?

    「名人」1960年の作品。開高健って、名人だなあ。読み心地もウットリさせるものがある。アパートの大家をしている老人が主人公。一人暮らしで、釣りが趣味。なんだけど、出掛けるときは背広にネクタイ。住人らは、彼の過半生を色々に噂するが誰にも解らない。じつはスリです。一度も捕まった事がない。今日も今日とて、釣り道具を持ってお出かけ。駅で荷物を預けて電車内へ。長年の経験から、刑事とおぼしき男を発見。そ...

  3. 開高健「任意の一点」また覚醒剤ですか - 憂き世忘れ

    開高健「任意の一点」また覚醒剤ですか

    1960年の作品です。この時代の小説って、やたらと阿片(ヘロイン)と覚醒剤が「裏ネタ」になっている。「阿片戦争」があったくらいですから、兵器の開発の一方で、薬品の開発も、各国が力を入れていた感じがします。「鶏と卵」どっちが先?の論で、兵器や薬品のテストのために戦争していたのかも。どっちにしても「表沙汰」にはできない。「任意の一点」という、ごく短い作品。大隅という主人公、サラリーマンです。目覚...

  4. 開高健「無邪気」ロックの語源、今知った! - 憂き世忘れ

    開高健「無邪気」ロックの語源、今知った!

    開高健「無邪気」1959年。この人はやっぱしスゴいなあ。高校生の皆様、読書感想文におすすめです。山崎という大学の先生。英文学の教授です。テストを白紙で出した学生と向き合って説教。テスト用紙のスミに狂歌が二首書いてある。その一つが、板なめとおぼしき亭主の青女房嬉しくもあり悲しくもあり大学二年生で、まったく英語ができない学生を前に、山崎先生、どーせ親が金持ちで裏口入学だろうと「やれやれ」状態。学...

  5. 開高「睦雄の経験」は18禁!! - 憂き世忘れ

    開高「睦雄の経験」は18禁!!

    開高「睦雄の経験」1959年の短編。地味で真面目で下戸、東大仏文科の学生である睦雄くん。下戸というのは、女の子を口説くのに絶対不利ですよね。下戸で、遊び人で女タラシっているのかなあ。人間を随分長くやっていますが、酒が飲めない「遊び人」って、いたかなあ?睦雄くん、女性経験がないのですが、あるとき、カワイイ「豆狸」みたいな女子とラブラブに。「経験」をします。朝になると、女子が「夫婦気取り」。で、...

  6. 開高「衛星都市で」と深沢「変化草」 - 憂き世忘れ

    開高「衛星都市で」と深沢「変化草」

    開高健「衛星都市で」1952年の作品。芥川賞の前です。労働争議の多かった時代なのでしょうか。朴という在日朝鮮人や、孤児を引き取って妹として同居するタイピストなどが、同じアパートに暮らしている。開高健は、若い時ほど「難解」。22歳でコレを書くということは「早熟の天才」だと思う。ストーリーは説明出来ないので、読んでください。後半、大学の講堂で、労働争議の計画?みたいなことを話し合っているところに...

  7. 開高「ロビンソンの末裔」と三島「檄」 - 憂き世忘れ

    開高「ロビンソンの末裔」と三島「檄」

    開高「ロビンソンの末裔」読み終わりました。東京の役所の職員である主人公が、終戦間際に「北海道開拓」を決意し、妻子とともに北海道へ向う。肥沃な土地、家、近代的農機具などを約束されている。ところが、途中で「敗戦」となる。現地につくと、土地は火山灰地で作物が収穫できるようにするのに五年。家もない。農具は、もともといる農家に借りる。約束と全然違う!!そんな話で、メタファー作家ですから、何やら「意味深...

  8. 開高健「穴」穴だけに深い!! - 憂き世忘れ

    開高健「穴」穴だけに深い!!

    1959年の作品。一人称で主人公は開高とイメージがかさなる「釣りキチ」。これもやっぱ、マヌケな主人公。渓流釣りが趣味なんだけど、どこの釣り場も人が多すぎる。「穴場」を探して、やっと見つける。サビれた田舎の駅に降り立つと、何と「同類」が!リュックから釣り竿が出ている。二人は、相手の「腕」を探り合いながら、渓流に降りて、同じ所でキャンプ。釣りをして、蒸し焼きにして食べたりする。相手の男は、会社を...

  9. 開高健「屋根裏の独白」「流亡記」の真逆じゃん! - 憂き世忘れ

    開高健「屋根裏の独白」「流亡記」の真逆じゃん!

    コレも全集第三巻から。「独白」というくらいですから、日記形式。アドルフという、ヒットラーをイメージしちゃう若者。美術学校に落第。ナマケモノで勉強ぎらい。両親が亡くなり貧乏のどん底。デッサンも、本人は自信あるみたいだけど……大したことない。建築科をすすめられるのだけど、学科がまったくダメなのでそっちもだめ。自称芸術家ですから、転職して硬い仕事につく気もない。これはもうね、三分の一のところで気づ...

  10. 開高健「流亡記」睡眠薬がわり - 憂き世忘れ

    開高健「流亡記」睡眠薬がわり

    全集第3巻に入っている。ものすごーーく、だらだらした小説。秦の始皇帝の時代、万里の長城建設の話のようだけれども、どうもオカシイ。リアリティ皆無。三島に多い、情景が立ち上がりにくい文体。途中で飽きてきて「眠く」なっちゃう。もしかして……「夜の車」=「狂気かー」の仲間?そうなると題名は「退屈」「超ツマラん」「眠くなる」みたいな意味に違いない。流=竜=辰=しむ=子む亡=もう=毛記=来流亡記=眠気来...

  11. 開高健「日本三文オペラ」意味解った!! - 憂き世忘れ

    開高健「日本三文オペラ」意味解った!!

    朝になったら解りました!「日本三文オペラ」はブレヒトの戯曲「三文オペラ」に「日本」を付けただけ。こうゆうのは、「一日」同様、「日本は棄」「日本余分」などと読む。キムさんを親分とする朝鮮人部落ですから、内臓肉を焼いて食べるシーンが、いと詳しく描かれている。それから、夥しい隠語。「奥の細道」が、「おく」=「ひの」下=胃の下それで「細」=ほぞ=へそ俳句というヒントと内臓肉。「日本」=ひのもと=胃の...

  12. 「ある男」ホームレスの田代昭蔵 - 憂き世忘れ

    「ある男」ホームレスの田代昭蔵

    「ある男」14章にホームレスの男性が出て来ます。原誠という戸籍を買って暮らしている。この人の風体が、白髪まじりの坊主頭は、上から何かで押さえつけられたように平らに潰れている。この章は開高の「日本三文オペラ」と一致していると推理。こっちの主人公、乞食のフクスケさんは、あだ名の通り、鉢のひらいた、子供くさい頭をして〜と、「ある男」のホームレスさんと似ている。ホームレスさんは、本当は誰?と聞かれて...

  13. 開高健「一日」パクチーについて - 憂き世忘れ

    開高健「一日」パクチーについて

    前記事の続きです。三島「禁色」は開高の代筆と前に書きました。「文章は形容詞から腐る」が「輝ける闇」や講演内容とモロかぶりですから。三島「禁色」檜俊輔の「醜さ」とはhttps://tamegoro.exblog.jp/29234317/北斎「羅漢」平賀源内?https://tamegoro.exblog.jp/29266123/「空白を満たしなさい」源内とベトナムの関係https://tame...

  14. 開高健「一日」は〈舟まんじゅう〉 - 憂き世忘れ

    開高健「一日」は〈舟まんじゅう〉

    「一日」もベトナム戦争中の話。一人称で、主人公は相変わらず「マヌケ」な設定。一日ですから、朝の6時から始まります。友人が榴弾で死んだ事を聞かされる。町をブラブラして、動物園で昼寝。目覚めると黄昏。川で「オバさん」に呼び止められ、舟の中で女の子を買う。少年のような女の子。酒を飲み、オハジキのようなことをして遊び、一夜をともにする。朝、別れ際、オバさんはまた客引きをしている。そのセリフの語尾が「...

  15. 開高健「掌のなかの海」は意味深!! - 憂き世忘れ

    開高健「掌のなかの海」は意味深!!

    「掌のなかの海」は1990年発表ですから、死の翌年です。開高健は「文壇の秘密」を暴露しているものが多い。タイトルからして「あっ」となる。川端「掌の小説」に「海」(1924年)という作品。以下に全文が、「掌の小説」の「海」は三島脳には読めないhttps://tamegoro.exblog.jp/28196585/上記ブログを書いた頃は、「題名」の解読が甘かった。ゴーストさんたちは、さりげなく「...

  16. 開高健「貝塚をつくる」作ってるのはコカインでしょ!! - 憂き世忘れ

    開高健「貝塚をつくる」作ってるのはコカインでしょ!!

    「ある男」解読のために「開高健短編選」を読んでいます。オモシロい!「ある男」なんか忘れちゃいそう。巻末の解説、大岡玲さんという方、純情だなあ。騙されてるって。「貝塚をつくる」という話。「釣り」がテーマと見せかけて、コカインの密造&密輸の話。ベトナムです。「釣り」を通じて中国人の富豪と知り合う。一人称、マヌケな主人公の目を通して語られる、例のパターン。島に行く。脱走兵の青年が「炭焼き」をして暮...

  17. 「ある男」後藤美涼=谷口大祐? - 憂き世忘れ

    「ある男」後藤美涼=谷口大祐?

    「ある男」解読のために開高健を読んでいるのだけれど……。一人称でベトナムを舞台に書いたものなど、ほとんどが「本人がマヌケ(鈍感)」という例のテクニック。「ある男」の主人公・城戸とかぶる。開高の短編「兵士の報酬」は、三日の休暇をサイゴンで過ごす兵士(ウエスト)の話。主人公の日本人記者と仲良し。一緒に食事をしたり、女の子のいる店に行ったりして遊ぶ。兵士はサイゴンに「馴染みの女」もいない。どうゆう...

  18. 「ある男」第10章は「裸の王様」 - 憂き世忘れ

    「ある男」第10章は「裸の王様」

    「ある男」読み終わりました。開高健は、短編集一冊と「輝ける闇」しか読んでいないので、23章のうち、解ったのは5つだけ。つまり、全集を読まないと「ある男」も理解できないというか、開高作品との「答え合わせ」が、この作品でできる。先に開高を「解読」しないと楽しめませーん。だって、表のストーリー、メタファー小説の特徴ですが、漫画チックだと思いません?それとやっぱ「回収されない伏線」。詐欺師、小見浦の...

  19. 「ある男」開高健っぽい - 憂き世忘れ

    「ある男」開高健っぽい

    「ある男」が届いたので、パラパラ〜「序」と第1章だけ読んでみました。昨日の記事で、「ある男」=あるおのこ=ある尾のこ=アルビノこ=アルビノ上梓と推理していました。「上梓」は間違い。「アルビノこ」=白子=シロネズミシロネズミとは開高健の代表作「パニック」。以下ご確認を。開高健「パニック」マジか!!https://tamegoro.exblog.jp/28336368/「序」で「城戸さん」が出て...

  20. 開高健「輝ける闇」誰か読んでみて!! - 憂き世忘れ

    開高健「輝ける闇」誰か読んでみて!!

    開高健「輝ける闇」を半分ほど読みかけです。これってヤバいと思います。普通に、主人公=開高健として読むと気づかないけど、純粋な一人称小説として読むとね、主人公が「他の登場人物にダマされ、からかわれている」構図が見える。世間知らずで、頭でっかちの主人公。物事には「裏の裏」があることを知らないし疑いもしない。戦場でもやたら読書。文学論。飾りすぎる文体。ひとりよがりの解釈。前に書いた「ダイナマイト漁...

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