1980年代のタグまとめ
「1980年代」タグの記事(20)
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別冊近代映画 河合奈保子スペシャルパート3 河合奈保子...
予告らしい予告もなく(俺が知らないだけかも…)急な発売にびっくり。さほど欲しいとは思わずとも、復刻は素直に嬉しい。当日捕獲。が、なんだか、紙をスキャンして多少レタッチしただけみたいな品質で、多くを期待するとがっかりするかも。実は、保管状態が悪く、中の人が死ぬほどレタッチしてここまでこぎつけたのかもしれませんが。「再会の夏」の品質の高さを、こんなところで再認識。
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航空ジャーナルの年賀状
紙資料の中から出てきました。いまとなっては貴重な絵かも。Nobさんのご冥福をお祈りします。
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午夜吻別前 (金碟) (華星40經典金唱片)
2014年7月6日 記最初、iTunes Storeで見つけ、ひょっとして輸入盤CDがどこかで買えないかと思ったらAmazon.co.jpで売っていました。今年の3月に出た復刻盤です。以前のタイトルは「成龍」だったと思いますが、同名アルバムとの区別のために変えたと思われ。金碟とはGold Discのこと。特にリマスタはうたっていませんが、そのへんは筆者の中国語ではわかりません。収録曲は下記の...
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銀河英雄伝説外伝4螺旋迷宮
田中芳樹(2009年)「銀河英雄伝説外伝4螺旋迷宮」創元SF文庫(徳間ノベルズ1989年)味わい深い中編。一つ一つのエピソードや場面が、美しく印象的。とはいえ、ヤンが登場するかぎり、喜劇的になるのは避けられない。英雄たちのお祭り騒ぎの後の寂しさや虚しさは、銀河英雄伝説が完結した後の寂しい気持ちにも通じるかもしれない。最終盤に登場する「秩序と規則が服を着ている」中佐が、良い味を出していた。立派...
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銀河英雄伝説外伝3千億の星、千億の光
田中芳樹(2009年)「銀河英雄伝説外伝3千億の星、千億の光」創元SF文庫(徳間ノベルズ1988年) 何となく、ラインハルトとヤンが主役でない外伝に対するテンションが上がらず、少し時間を置いての読書になった。が、読み始めたら面白くて止まらなくなった。意外にも二人もけっこう登場する。準主役といえる人物たちも続々登場してくる。 そしてシェーンコップという伊達男の真髄!格好良いなぁ。 正伝よりも前...
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死のワナの地下迷宮
2005年5月29日 記スティーブ・ジャクソン&イアン・リビングストンのファイティング・ファンタジー・シリーズが復刻されている。をを、懐かしい。と言っても、わけのわからない人が多いかもしれませんね。1980年代後半に流行った、「火吹山の魔法使い」をはじめとするファンタジー系のゲームブックです。かくいう筆者も、けっこうはまりました。RPGと言えばテーブルトークRPGしかなかった時代、一人で遊べ...
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銀河英雄伝説外伝1星を砕く者
田中芳樹(2008年)「銀河英雄伝説外伝1星を砕く者」創元SF文庫(徳間ノベルズ1986年)冒頭のニーツェの引用が、ぴったりで格好良い。ヤンが好き過ぎてラインハルトが嫌いな気もしてきたが、読み始めると、ラインハルトの話もとても面白い。やるべきことをきちんとやるのが、気持ち良いのかもしれない。彼は、自分の大切な人のために行動している。そして能力があればこその高みに上ろうとする。そこに難しい哲学...
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銀河英雄伝説外伝2ユリアンのイゼルローン日記
田中芳樹(2008年)「銀河英雄伝説外伝2ユリアンのイゼルローン日記」創元SF文庫(徳間ノベルズ1987年) ヤン側の話を読みたくて、外伝1より先に2を読み始めてしまった。 面白い!このまま、永遠に読んでいたい。ラインハルトが登場しなければ、ずっと続いたかもしれないお祭り騒ぎ。ユーモアを言葉にすることが、皆上手だ。 ヤンもラインハルトも、未来を予測して行動しているが、不確定要素のために予想外...
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銀河英雄伝説10落日篇
田中芳樹(2008年)「銀河英雄伝説10落日篇」創元SF文庫(徳間ノベルズ1987年)とにかく面白くて、かつ誠実な物語。これから何十回もあるいはそれ以上、読み返すだろう。…市民の権利より国家の権威が優先されるような政治体制が、どれほど多くの人を不幸にするか、過去の歴史から学びえていたら。人類は、より少ない犠牲と負担で、より中庸と調和をえた政治体制を、より早く実現しえたであろうに。“政治なんて...
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銀河英雄伝説9回天篇
田中芳樹(2008年)「銀河英雄伝説9回天篇」創元SF文庫(徳間ノベルズ1987年)ハンス・エドアルド・ベルゲングリューン大将の言葉に、賛同する!自分が愚かだと気付いても、謝罪も訂正もできないなんて、権力者もたいしたことない。2巻とか8巻で涙は使い果たした感もあるが、何故だかこの巻がとくべつに切なかった。因果応報というものを信じたいという気持ちが、自分の中にはいまでも強くあると実感した。ちな...
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銀河英雄伝説8乱離篇
田中芳樹(2008年)「銀河英雄伝説8乱離篇」創元SF文庫(徳間ノベルズ1987年)うすうす思っていたけれど、文庫の帯が、良くない!展開を明示しちゃってる!!ある程度予想しているとしても、やっぱり何も知らないままに読みたい。この帯はやめてほしい。。。ここにいたって、ヤンとその一党は、最大の矛盾に直面せざるをえない。つまり、人民の大多数が専制政治を肯定し、受容したとき、人民主権をとなえるヤンら...
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銀河英雄伝説7怒涛篇
田中芳樹(2008年)「銀河英雄伝説7怒涛篇」創元SF文庫(徳間ノベルズ1986年)どんな制度のもとでも、環境の良し悪しは、関わる人間によって変わる。制度そのものが特定の個人の関与を前提としていれば、当然、永続しない。「なぜなら、えらそうに言わせてもらえば、民主主義とは対等の友人をつくる思想であって、主従をつくる思想ではないからだ」乾杯の動作を老元帥はしてみせた。「わしはよい友人がほしいし、...
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銀河英雄伝説6飛翔篇
田中芳樹(2007年)「銀河英雄伝説6飛翔篇」創元SF文庫(徳間ノベルズ1985年)ヤンの下記の考えは、マルティン・ニーメラーの言葉(とされる詩)とは順番が逆になるが、最終的には同じことなんだろう。つまり責任を全て他人に任せ切ってしまえば、結果を自分で引き受ける権利すらなくなり、奴隷も同然となってしまうのだ。「法にしたがうのは市民として当然のことだ。だが、国家がみずからさだめた法に背いて個人...
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銀河英雄伝説5風雲篇
田中芳樹(2007年)「銀河英雄伝説5風雲篇」創元SF文庫(徳間ノベルズ1985年)目的が手段を正当化することはない。けれど、目的達成のみを至上の価値とみるならば、手段を選んではいられない。このジレンマには、簡単な答えは無い。…「帝国の民衆にとっては、あきらかにマイナスだ。強力な改革の指導者を失い、その後は政治的分裂、悪くすれば、いやほぼ確実に内乱がおきるだろう。民衆はその犠牲になる。まった...
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銀河英雄伝説4策謀篇
田中芳樹(2007年)「銀河英雄伝説4策謀篇」創元SF文庫(徳間ノベルズ1984年)マキアヴェッリの理論を読んで精神的に高揚する気持ちと、現実世界で平穏を求める気持ちとを、調和させる方法を、この本を読む中で得られるのではないか。そんな期待を抱いてしまったりもする。良質のエンターテイメントというのは、ここまで自分の思考を刺激するのだと、改めて感動する。…根本は、ヤンが父親からうけついだ哲学のあ...
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銀河英雄伝説3雌伏篇
田中芳樹(2007年)「銀河英雄伝説3雌伏篇」創元SF文庫(徳間ノベルズ1984年)一つの命題真に公正な政治は、有能な独裁者のもとで達成されるのか。民主主義は腐敗から逃れられないのか。世界史の勉強が楽しかった高校生のころ、「それでも、有能な王に何かあればすぐ滅びる独裁よりも、多少不安定でも一定のレベルを保てる民主主義を、自分は支持する」と思っていた。ヴェネツィア共和国に憧れるのは、両制度の長...
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銀河英雄伝説2野望篇
田中芳樹(2007年)「銀河英雄伝説2野望篇」創元SF文庫(徳間ノベルズ1983年)ぼんやりと題名を知っていたが、ようやく読み始めた本作。もっと若い頃に読んでいたら自分はどんな影響を受けただろうか、とは思う。しかしながら、いまこの時に初読で楽しめる幸せを、何より感じている。幸福な読書。「……あなたにとって、もっともたいせつなものがなんであるかを、いつも忘れないようにしてください。ときには、そ...
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銀河英雄伝説1黎明篇
田中芳樹(2007年)「銀河英雄伝説1黎明篇」創元SF文庫(徳間ノベルズ1982年)キャラクターの魅力、ストーリーの玄妙さ、古今東西の文化と技術が詰まったSF!凄すぎる。「日本SF史に名を刻む壮大な宇宙叙事詩」という裏表紙の説明のとおり。キャラクターやストーリーよりも重要なもの、というかそれらの魅力を発揮させる原動力は、文体ではないか。まさに、英雄伝説を語るに相応しい華麗でわかりやすい文体。...
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Premium Collection NHK TV P...
ここ数年、毎年何かしら発売されることがお約束となっており、今年はシングル全曲ハイレゾ配信を期待していたのですが、そんな予想の3歩先いく企画にびっくり。さすが天下のNHK。DVD 3枚って、いったい何曲収録するのよ。Smile Kissは収録されますかねえ? あと、紅白歌合戦の吉川晃司はどうやって処理するのかしらん(笑)これで、来年こそシングル全曲ハイレゾ配信あるかな? 予期に反し夜のヒットス...
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「安倍ジャパン」をもたらした「昔は良かった」論
「安倍ジャパン」をもたらした「昔は良かった」論「安倍ジャパン」※をもたらした背景の一つは、「昔は良かった」論があると思います。「安倍ジャパン」自体、復古的と批判されますが、「昔は良かった論」、それも「1980年代頃が良かった」論を追い風としている感があるように思えるのです。安倍総理及びその周辺も本気でたとえば何かあったときに東條英機みたいに死刑になる覚悟があるか、近衛文麿みたいに自殺する覚悟...