ASI1600MC-COOLのタグまとめ
「ASI1600MC-COOL」タグの記事(29)
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LEDトレース台の謎
★フラット撮影の便法として・・・あぷらなーとは不精者なので、薄明フラットとか曇天フラットなどの高度な技は習得していません。高速シャッターでパパッと百~数百枚撮影して、サクッとコンポジットして終わりにしたいですし、できれば撮影後に室内で気楽にフラット撮影したいのですね。という訳で、昨年度からLEDトレース台を利用したフラット撮影を試行中です。★お困りの方もいらっしゃる?個人的にLEDトレース台...
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まとめページ更新しました
★ブログのスキンを変えたのでアクセス数が多いエントリーや、自分自身が「いつか書いたはずだ」と半泣きで探し回る羽目になってるエントリーをまとめた「あぷらなーとのまとめページ」を絶賛作製中です♪今回は、ユーザーさんも多いと思われるZWOの冷却CMOSカメラASI1600MC-Coolに関する各種の『謎』を検証&考察ごっこした記事をまとめたページを作成してみました。収録記事は、①ASI1600MC...
2018/12/10 12:56 - あぷらなーと -
ダークノイズ減算の謎①(予告編)
★面倒くさい事を成すには『公言』が一番♪「ダークノイズが消しきれない件」について、ゴソゴソ『検証ごっこ』していて、「手作業で1ピクセルずつポチポチクリックして輝度を測定してはEXCELに打ち込む」のでは気が変になりそう(笑)だったので、潔く国立天文台が公開しているFITSファイル解析ソフト「マカリ」に手を出しました。・・・といっても、複数ピクセルの輝度を(直線上に並んだピクセルなら)一気にC...
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ダーク減算処理についての『不快感』の正体②
★先日のエントリーで書いた『不快感』最近、なんか「ダークファイル補正してもダークノイズって消しきれないよなぁ」と不思議に思ってた件について、自動ダークファイル補正処理に頼らず手動で減算処理すると結構キレイにダークノイズが消えることを見つけたんだけど・・・直感的に「平均値の差分」と「差分の平均値」が一致してないのが原因ではないかと感じたので、少し『検証ごっこ』してみることに。★コードを書いてる...
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ディザリングはなぜ「効く」のか?
★結局、ディザリングに勝るもの無し?お恥ずかしながら、ディザリングはおろかオートガイドすらほとんど経験の無い「ひよっこ」あぷらなーとなのですが。ディザリングって不思議なんですよねぇ。ええ、固定位置に居座るホットピクセルやクールピクセルを『散らす』ことによって希釈するのがディザリングだというのは理解しているつもりですよー。でも考えてみると「ピリオディックモーションをあえて補正しないノータッチガ...
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デジタル一眼と冷却CMOSカメラのダークノイズ
★前回のエントリーで・・・お気に入りの改造D5000は結構ノイズが少なくて、非冷却でも明るい天体ならまだまだ現役なんだけど、冷却CMOSカメラと比べちゃうと、そもそもダークノイズの出方が気色悪くて画像処理に難儀しそうなことが分かります。実際はダーク減算処理などで相当分が軽減されるはずですが、今回はその『気色悪さ』を見てみることに。★100枚コンポジットした後のダークノイズ改造D5000につい...
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人工星テスターで『のっぴきならない』こと発見?③
★どうせ晴れないなら・・・・どうも最近天気が思わしくありません。観測タイムが取れそうな時に限って雨か曇り(涙)。しかたがないので、「先日来悩んでいる件」を少し進展させることにしました。★奇妙なゴーストのようなもの前々回の記事にも書いたように・・・・ミニBORG60ED+ASI1600MM-Coolの組み合わせで合焦位置から少し内側にずらして点光源(人工星テスター)を撮影すると「奇妙なゴースト...
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クローズアップレンズ転用対物レンズ一斉比較
★本当に『そう』だったっけ?最近どっぷりとハマっているクローズアップレンズ転用『にせBORG』作りなのですが、ケンコーのクローズアップレンズを用いた場合①シングルレンズタイプは論外②アクロマートタイプは実用になる③ただしACNo3だけは像が甘いという結論を出していたのですが・・・・※自分でも「いつぞやの記事に書いたよなぁ」と思いつつ、発掘に手こずっていたところ、なんとHiroponさんが素早...
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天文復帰への道(GPDまで行きたい)
★『今』できることを怪我(肩腱板断裂)したものは仕方ないし、右腕が動くようになる(予定の)来年の夏までは無理は禁物。でも、本当にこの状態での天体観測は不可能なのか?★健康な左腕の強化とりあえず、右腕は一眼レフ1機すら持ち上がらない状態。手首から先は動くけれど腕は伸ばせない。反面、健康な左腕は密かに実施していたトレーニングの成果で、お箸もマウスもキーボードも自由自在に使えるまで向上。荷物も片腕...
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『フルアーマーBORG・完全体』出撃準備♪
★ここまで長い道のりでしたが・・・ようやく、『フルアーマーBORG』が当初夢想した仕様に到達しました。目指したのは、「Hαナロー・SⅡナロー・OⅢナロー・RGBの全てを同時露光してしまう」という、まさに『ど変態仕様機』。★まずはカメラ・・・カメラはZWOの冷却CMOSカメラです。ASI1600MC-COOL×1機ASI1600MM-Cool×2機ASI1600MM-Pro×1機の合計4台の『...
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ナローバンド撮影の『裏パレット』
★お待たせしました♪先日より試しているナローバンド撮影における三波長合成カラー化の『見慣れないカラーバリエーション』ですが、一通り確認作業が済んだので、いよいよ種明かしです。はい。従来のHα・SⅡ・OⅢナローをカラー化するためのカラーバリエーションには、上記のような色具合のパレットは存在しません。★・・・と、その前におさらい♪ご承知のように光の三原色はRGB(赤緑青)の3色です。その3色を組...
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『フルアーマーBORG』で薔薇を撃つ
★珍しく、条件が揃いました!ここのところ、なかなか「お休み」+「月が無い」+「晴れ」の三拍子が揃わなかったのですが、ついに条件が揃いました。これはもう、千載一遇のチャンス♪冬の寒波の襲来でめちゃくちゃ寒いですが、『フルアーマーBORG』ニワトリ出撃決定です。実は、大晦日に「ファーストライトで『年越し薔薇』だっ」と意気込んだのは良いものの、月が明るいし、自作レデューサの選定間違えて『日の丸ゴー...
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比較明の「光跡途切れ」にお悩みの方に朗報
★光跡途切れを軽減する『イーブンオッド法』あぷらなーとブログを始めたきっかけとも言える「比較明合成で生じる光跡途切れ」を軽減する妙案『イーブンオッド法』ですが、一つ弱点がありまして、それは『イーブン群』(偶数コマNoの画像ファイル群)と『オッド群』(奇数コマNoの画像ファイル群)に分ける作業の煩わしさなのですね。まあ、発案者自身は「アヤシげなワザ」を習得してまして、単純に言えばWindows...
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新年早々「好事魔多し」
★『年越し薔薇』バッチリ成功だぜ!?・・・と思ったら、好事魔多し。せっかく『フルアーマーBORG』で望んだSAO同時撮影作戦ですが、Hα画像こそ大成功したものの、あとはダメダメでした。★SⅡを担当したMM2号機の痛恨のポカミスビームスプリッタの直交方向に装着したASI1600MMーCool2号機ですが、『網目状ノイズ』の一件が解決して調子に乗っていたらバチが当たったようです。本題に入る前に、...
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『光跡の途切れを解消する』冷却CMOSカメラを入手した...
★天気が悪いので・・・・『フルアーマーBORG』によるSAOナローの『一発撮り作戦』を決行しようと目論んでいたのですが、どうも天気が悪いですね。昨夜も途中から雨が降ったり雲が湧いたりで極軸セットすら不可能な状態に(涙)・・・というわけで、2014年に考案したもののデジタル一眼では(恐らく)画像処理エンジンが余計なことをしてるために『理論通り』には上手くいかなかった案件を忘れないうちに片付ける...
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フルアーマーBORG発進!?
★なんぞこれ?!なんというか、もはやBORGとしての原型をとどめていないという・・・・(笑)いやいや、いたって真面目に組んだつもりです。★今回の改良点①ASI1600MMによる「Hαナローバンド」と「SⅡナローバンド」をビームスプリッターで同時露光②上記に加えてASI1600MCによる「OⅢナローバンド」も同時露光③純正ヘリコイドのガタを解消するため接眼部をプレート2枚で強化④V-POWER...
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百均パワーで宇宙線を見る④
★前回のエントリーで終幕のハズが・・・自作霧箱による自然放射線の「検出実験ごっこ」にハマってしまった あぷらなーと ですが、本来、前回のエントリーでめでたく完結のハズでした。・・・で、気分を切り替えてオリオン群の準備とかしていたのですが残念ながら、超大型の台風21号の影響で、天候は大荒れ。とても観測どころではありません(涙)。★それなら流星群の代わりに・・・!今回実験ごっこしてみて再認識した...
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モノクロ冷却CMOSカメラは難敵?
★★★ご注意★★★今回は、自分への覚え書きの意味合いが強いエントリーなので、「ヘビのように長い」です。★今回のお休みも曇ったので・・・お恥ずかしながら、ウン十年も天文やっているくせに、一度も「フラット撮影」なるものに手を出していなかったという『汚点』を解消すべく、フラット撮影に初挑戦してみました。といっても「フラット初心者」ですから高尚なことには手を出さず、(これじゃダメ『らしい』ことは承知...
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ツインBORGでM31を撮る
★ビームスプリッタは大口径機用で・・・ASI1600MM-COOLとMC-COOLを同時露光する「ビームスプリット装置」は、あくまで大口径機種用の便法として『開発ごっこ』したものです。しかし、小口径の望遠鏡を使うのなら、なにもそんな『ややこしい装置』を持ち出さなくても、望遠鏡を2本用意してL画像とRGB画像を同時露光すれば良いわけです。光量も減りませんので露出時間も(ビームスプリッタの)半分...
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ビームスプリッタで『超マクロ』システムを組む
★完成したビームスプリットシステムを見ているうちに惑星・星雲・彗星のそれぞれのテスト撮影が成功し、一通りの成果を上げた「LRGB同時露光用ビームスプリットシステム」ですが、他に使い道はないかなぁなどと妄想していた折、マクロ撮影にも転用できるのでは無いかと思いついた(なんか強引だなぁ)。別に普通のマクロ撮影なら、デジタル一眼にマクロレンズを付ければ用は足りるのですが、「もっとスゴイ」やつが撮れ...